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      2005年04月

      2005年 04月 30日

      連休でワイン!! 

      木曜日に住民票を新住所に移動し,今年もゴールデンウィークが始まった.

      その初日を人通りがほとんどない虎ノ門のカーヴ・ド・リラックスに行きGWの安売りでこの連休を家で過ごすためのワインを26本買うことで始めた.この季節ということもありスパークリングワイン,白を多めにし,ついでにシャンパングラスも買って今日は朝から飲んでいる.

      昨日は帰宅途中奥沢駅前の「ル・ブイヨン」というフランス料理屋でお昼ご飯を食べる.焼き物がお上手なようで鱸の焼き物,合鴨のコンフィ等結構いい味を出している.温野菜も非常に丁寧な作りだ.何よりオーナーシェフの齋藤さんの顔がいい.

      こういう新しい店を見付けると引越もいいもんだと思う.

      あまり面白そうな映画もないので,今年のGWは家で酒の日々になりそう.

      | Posted By yooorky 投稿日: 2005年4月30日 9時8分 更新日: 2005年4月30日 9時10分

      コメント

      26本っていうことは1日あたり約3本ですか!!!
      そんなに飲んで大丈夫ですか?
      すごいなー。
      by nt - 2005年4月30日 9時20分
      家に南アフリカのKanuなどがあるので実際には28本.
      連休中に飲めますかね.多分無理です.
      by yooorky - 2005年4月30日 17時1分

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      2005年 04月 29日

      福知山線の事故に思うこと 

      今度の事故は何かしら今の日本の状況の裏返しのようにも見え,自戒の念を起こさせます.

      かくも簡単にすごい事故が最近は何故か頻々と起こってしまいます.

      同じように最近名古屋工場で大事故を起こした新日鉄の現状について旧日鉄(新日鉄退職者達)の旧IT部門出身者連中がこのあたりで大激論していました.その多くがコスト競争から熟練工が外されて技術伝承が弱くなっているという指摘をしてました.IT部門の連中も入った当初は八幡勤務だったりしたそうで,その分高炉に対する愛着は人一倍強いようです.

      鉄道事業についての民営化の議論として「線路の保有と鉄道輸送事業の運営は別会社でやるべきである」という議論は以前からあります.

      日本では地域会社に分割されましたが,イギリスではサッチャー政権以来試みられて実際に1994年頃から分割され1997・98年に完全に民間に売却され約100社の民間会社に分割民営化されました.内容はインフラ会社(レールトラック社),軌道の保守・更新請負会社,旅客輸送運営会社(25社)貨物輸送運営会社,車両リース会社等の計約100社です.このポイントは「上下分離」「オープンアクセス」の2点でした.

      しかし,その分割民営化は2001年に早くも破綻します.

      きっかけは2000年10月17日ハットフィールドのグレイト・ノース・レイルウェイの死者4名の事故ですが,その原因が線路のゲージ・コーナ・クラッキングという現象により線路が粉々に砕けてしまったことにありますが,鉄道事業の分割民営化で,どれくらいその線路基盤に同種のクラ

      ッキング状況が広がっているか原因究明ができる主体であった鉄道研究所が鉄道事業の民営化で消滅してしまい,原因究明が機能不全に陥ったため,一律の速度制限で急場をしのごうとして,鉄道輸送ネットワークが事実上麻痺してしまいました.結局政府は翌年に民間基盤整備会社レールトラック社を破産宣告させ,運輸大臣の管轄下に置くという決定がなされました.イギリス・スタイルの分割民営化はこれで終了し,今では再統合の兆しすらあります.

      イギリスは分割民営化にサッチャー政権以来非常に熱心に取り組んできた国で,水道事業ですら民営化しています.私のサラリーマン時代に民営化を研究していた際にこの水道事業の民営化会社の株式目論見書を結構読み解き日本の民営化会社の開示スタイルに役立てたことがあります.

      その他の国では多くの国家幹線鉄道は国の管理下にある場合が多く,アメリカでは逆に民間だった鉄道はモータリゼーションの発達でほぼ使命を終え,公社としてアムトラックなどの会社が部分的なオルターナティブな交通手段として機能を提供しています.

      近代経営を導入させるきっかけとなったものに「ビッグビジネス」の経営をいかに実践するかという課題がありました.「ビッグビジネス」はドイツとアメリカ主として発生しました.

      ドイツでは金融を中心に,アメリカでは鉄道を中心におこり,そのビッグビジネスをマネージする必要性の中で様々なマネジメント手法が開発され,「マネジメント」という概念を発生させています.

      一方で面白いのは経営学者のドラッカーがその著書で鉄道事業に部門別会計は存在し得ない事業,すなわち大きな「どんぶり」でしか管理し得ない事業であると喝破している点です.

