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蜩音楽帖

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    2009年05月

    2009年 05月 29日

    AZUMAMAKIBAND 

    今日夕方Radio-iに、東真紀bandなる人たちがゲストとして生出演していました。

    流れた曲はどれも非常にキャッチーで、東真紀さんの歌声もとても心地良く、いいなぁ、と思いました。

    曲の良さもさることながら、私がなぜこの人たちに反応したかと言うと、バンド名です。

    私は10年近く前にちょこっとだけバンドに参加させていただいていたことがあるのですが、そのときのバンド名が、

    "BOO BOO MAKI BAND"

    だったのです。

    ドラムの人が飼っていたウサギの名前がブーブー、ベースの人が飼っていたネコの名前がマキだったので、ブーブーマキバンド。

    自分達ではマキバンド、と呼んだりしていたので、「今日のゲストは、アズママキバンドの皆さんです」と言うMCを聞いたときになんかちょっと懐かしいような気持ちになりました。

    ブーブーマキバンドは結局ライブを2回やったのみで空中分解しました。ドラムが心臓外科医で、リードギターが麻酔科医、ベースは会計事務所の御曹司でボーカルは中学校の英語教師の女の子で、もうひとりのギターの人は某外資系生保会社の営業マンで、キーボードの私はしがない派遣社員でした。

    私は暇人でしたが特に医師のふたりが多忙で、ドラムのヒデちゃんは2回目のライブ終了後に、急患が出て呼び出しを喰らい打ち上げもそこそこに帰ってしまったこともありました。

    私の短いバンド活動の思い出話はいくらでもあるのですがまぁさておいて、AZUMAMAKIBANDはなかなかヨイですよ。

    公式サイト⇒http://azumamakiband.syncl.jp/

    My Space⇒http://www.myspace.com/azumamaki

    | Posted By カナカナ 投稿日: 2009年5月29日 0時27分 更新日: 2009年5月29日 0時39分

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    2009年 05月 25日

    「buy a suit スーツを買う」、を、観た。 

    追悼の意とかそういうのを一切抜きにしても、本当に、いい映画だった。

    観てよかった、と思った。

    心地良くて、終わってほしくない、と思える映画が好きだ。

    いつまでもみていたい、と思える映画が好きだ。

    今までにも、そういう「いつまでもみていたい映画」はいくつもみてきた。

    そのひとつひとつはみんな作風とかジャンルとか国とかバラバラで統一性は一切無い。

    でもとにかく私にとっての「いつまでもみていたい映画」はすべて私の宝物になっている。

    そしてまたひとつ、『buy a suit スーツを買う』が宝物に加わった。

    市川準監督逝去のニュースを聞いたときは、決して熱心なファンではなかった私でも、かなりのショックを受けた。

    あと30年は撮りつづける人だと思ってた。

    熱心なファンでなかったと書いたけど、市川準さんと言う人は、「ふと思い出した時はいつでも遊びに来てね、歓迎するよ」的な人だと私は勝手に解釈していて、

    「それならお言葉に甘えて、他に遊びに行きたいところがたくさんあって今いっぱいいっぱいなので、少し落ち着いたらまた伺いますね」

    と言う感覚でつい、市川準作品を観るのを後回しにしてしまっていた。あまりに苦い言い訳だけど。

    そんな私が市川準について語るなど「どの口が言う」ではあるが、ふたつほど、思い出のある作品について書きたいと思う。

    ひとつは勿論、「4to3 pictures」。

    小川美潮の歴史的超名盤「4to3」の映像化を軽やかに、鮮やかに、してのけた市川準監督。

    「4to3 pictures」をビデオクリップ集なんて呼びたくないなぁ。

    小川美潮主演、市川準監督の「映画」、だと思う。それは紛れも無い真実。

    お下げ髪に浴衣の寝巻き姿の美潮ちゃん。

    都電に乗って通勤する美潮ちゃん。

    長い髪をたなびかせ自転車で東京の街を疾走する美潮ちゃん。

    仕事帰り、浅草花やしきのジェットコースターに神妙な顔つきで乗る美潮ちゃん。

    縁側での朝ごはん。おじいさんが七輪で炊いたおかゆと、それぞれ小鉢に入った梅干、塩昆布、お漬物ふたいろ。

    ひなびた映画館の、従業員の休憩室みたいなところで、美潮ちゃんが、ぱかっと開けたふたつのアルミのお弁当箱。

    小さいほうは、苺、輪切りにして刺身のように並べたバナナ、缶詰のみかんにパセリが彩りよく詰めてあったっけ。

    他にも、愛おしいシーンでいっぱい。

    1991年11月、於銀座ソニービル「4to3 pictures」試写&演奏会のことも書こうかと思ったのだけど、情けないことに市川準監督がその日いらしていたかどうかが思い出せないため、割愛。

