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オトトイからのお知らせと運営と管理昨年はWyolicaの7年ぶりとなるフル・アルバム『Castle of wind』をリリースしたAzumiが、今度は意外にも初となるソロ・アルバムを完成させた。しかもその内容はピアノによるジャズ・アレンジを施したカバー曲が中心。主に19世紀後半から20世紀初頭のスタンダード・ナンバーに彼女が詞を乗せて歌ったこのアルバムをいささか唐突に感じた人もいるかもしれないが、実際のところは彼女のルーツにある音楽的趣向性が本作にはこれまでにないほど強く反映されているようだ。同時に彼女自身のパーソナリティがWyolicaの諸作以上にはっきりと表れた作品でもある。ともあれここは構えず、彼女の歌声が小粋なピアノと合わせて楽しめるアルバムとしてじっくりと堪能したい。
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