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オトトイからのお知らせと運営と管理演奏の繊細さとは裏腹の硬派な姿勢で楽曲制作と向き合うバンド。札幌を拠点とするsleepy.abへのそんな印象は、新作『neuron』でより確かなものになった。ドラマーの津波秀樹が脱退したこともあって、彼らからすればここはまさに転換期とも言えるタイミングだったはずだが、どうやらなにも案じることはなかったようだ。3人体制となったのを機に、バンドは前作『Mother Goose』の頃から徐々に始まったというSkype上での意見交換をさらに強化。結果的に本作は個々に強い作家性を備えている3人の創作アイデアをまた一歩押し進めることになった。もちろん、彼ら特有の幽玄なサウンドスケープも健在だ。形態は変われども揺るがないバンドの美学を堂々と示したsleepy.ab。フロントマンの成山剛に、バンドの状況と新作への手ごたえを語ってもらった。
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