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音の記憶帖空の広がりから始まるストーリー。
エモーショナルかつアトモスフィックなヴォーカルとギターに
そのまま空に浮かべてもらいたい気持ちがもしあるのなら、そんな人の為に。
ある日突然開けた天地がそこにあります。
何だかいい気分な風が吹いてくる。
瑞々しい輝きと、柔らかなのに空気に満ちた世界が耳から入ってくる。
透明とはこんなんかなー。
友人のいけさんからrecommuniに参加した記念にプレゼントされた曲。
スウィングするピアノにドライでありながら、
不思議に暖かな女性ヴォーカルをのせてひと時が過ぎて行く。
美味しい珈琲とチョコレートが欲しくなる音楽。
二度目に聴いたBAD NEWSの「リトルスワロウ」のやはり二曲目に入ってて、これが現実の世界に在る事象ばかりを唄っているはずなのに、瑞々しくて、そしてドリーミング。
ドリーミィなのは西脇さんとpocopenさんと、その廻りに集う皆さん方のいつもの仕業よねえ。
私の中で、「リトルスワロウ」と「Rocking Chair II 」とこの二曲はいつも一緒に寄り添っている。
それはいつも一日の終わりを告げる夕暮れの色に広がる音楽。
電車の車窓に映し出され、流れ、広がって行く光と一緒にこの二つの曲が共にあるのです。
目を覆いたくなるような事がどんなにかあるだろうに、この世。
それでも、世界はなんて美しいんだろう。
この曲を最初に聴いたのは徳間ジャパンから出されたアルバムだった。
それから暫くして、BAD NEWSからREMIXまで入ったこのアルバムが出て。
結局私の手の中には二羽のLittle Swallowがいます。
さかなの唄は聴くと頭の中に映像が流れてくる。
誰も創っていない筈の、自分だけの映像が唄と一緒に。
オスカー・ワイルドの「幸福な王子」を何度も何度も聴いているうちに連想してしまうように。
だけど本当はこのお伽話とは関係ないのかもしれない。
それでも、さかなの唄は聴覚から入ってくるお伽話だったりします。
先行シングル盤でもアルバムでもタイトルな曲だけのことはあって、
この刹那さはなんなの...。
ずっとずっとしまってきた記憶がふわっと解かれて見えてしまうような。
ただただ、ごく自然にそうある人が友達だったら隠しちゃいけない。
人を隠すのも、人から隠れるのも、隠されるのも堪らない寂しさがあって、
甘くも苦きものが愛着って奴なんかな。 放っておけないのがくせ者よ。
それをごく当たり前に声とギターにのせて唄い、呟き続ける唄。
もしかして、この曲聴いちゃってダウナーになったとしたら、
その次に流れる「知恵の樹」で青空にふわっと浮かばせて貰おう。
なんて人の生活って何気なく絶え間なく変化し続けてしまうんだ。
初めてレコメンドするね。
電車が大好きだ。
駅員さんや乗務員さんの仕草の一つ一つに人の命と身体、
人生のひと時を運ぶ人の誇りと優しさを毎朝毎晩感じている。
pocopenさんのエモーショナルに流れて行く唄声と
西脇さんと二人呟くように奏でられるギター。
なんと電車の車窓からの風景に似合うんだろう。
電車が好きな人の住む町の駅へも連れて行ってくれる。
自分が住む町の駅へ好きな誰かを連れてきたり。
去年のクリスマスイヴに音楽好きな東京の友達とライヴに行った。
同じ音楽好きな、でも遠い北国の友達に今この素敵なライヴ聴かせたいと、そう思ったとき、
この「君」という唄を思い出しました。
さかなの音楽は誰かに何か力になりたい気持ちになる音楽。