a person powered by ototoy blog

recommuni四方山話

2004年12月19日

川下り/河井英里 

河井英里さんもその実力のわりにあまり知られていないシンガー。「ワーズワースの冒険」というテレビ番組の主題歌「シャリオン」を歌っていた人、と言うと判る人もいるかな。ともかくこの圧倒的に力強くて、でも透明な、声のシャワーを浴びたら病みつきになるよ。

当初1997年に発売されたミニアルバム『青に捧げる』の4曲目。タイトル通り、悠久の水の流れのようにゆったりとした時の流れと空間の広がりを持った曲です。

川下り/河井英里 towerrecordsで購入 amazonで購入
Posted By 福 投稿日: 2004年12月19日 0時55分 更新日: 2005年3月5日 16時31分

青に捧げる/河井英里 

「天使の歌声」なんていう表現がありますが、この人の声をボクは「天上声」と呼んでいます。「天使の歌声」だと透明感のあるかわいい声なのでしょうが、この人のは透明感はありつつかわいいというのではなく、天上から降り注ぐような壮大なスケールを感じさせてくれます。

オリジナル制作は7年前の1997年。私が制作ディレクターをしました。当時AEL(アエル)というインディーズを作って、そこでリリースしたんだけど、何の力もないレーベルなのになぜかジワジワ売れていました。渋谷のHMVで平積みにしてもらったことも。

そのレーベルがあえなく解散して数年後、今度はSo-netの「廃盤復刻化計画」という企画にピックアップされて、EARTHRISE RECORDSから復活。今も根強く支持されているという作品です。

アレンジの大島ミチルさんはサントラやゲームで膨大な量の仕事をされている人ですが、ストリングスの使い方がとてもポップで粋だと思います。

この曲はアルバム中もっともアップテンポな曲。最初から最後まで猛烈なテンションで風が吹き抜けるようです。

青に捧げる/河井英里 towerrecordsで購入 amazonで購入
Posted By 福 投稿日: 2004年12月19日 0時40分 更新日: 2005年1月16日 17時50分