a group powered by ototoy blog
オトトイからのお知らせと運営と管理羅針盤、渚にてと並び関西三大うたものバンドと称されたラブクライの中心人物であり、ラブクライの活動休止後は様々なバンド活動に加え、プロデューサー活動でも遺憾ない才能を発揮している三沢洋紀。そんな彼が岡林コゾウ大輔(元THE BITE / U.G MAN)、中川克志(OKミュージックボール)、宮地健作(元ラブクライ)と結成したバンド、三沢洋紀と岡林ロックンロールセンターのファースト・アルバム『サイレントのとんがり』がリリースされた。まさに“いぶし銀”という言葉がぴったり、大人の色気たっぷりのロックンロール・アルバムをご堪能ください。
ギター一本で、あらゆるライヴハウスに行き、時にはアイドル・シーンにも切り込んで、やわらかな歌声で歌ったかと思えば、突き飛ばすようにギターをかきむしる。激情的なようで非常に冷静にも見える。簡単に理解できないからこそ心奪われるシンガー・ソング・ライター、大森靖子。OTOTOYではDISK UNIONとの共同企画「NEW SENSATION」からはじまり、度重なるライヴ・レポート、そして『黒歴史音源』のリリースと、彼女に注目し続けてきた。
そんな彼女と、楽器/音響機器メーカーKORG社の協力によって、今回、世武裕子のピアノ聴き比べ、キセルの「お風呂でキセル」と続く、DSD5.6MHzネイティヴ録音&ネイティヴ・ミックスによる音源制作を行った。
場所は下北沢、富士見丘教会。蝉の声が鳴り止まない夏の日、教会のやわらかな反響。詳しくは下記レコーディング・レポートと、レコーディング後の大森のインタヴューにておたのしみいただきたいが、一言で最高の音源ができた。キセルが上半期1位の音源だったなら、大森のこの音源は下半期1位の作品だ。収録されたのは、まだ音源化されていない曲を含めた全8曲。そのなかには、この日、この場所にて即興でつくられた曲も入っている。加えて、教会での録音風景を収めた歌詞入りブックレットが特典としてついてくる。
DSD、それはやはりまだ手を出しづらいかもしれない。だが、DSDだからこそ録れた、ライヴとはまたちがう彼女の生々しさと溢れ出る才能。あなたの耳でたったひとり、じっくりと彼女と直面してほしい。
コメント