    もうひとつは、「東京兄妹」。

    1996年5月4日、有楽町朝日ホールで催された「日映協フィルムフェスティバル」に「カナカナ」が観たくて行ったのだけど、その日のプログラムのラストが「東京兄妹」だった。

    13年も前に一度観たきりなので記憶は曖昧なのだが、それでも、私は特に栗田麗が演じた妹の序盤のシーンのいくつかが強く印象に残っている。

    妹は、金物のボウルを抱えて、スーパーではなくいわゆる"お豆腐屋さん"に豆腐を買いに行く。

    学校から帰るとまず緒方直人演じる兄に「帰りました」と挨拶し、「汗をかいたのでちょっと浴びてきます」だったかそんなようなことを言って、シャワーの無い昔ながらの浴室で、湯船の前で両膝を立て桶で水をすくって静かに水浴びする。

    妹がごく慣れた手つきでおさんどんした夕餉(晩ご飯でも夕食でもなく、夕餉、と言う言葉が一番しっくりくる)の食卓。

    お櫃に入った御飯に、おみおつけ(これまた味噌汁ではなく、おみおつけ、と言いたくなる)、冷奴に瓶ビール。

    兄は既に、晩酌を始めている。妹は手を膝に置いたまま、兄を見ている。「おあがんなさい」かなんか兄に言われてやっと、妹は手を合わせて「いただきます」。

    箸置きの上の箸をまず右手で上から掴むように取り、左手を添えてくるっと持ち替える。

    そんなひとつひとつの妹の所作が、ごく自然ながらもとても清楚で、優雅で、凛としていて、古きよき、なんてありふれた言い回ししかできないのがもどかしいのだけどとにかく、ああ、かつての日本女性はみんな、こんなに美しかったのだなぁ、とため息をついたことを思い出した。

    とは言ってもこの話は昭和初期の設定とかでは無くて、公開当時90年代半ばの、リアルタイムな時代設定であったはずだから、尚更のこと、あの優雅さが強く印象に残っているんだろうな。

    主演の緒方直人が舞台挨拶をしていたのはよく覚えているのだけど、同じ壇上に市川準監督が居たかどうかが、これまた情けないことに思い出せない。

    調べてみたけど日映協のHPはお粗末なもので、あんなに大きな映画祭だったのに当時の記録のようなものは一切無いし、13年前はブログなんてものも当然無いのであるから、その日のことをネット上で書いている人はどうやら居ないようで、さんざんググってみたけれどわからずじまい。

    手帳や日記帖に書いてある人はたくさん居るんだろうけれどなぁ。

    市川準さんは、紡ぐように撮る人だったんだなぁ、と思う。

    丁寧に、丹念に、やさしく、慈しむように、紡いで紡いで、生み出していたんだ。

    もう新しい糸(映画)が紡がれることが無いのだと思うと、途方もなく寂しい。

    | Posted By カナカナ 投稿日: 2009年5月25日 9時34分 更新日: 2009年5月25日 9時34分

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    2009年 05月 23日

    「いつも家族と一緒に」 

    ピアゴの店内では、

    ♪ピアピアピアピア ピアゴ〜♪

    アピタの店内では、

    ♪ピタピタピタピタ アピタ〜♪

    一度聴くとその後数時間は頭の中をループしてしまうあの曲、なんとダリエさんの曲でありました。

    私がレコミュニを知るきっかけになった、ダリエさんご本人のブログで知りました。

    http://www.uny.co.jp/shopping/special/aishouka/index.html

    そうだそうだ、そう思って聴けば、あのアレンジはまさしくダリエさんじゃないか!

