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霧の万年床〜楠 均のBGM日記2005/6 | ||||||
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先日は、久々の原さんの(バンド編成による)ライブで
久々にドラムを叩きました。
スティックで、普通の大きさの普通の形のドラムを、
普通より少し力を入れて叩くというのが
こんなに大変な労働だったとは・・・。
曲の勘所とかキメをさっぱり把握していないことにより
この20年間いったいどれほどのミュージシャンに
迷惑をかけてきたかしれませんが、そのことにより流した
僕の涙(ウソ)と冷や汗(ホント)の量もたいしたものでした。
しかしその冷や汗の量を上回る量の労働汗によって
僕の巨大な不安と罪悪感はきれいさっぱり洗い流されてきた
のかもしれないと考えさせられた一夜でした。
(この夜もいっぱい迷惑をかけていながら、脱水症状のために
ぼんやりして翌日まで正気を取り戻せませんでした。
でも、久々に大きな音でドラムを叩くというのは
バイクのレースに出るようなもので、へたをすると
ケガをするというくらい危険なもので、
50ccにすら乗れないので大変いい加減なたとえですが、
いやはや、ケガをしなくてよかったと本当に思いました。)
原さんはいつも万全なコンディションでステージに臨まれ、
最高の集中力を発揮するマドンナのようなアーティストであり
パフォーマーです。
年の割に少し○○に見えるので、
何も努力しなくても天然でそうなっているように見えるけれど
(確かに音楽的というか技術的な努力はここ30年
していないようにお見受けしますが)、日々の生活には
一本も二本も筋を通していると僕はにらんでいます。
とにかくここ25年、唖然とするような圧倒的な存在で
あリ続けていることに変わりがなく、そのことにまた
唖然とさせられます。
(大きな声ではいえませんが、
やっぱり少し○○なのでしょうか。)
バンドメンバーは自分たちが休めるからだけではなく、
原さんの超絶なソロパフォーマンスをいつも楽しみに
しているのですが、今回は原さんがジョニー・ロットンのため
それはナシでした。残念。
でも、年をとってきて力を出そうにも力がなくなっている状態で
出番前に原さんに「今日はパンクだから」と言われて
「え、そうなの」と戸惑いながらシンプルなロックンロールを
演奏するのは、ナンテイウカ、味わい深い楽しさがありました。
原バンドももう長いですが、実はこれからが旬かもしれません。
コメント
毎回ちゃんと〆の言葉が決まっててお見事。
ボクは一週間にひとつ長めのを書くだけでせいいっぱいなのに。しかも〆の言葉に何時間も悩むのです…
楠ちゃん、やっぱ才能あるわっ!
原さんはくじらの対バン(2003/07のFAB.)で遅い初体験をしました。
友人に薦められていたのですがCDを聴いてもなんだかピンとこなかったのです。
原さんに全神経が集中してしまって見終わった後、体がガクガクしていました。しばらく放心状態で歩くのもままならないぐらい(冗談ではなくホントに)
今でもどこかにもっていかれちゃいますね。
「耳の夢」がすごく心に残りました。
「哀しみのソレアード」はベタなんですがいつも「あと何回こんなに楽しくなれるんだろう」と考えてしまいます。
おとこっぽい素敵な演奏ありがとうございました。
いつもと違ってロッケンロールなアレンジに
胸だけ躍らせて、じっと座ってワクワクしてました。
「僕の錬金時間」のスゥインギングなアレンジにもドキドキ。
男前なドラムプレイに、いけさん、やっきさんと3人で
おおっ!と盛り上がりました!