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霧の万年床〜楠 均のBGM日記2008/6 | ||||||
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2008/7 | ||||||
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「耳栓とアイマスク」というタイトルの曲を作った頃は、耳栓とアイマスクを肌身放さず持ち歩いていつでも寝れるようにしていた。今はほとんど使うことがないのは、寝なくなったからではなく寝るのがうんと上手になって小道具に頼らなくてもよくなったからだ。一方、「空き缶と段ボール」はもういいやと思い始めたのは、「空き缶と段ボール」に頼らなくても良い音が出せるようになったからではなく、それらがある限り部屋がゴミ箱にしか見えず、精神衛生によくないと分かったからだ。(あるいはセッティングがとても面倒なためだ。あるいは2m以上離れたところにいる人に良い音と認識してもらうためには音響設備に頼らなくてはならないからだ。一般に打楽器として世の中に定着するには、セッティングが相応に簡単であることと、そのまま叩けば嫌でも人の耳に届く音量に恵まれていることが肝心なのだと分かった。)なわけで、よーし捨てるぞと叫びかけたが8日のギャビー&ロペスのライブではやはりはずせないということで叫びを飲み込んで気持ちを新たに部屋でセッティングして叩いてみるとやっぱりいい音がする。音だけ残してモノは捨てるわけにはいかぬかとサンプリングしてみたが、偶然発生する様々なノイズやニュアンスや響きが再現できない。というわけで、もう暫く一緒に暮らしすことになった。因果だなぁ、と思いながら眺めやる処分するつもりでいた大量のゴミたち。
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