    | Posted By カナカナ 投稿日: 2009年5月23日 1時10分 更新日: 2009年5月23日 1時10分

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    2009年 05月 15日

    望郷ヘクトパスカル 

    中村好伸さんからCDリリースのお知らせメールが来ました。

    5月20日全国一斉発売とのことです。

    個人的には「jawasong」がウレシイ。

    豊橋のライブのときうっとりしながら聴いた曲です。そのときご本人から直接頂いたCD-Rでは10分ちょっとのトラックですが、いつまでも聴いていたいような、本当に気持ちのいい曲です。

    http://www.myspace.com/nakamurayoshinobu

    | Posted By カナカナ 投稿日: 2009年5月15日 3時52分 更新日: 2009年5月15日 4時19分

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    2009年 05月 12日

    FLEET FOXES 

    今日夕方、マンキツでフィガロジャポンの新しいのを読んでいましたら、BECKと小山田くんの対談などが載っておりほお、と思いながら楽しく読んでおりました。

    そして読み進めていくと今度は音楽のピックアップコーナーになりまして、フィガロは毎号まるまる1頁割いてピックアップしたミュージシャンのインタビュー記事が載っているのですが、今月はフリートフォクシーズでした。

    私は初めて知ったので、興味を持って目の前のPCですぐ検索して試聴し、よし買おう!と思ってマンキツを出て某タワレコへ向かいました。

    そこのタワレコはあまり大きくなく、1枚しかありませんでしたのですぐ手に掴みました。

    すると先日ウズマキマズウでもご一緒させていただいたマイミクさんにバッタリお会いして驚いたのですが、さらには、ご挨拶するとその方は空になったフリートフォクシーズの棚を指差し、「無かった」とおっしゃったので私は思わずすみませんと手に取ったCDを見せたらその方は苦笑いしながら「欲しかったのは紙ジャケの初回プレス盤だから」と譲ってくださいました。

    フリートフォクシーズ、とても美しいです。

    「これはロックと呼ぶのだろうか、でもそんなことどうでもいっか」と思いました。

    同じようなことを以前も思った記憶があるなぁ、と思ってちょっと考えたら、シガーロスの、去年出たアルバムを聴いた時でした。タイトルは今パッと出てきませんが裸の写真のジャケットのやつです。確かあのCDもフィガロで記事を読んで買いに行ったような・・・あれ?Radio-iで聴いたんだったかな。忘れてしまいました。

    | Posted By カナカナ 投稿日: 2009年5月12日 0時56分 更新日: 2009年5月12日 0時56分

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    2009年 05月 09日

    私の歌姫 

    私にとっての歌姫は長いこと聖子ちゃんだったのですが、それが美潮ちゃんに取って代わられたのは、ハタチの頃、毎日夕方にやっていたCRJのFM番組で「天国と地獄」を聴いた瞬間でした。

    あれからもう二十年近く経ちますが、私の歌姫は、ずーっと美潮ちゃんが不動の座を占めていて微動だにしません。

    今日は丸一年ぶりのウズマキマズウでした。

    今回はウズマキマズウであるにもかかわらず、ウズマキマズウの曲は少なく、往年の名曲ばかり。

    今回はちょっとメモったので、セットリスト公開です。

    「4To3」「きもちのたまご」「PICNIC」

    「デンキ」やっぱりこの曲の時は野太い歓声があがる。

    「夜店の男」

    やっとウズマキマズウの新作から「12月21日」「7月」

    チャクラ「南洋でヨイショ」!

    「On the Road」「天国と地獄」

    「人と星の間」壮大で圧巻でクラクラ。

    そして、私がイチバン好きな「窓」ワタシハ泣ク、毎回必ず。

    ラストは「水」はにわオールスターズ!!

    ああなんという贅沢なセットリストなのでしょう!!