      考えてみると駅があり,保線等の路線基盤保守があり,エネルギーの補給があり,車の製造があってはじめて鉄道輸送事業が存在する上,ネットワークとしての鉄道網が様々に繋がって初めて存在するという事業で,そのネットワーク網の大きさに事業規模が比例するという事業特性があり,個別部分的コスト計算をやると全体収益が悪化したり機能不全に陥るという点で非常にシステミック(システム全体を)に経営を考えない全体最適な解が得られず,それは上記のイギリスの例でも明らかにされました.アメリカのアムトラックについても創業以来一度も利益を計上したことのない事業でもあります.

      官僚制は経営学用語でいう「X非効率」を増長させ最終的にコスト競争力を喪失させるものの,鉄道事業のようにテクノロジー上で成熟し・限界的な事業では,イギリスの場合を上げるまでもなく民営化によって逆に社会的コストを上げるものもあります.「どんぶり」としてある一定の規模の収益単位が必要なのでしょう.

      日本では地域分割モデルとして生まれたJR各社はその要に鉄道研究所を共同保有しておりイギリスの例とは異なり,一定の成功を達成できたといわれてきましたが,JR九州・北海道・四国の三島会社は今でも鉄道基金(所謂持参金)から運用益で何とか存在する会社であり,27兆円といわれた巨額の国鉄の債務処理を実行する国鉄清算事業団も既に解散したもののその最終的な債務処理に関してほとんど何も報道されていません

      が税金による損失処理になったものと考えられます.そういう点,現在

      のJR各社は不良債権処理のための債務減免された後の会社,不良債権再生処理をされた会社でもあるわけです.

      過去のネットワーク網確立のためのコストを除去し,大きな収益単位としてのネットワーク網をもつアムトラックのような会社ともいえます.

      競争という点では関西圏はすこぶる構想条件の厳しい環境にあります.

      主たる地域では3路線が並行して走っており,それぞれ経営方針の違いで客を集めています.その中でのJRの役目・特色はネットワーク効果をフルに使ったところにあったのですが,今回の未曾有の大事故でそのネットワーク効果を活用する基盤である人的資産の劣化が問題になり,高効率のネットワーク運営を運営する人そのものの使命を維持し得ない会社の運営そのものに問題があるとすれば,経営者のクビのすげ替えだけではなく今の運営母体であるJR西日本そのものを代えるしかないでしょ.それほどこの大事故は政治的にもインパクトをもっていることはイギリスの民営化破綻の例を持ち出すまでもなくありません.

      私自身がこの会社と付き合ったことの印象からいえば,非常に特殊な印象を持っています.

      人間関係から非常にぎすぎすした感じを持っています.旧国鉄時代に入社した人たちはキャリア組は入社以来,「組合対策」と「国会対策」のみを仕事としてきたような方ばかりです.「組合対策」でいえば入社直後に駅などで組合との大衆団交に一人で出され徹底的にたたきのめされる体験をさせられることから自然に組合に対する感情的な対応,憎しみが組合という言葉を聞いただけで出るようになります.

      アメリカの海兵隊教育で同じように仮想敵に捕虜になった場合を想定し責め続けられる中で自然と憎しみを醸成させるということを聞いたことがありますが,それに近い感じがします.

      先日の報道で運転手がミスをした場合の「日勤教育」というのを話題にしていましたが,何となく分かる気がします.

      みんなでよってたかって追い込むという風土で,大衆団交が地に着いた会社が旧国鉄会社群なのだなと感じたりします.

      以前の仕事でJRとやりとりをしたとき,取引所などとの交渉について会社に不利な報告をせざる得ないことがあった際,今まで愛想よくへつらっていた連中が,人が変わったようにみんなでよってたかって突き上げてきた経験があります.

      こちらも怒鳴りまくりながら強烈に対応して初めてシーンとするという状況で,この体験が私のあの会社群との付き合い方のイニシエーションとなりました.

      あの会社群とやっていくには,相当に激しくやりあう覚悟がなければ何ごとも前進させるのは難しという気がしますし,あまり付き合いたくない人たちだなとも感じます.政治家的なやりとりが骨肉化・日常化しているのかもしれません.

      強烈にやりあうか,あるいは状況に曖昧に対応し自己主義的に利用していくか,というのがあの会社群では生きていくすべのような気がします.

      ちょっとごまかすという事件は旧国鉄会社群には結構多いような気がします.今回の運転士の不正報告もその一つかもしれません.

      なめられないようになって初めて居場所が見つかるような職場って,少なくともそこにいる人たちが幸せとあまり感じられません.

      他社に対するこだわりは強く,東京出張の際チケット屋で新幹線格安チケットを購入したり,飛行機で出張することも積極的に許されています.他社をもうけさせてもしょうがないという発想から来るようです.

      ちなみにJR西日本ではあの線のことを「福知山線」とはいわず「宝塚線」と読んでいます.宝塚線は尼崎を過ぎた後地下鉄東西線(私の仕事をしていた頃は仮称「片福連絡線」)となり京橋を過ぎて旧学研都市線として京都方面を目指します.同志社新入生等の学生が死傷者に多かったのはこの線の特徴でしょう.

