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onochin彼らが聴いてきたであろう音楽の影響を自己の中で見事に昇華さ
せ、独自の音楽的世界を築き上げた、今年の名盤と呼べるアルバ
ムの1枚。その中でも、この曲は切ない気持ちを音楽として心地
よく聴かせてくれます。特典のブックレットで紹介されている
染谷太陽の音楽的趣向を見ているだけでも、共有できる何かを
確実に感じ取ることができました。
曲の展開の心地よい裏切り方が、Moonridersの音楽に対する姿勢
をそのまま表わしている。歌詞の中に出てくる「隅田川」「夢
Guidora」をいった言葉は、摩訶不思議な楽曲の中で、更に縦横無
尽に聴く者の想像力を遠いところへ連れて行ってくれる。良明さ
んのEGが炸裂。
聴く回数を重ねるごとに、パズルが徐々に埋まっていくように、
この曲が自分の中に染み込んでいきました。ピアノとヴォーカル
とギターソロという音数の少ない構成で、人が持っている隠され
た感情を思い起こさせてくれます。ビデオの映像もとても好きで
した。
1988年ストックホルムで行われたライブの中の1曲。
昔、ピーター・バラカンさんのラジオで流れてきたこの曲は、
それ以降僕の中でずっと鳴り続けている、正に自由の鐘です。
イントロのギターが始まったとたんに、頭の中がぶちぎれて
くるりの世界の中に潜り込んでしまう。曲調が途中でがらっと
変わるところが快感。PV最高。
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2005.12.28追記
先日の矢野顕子さんのライブでこの曲のカバーをされていましたが、オリジナルの曲が持っている、ハードロックの感じではなくて、もっと泣きが入るような切ない曲調になっていました。同じ歌詞でもアレンジ(矢野さんの場合は原曲の原型をとどめていないことが多いですが)が異なるとこんなにも違って聴こえるんだと驚きました。
曲の全体を印象づけているシンセ・ブラスの音色がとても心地よ
いです。そして、色づけのされていないヴォーカルの透明感が
情感を揺さぶります。ハーモニーはまるで一日の終わりを告げる
かのような安堵感をもたらします。21世紀の音楽。