    ここに、「私は宝」があったらカンペキだったんだけど、今回は演りませんでした。

    Whachoサンが得三の前でホントにまだ生まれたばかりの子猫(黒)を保護したとのことで、「子猫要らない?」と何度もステージから問いかけていました。私はかなりココロが揺らぎましたが、堪えました。

    | Posted By カナカナ 投稿日: 2009年5月9日 3時33分 更新日: 2009年5月9日 21時50分

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    2009年 05月 07日

    雨の日に燃え尽きるの図 

    毎日毎日よく降ります。もう3日も降り続けてる。

    3日前の5月5日も雨でした。この日はつぶろっくで、鶴舞駅から鶴舞公園の奏楽堂に向かって歩いていると、だんだん音が近づいてきて、ああ、HADAくんだとすぐにわかりました。

    私は鶴ロックは最後の2回しか見たことがなくて、2回とも奏楽堂前の広場でしたので、本当に奏楽堂の中で観るのは初めてでした。

    HADAくんの時は、それまで私が観たHADAくんのライブとはまったく別物で、ギターの弾き語りのみ。雨音とHADAくんのギターと唄が交じり合って、奏楽堂に響いていました。いつもの出で立ちであるにもかかわらずまったく別人に見えました。脅威のアウトサイダーとか、名古屋の最終兵器と評された彼のコミカルでパンキッシュな演出は影を潜め、楽しみにしていた人も居たであろう(ってそれ私か)サービストークもありませんでした。でもそんなステージングによって、今まで彼のサービス精神によってぼやけていた彼の職人的センスあふれるコード進行とか、何気に上手いギタープレイがくっきりと浮き彫りになっていました。

    演奏が終わったHADAくんは燃え尽きて抜け殻のようになっていました。出し切って空っぽになったHADAくんの中には、また新しいインスピレーションが必ず入ってくると私は思います。

    以前も書きましたが、HADAくんはやると決めたらやり遂げる人です。去年の5月3日、彼は鶴舞公園で鶴ロック終了後にライブのビラを配っていました。私はすでに2度ほど彼のライブを観ていたので、ビラを受け取る時に観たことありますよ、と声を掛けました。次の日のハポンの時はビデオ撮影をしていて、「来年は必ず出てやる」と思っていたそうです。そしてちゃんと実現させる、やっぱり凄い人です。

    ・・・なんだか彼の担任教師がお祝いのスピーチでもしているような文面になってしまいました。ラブレターのつもりで書き始めたのですが・・・

    ちなみにつぶろっく終了後、友人が迎えに来てくれるのを駅構内のドトールでコーヒーを飲みながら待っていて、着いたと電話があったのでドトールを出たところで、キップを買おうとしてるHADAくんに会いました。ビールでもどうかと誘いましたがあっさり断られました。燃え尽きたHADAくんにはチャージが必要かなと思ったのですが、そのときの彼に必要なエネルギーは、ビールではなかったようです。

    | Posted By カナカナ 投稿日: 2009年5月7日 23時43分 更新日: 2009年5月7日 23時43分

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    2009年 05月 07日

    ここでふんばらねば 

    毎回、GWになると筆が止まってしまいます。

    連日ライブやイベントに出かけ、そのひとつひとつがかなり濃いものだったりするのでどうしても筆が重くなり、ずるっずると日にちが経ってしまいます。

    昨年はGWの1か月後に何とかGW前半分を書いたのですがそこで頓挫して後半を書き損ねました。

    今さらですが、昨年のGW後半は鶴ロック野外とハポン両方と、ウズマキマズウに行き、特にウズマキマズウの時は新作CDを購入し美潮さんにサインをして頂き少しお話もさせていただいたというのにそのことも書かずじまいでありました。そしてあっというまに一年が過ぎ去ってしまいました。

    早すぎる。

    話を今年のGWに戻しまして5月2日は得三にて厚海義朗氏主催のライブへ。ツクモク、カタリカタリ、そして厚海氏のバンドが出演しました。

    角田さんが戻ってからのツクモクは私は今回が初めてでしたが久しぶりに角田氏の趣のあるボーカルを聴いて、やっぱり彼あってのツクモクだなぁと思ったのでありました。

    ツクモクのノビちゃんと言うと昨年コンピレーションCD「AT HOME」のレコ発の時にトリだったのですが、あの時の彼女のソロは本当に沁みました。響きました。泣きました。ノビちゃんのソロももっとたくさん聴きたい。

    去年は鍵盤のりよこちゃんのソロも聴いたなぁ。お庭で生ったキウイをカゴに満タンに入れて演奏中に客席に回すと言う粋なことをしたり、まるちゃんと一緒にやったりしてあれもとても素敵だったです。そういえばあの日は母親を得三に連れて行って一緒に聴いたんだった。

    カタリカタリは今回も当然三人カタリだと思っていましたがふたりカタリでした。というのも、小倉氏がお父さんになられた日だったからです。カタリの出番の直前に誕生したそうです。なんかドラマチック。

    三人カタリと言えば、4月5日の青山陽一氏のハポンの時のオープニングアクトで、復活三人カタリの2回めだったのですが、青山氏にいたく気に入られて最後にはセッションして、なんだか感無量でありました。カタリがあの青山氏とセッションするなんて!