      東海道本線・山陽本線も京都線・神戸線とJR西日本としては読んでいます.これもお客に内容喚起力のある呼称で利便性を追求しようという発想からなのでしょうが何となく国交省に対して独自性を主張したいところにその根拠があるように思うのは彼らを見過ぎたからなのでしょうか.

      ほとんどの仕事相手とは退職後も交流がありますが,物理的距離もありますが,誰とも付き合いはありません.

      | Posted By yooorky 投稿日: 2005年4月29日 9時28分 更新日: 2005年4月30日 8時43分

      コメント

      yooorkyさん、こんにちは。
      イギリスの鉄道事故についてですが、1999年からの5年間に5回も大型鉄道事故があり、死者数は計72名にのぼっており、ネットワークレイル社の責任問題が取りざたされています。
      しかしレールの維持管理に関しては、2003年10月よりインハウス化することで業績改善がみられたため、ダーリング運輸相が更なるインハウス化を求めるという観測もでています。この裏側には現在レール取替え事業を請け負っているジャービス社の元保守作業員3500人をネットワークレール社が雇用した事や、ジャービス社が資金繰りに苦労しており、同社の事業引継ぎをネットワークレール社が考えいるらしい、といううわさが流れてもいます。これが本当となると鉄道産業の再国有化にも等しいことになります。
      by ふき - 2005年5月13日 16時12分

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      2005年 04月 23日

      メールサーバーのディスクがとんだ 

      4月に入って全く元気が出ない.元気がなくなるとともに,友人達と使用しているメールサーバーのディスクが飛んでしまい,重要な情報が全く入ってこなくなってしまった.停止して2週間.個別の人のものからgmailに飛ばすことになっているものの,まだ実行される状態ではないようだ.古いSUNのマシンはよたよたしながら持ちこたえていたものの、やはり仕事上のメールアカウントは別にこしらえるしかないのかもしれないけれど愛着のあるメールアドレスなのでつい使ってしまいます.

      引っ越して3ヶ月.漸く精神的に余裕が出来たのか,itscomをいれることにした.今までダイニングルームのカウチ傍にテレビを置いておいたのを,ベッドルームとの境におくことにし,寝ながらテレビでも観ようかと思っていたのに,カウチと異なりベッドはあまりにも寝心地がよくぐっすり眠るようになってしまった.

      精神的な重圧から解放されたからなのか,それともベッドはやはりよく眠れれるようになっているからなのか,無茶苦茶よく眠るようになってしまった.なかなか眠れなかったはずなのに...

      先程起きたら既に12:00近く.本日は今年度初めての大学院の授業の日だったはずで,HPで時間割を観てみたら既に終わっていた.社会学方法論講義というのとはやはり縁が薄いのか.夕方修論指導で主任指導の先生に会うことになっているものの,研究計画提案書は提出しているものの,さて何を書くのかね.

      福岡さんの日記を見ると昨晩はkilling_timeのLiveがあったんですね.

      事前に知っていれば聴きに行きたかったですね.ここのところそれだけ精神的な余裕がなかったということなのでしょう.recommuni.jpのHPを開けるのも久しぶりのお話しですからね.

      もっともその時間は若い社長の教育係として仕掛けている小さな提携の仕事の打合せをやっていたので知っていてもいけなかったでしょうけどね.

      6月7日に毬谷友子さんのLiveが青山のマンダラであるそうなのだけれど,その日何故かコクーン歌舞伎の先行予約でチケットが取れたとの報告が深夜知りあいからありました.うまくはいかないものですね.

      でもとにかく眠い.

      | Posted By yooorky 投稿日: 2005年4月23日 12時21分 更新日: 2005年4月23日 12時23分

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      2005年 04月 08日

      春眠,暁を... 

      この数日いいお天気で,桜の花が満開である.

      ちょっと大きな仕事も終ったのを体が察しているのか,ひたすら眠い.花粉症の薬の影響もあるものの,春眠というヤツだろうか.最低限の仕事をこなしながら,眠りをまさにむさぼっている.

      この家に引っ越してきてはや2ヶ月.眠りと眠りの間で,引越以来ずっとペンディングになっていたお掃除を漸く開始.すると見違えるほど部屋がきれいになった.引越の際に無くなったと思っていたザル類も出てきて,整理整頓の重要性を再確認.早速パスタをゆがいて食べる.掃除が済んだベッドルームで眠るとアッと思うほど時を忘れてよく眠れる.さて,この部屋に合うランプを探しに行くとしよう.そういえば今日はカーヴドリラックスから毎日飲むためのワインが届く日.友人宅にも庄内の山菜屋.com(http://www.sansaiya.com/)からフキノトウが届くとか.週末はふきみそとワインで一休みするとしよう.

      | Posted By yooorky 投稿日: 2005年4月8日 8時50分 更新日: 2005年4月8日 8時50分

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