    出順は前後しましたが二番目に登場した厚海義朗unitはスリーピースで、かなりロックしていました。厚海氏には無限大の可能性を感じます。とても楽しみです。

    得三10周年として、鈴木慶一氏が7月にやってくるのです。

    限定150名ということで慌ててチケット買いました。7月9日、楽しみです。

    | Posted By カナカナ 投稿日: 2009年5月7日 20時45分 更新日: 2009年5月7日 20時46分

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    2009年 05月 06日

    見てはいけない、でも見たいのキモチ 

    今を遡ること約30年前。小学校3年生のとき、日テレ系で夜8時からやっていた「紅白歌のベストテン」、毎週欠かさず見ていたのですが、ある日RCサクセションが出たのです。曲は♪ステップ!でした。

    あの時のショックは、一生忘れないと思います。

    まだ9歳かそこらの私にはあまりに刺激が強すぎたのです。

    何だか、開けてはいけないドアを間違って開けてしまったような気持ちになったのです。はっきりと、鮮明に思い出せます。

    次の日学校で、授業中に隣の席の高橋君に耳打ちしました。

    「昨日、ベストテンになんか“まことちゃん”みたいなヘンなバンドが出てた。」

    「俺も見た。すげえヘンなバンドだった・・・うん、そうだそうだ、“まことちゃん”みたいだった」

    まことちゃんとは勿論楳図かずおの「まことちゃん」のことです。

    私が「まことちゃんみたい」と表現した意図を察するには、そのときの清志郎氏の出で立ちが、多分ですが真っ赤なスーツで、髪を逆立てて、青いアイシャドーと赤いチークを施しておられたと思うのです。違うかもしれませんがそんな印象です。そしてその恰好でピョンピョンと飛び跳ねながらへんちくりんな歌(当時の私にとって、ですよ当然)を歌う清志郎さんのイメージが、楳図かずおさんとダブった。

    私にとってはいまだに楳図かずお=まことちゃんで、清志郎さんひいてはRCサクセションのかもし出すアバンギャルドさが、まことちゃんのアブノーマルな世界観に通ずるものがあると感じた。

    多分そんなカンジなのではないでしょうか。

    高橋君にもちゃんと通じたわけだから、あながち間違ってはいないのでは、と思うのですが・・・

    小学校6年生の時、雑誌か何かで清志郎さんの誕生日を知った私は、清志郎さんの事務所(多分りぼん)宛にバースデーカードを送りました。お誕生日おめでとうございます、これからも頑張ってください、みたいなありふれたメッセージの後に、自分の名前、そしてカッコして(まだ12才でーす)などと書いた記憶があります。でーす、の後にハートマークをつけたかもしれない。恥ずかしい。だれか穴掘って。

    RCサクセションで印象に残ってる曲は「サマーツアー」です。中学生の時にラジオで聴いたんだと思います。色っぽい曲だなぁと思った記憶があります。

    15歳のときお年玉の残りでFEEL SO BAD(LPです)を買いました。多分今もあるはずです。探してみよう。

    キリが無いので清志郎さん話はこれでおしまいにします。

    でも清志郎さんは永遠です。

    | Posted By カナカナ 投稿日: 2009年5月6日 8時15分 更新日: 2009年5月6日 8時40分

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    2009年 05月 02日

    空洞です 

    愛のむきだし、名古屋では今やってるんです。

    名古屋は映画が遅いです。

    とはいえ今日で終わってしまったようですが。

    私は滑り込みで昨日観て参りました。

    とんでもない怪作だ、と思いながら4時間、飽きることなく楽しみ、感動もしたはずなのですが、一夜明けてみると、思ったほど余韻が無い・・・。

    どうしてだろう、、、と考えてみたのです。

    だってどう考えても、凄すぎる、後世に残るような凄い怪作であることは間違いないのです。

    思い出してみますと、私的にちょっと・・・だったのが、脇を固める重要なキャストである渡辺真起子女史と、奥田瑛二氏のご令嬢安藤サクラのお二人。

    渡辺真起子さんのことは、かなり昔から存じ上げているし、15年くらい前になりますが舞台でも拝見しています。いい女優さんだということは重々承知です。

    でもどうしても彼女のアップが、、、

    この映画の特徴のひとつに、キャストのどアップの多さがあります。とにかくアップが多かったです。

    で、渡辺さんのアップが、どうしても、個人的に、ダメでした。

    渡辺さんはとても素晴らしい演技をしておられたのです。知性の欠片もない、蓮っ葉でだらしなく淫乱なカオリになりきっていて、オスカー級の演技だったとは思うのです。

    昔ワイルドアットハートで、ローラ・ダーンを見たとき、「なんてヘンな顔」と思ったのに、見ていくうちにどんどん、どんどん可愛く見えてきて、ラストにはもう彼女が愛おしくてたまらなくなりました。

    でも渡辺さんのアップはとうとうラストシーンまで、受け付けることができませんでした。日本人離れした素晴らしいプロポーションではあるのですが、あまり妖艶だとも思えず、なんで渡部篤郎がこの女性に堕ちてしまうのか、理解に苦しんでしまいました。

    とどのつまりは嫉妬なんでしょうね。

    そして安藤サクラ嬢。安藤和津の生き写しのような彼女の演技もまた、賞賛に値するものだったことは私でも十分わかります。

    彼女が演じたコイケと言う役柄はかなりクレイジーで嫌な奴だったのですが、安藤サクラ嬢もまた、見事に演じ切っていたとは思うのです。

    だけどなんでだろう、やっぱり彼女のアップもまた、、、。

    妙に顔が大きくて、体型もなんだかもさっとしていて、垢抜けないカンジが気になって仕方ありませんでした。

    扇情的でキワどいあれやこれやの所作も、なんかイチイチ癇に障りました。上手すぎるからなんでしょうね。でもアンタがそれをやってもそそられん!とココロの中で何度もツッコんでしまいました。ああいう役はやっぱり、栗山千明とか香椎由宇あたりか、あるいは江口のりこさんあたりにやってもらいたかったです、個人的には。

    でも、やっぱりあの役は安藤サクラ嬢にしか演じられなかったのでしょう(とさりげなくフォローする小心者の私)。

    憎ったらしいコイケが何だかあっけなく自害してしまったのもちょっと拍子抜けでした。あんだけあれこれやらかしたんだから最後にもうひとあがきして欲しかった気がします。

    ストーリー的に引っ掛かったのはそこだけです。

    偉そうにいろいろ書き連ねておりますが、勿論自分のことは棚の最上段にあげていることは重々承知であることをここであらためて強調させていただきます。

    つまりはこのお二人が、あんまり私のタイプではなかったということなのでしょう。

    映画をこういう角度からしか見られないような私が書くことなどあまりお気になさらないでくださいね。

    ケチばかりつけずにちゃんと素晴らしかった点も書きたいと思います。

    主役のふたりの底知れぬ演技には驚愕しました。とくに満島ひかり嬢、魂を切り売りしてるかのようなあの演技。それはもう空恐ろしい、狂気じみている。度肝を抜かれるとはまさにこのことです。

    西川隆弘くんもこれが映画初出演とは驚きます。園子温監督の選定眼というのか、ずば抜けたセンスには脱帽です。

    で、このふたりは本当に美しかったのです。

    ついでにいうと、渡部篤郎も麗しすぎるのです。

    結局のところ、そういうことなんですね。

    何事も主観的にしか見られないままこんな歳になってしまった・・・

    この映画を先に観た方が「ゆらゆら帝国の曲が未だに頭の中を廻っている」と言っておられたのですが、本当、ゆらゆら帝国いいですね。ちゃんと聴く機会が今までなかったのですが、これからCD聴いてみようと思っています。

    ・・・と最後にrecommuniらしく音楽の話に強引に帰結させて、書き逃げしたいと思います。

    | Posted By カナカナ 投稿日: 2009年5月2日 1時15分 更新日: 2009年5月2日 1時24分

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