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蜩音楽帖2011/1 | ||||||
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雰囲気さんは2回みたことがあって、あいろみを入れたら3回みていたのだ。でもどの時も、雰囲気さんを見るためでなくて、HADAくん、いなかやろう、DinnerSetを見るためにそれぞれハポンや得三へ行ったらその時すべて雰囲気さんが対バンだったのだ。
最初はおととしの4月、得三で、雰囲気さんは1番手だった。上手いなぁ、と思った。思ったのだけど、その2、3日前に、ハポンで青山陽一氏を聴いたばかりだったので、ループを巧みに使いこなして玄人っぽいメロディやコードを展開していく雰囲気さんの演奏も、その時は残念ながらさほど驚かなかったのだった。そしてその後初得三のHADAくんをハラハラしながら見守り、無事終わってホッとしたのも束の間、ペペ&プリマでゴンゾさんが大立ち回りをやらかして、すっかり雰囲気さんの印象は飛んでいってしまったのだった。
その3ヵ月後くらいにいなかやろうくんたちが2年ぶりにハポンに来るというのでウキウキしながら行ったら、あまりに良すぎて胸がいっぱいになってしまい、その前に出た雰囲気さんはきっといい演奏をしたはずなのだけど、やっぱりあんまり印象に残っていなかったのだった。
そんなこんなで2月11日の得三は、半年ぶりのDinnerSetと、お金を払ってみるのは初めての紙コップスが目当てで行ったと言うのが正直なところだった。だいたいライブを見に行くと少なくとも1組は知らない人だったりすることが多いので、去年DinnerSetとjaajaを見にハポンへ行ったときに初めて見た原田茶飯事さんと、雰囲気さん、4組全部知っている人が出るライブは意外と私には珍しいことだった。
「こんな感じの雰囲気」と銘打ってあるとおり、雰囲気さんの企画であるから、当然雰囲気さんはトリだったのだが、今回は今までとまったく逆のことが起こってしまった。DinnerSetや紙コップスを楽しみに行った筈だったのに、そして原田さんも含めてみんな本当に良いライブだったのに、雰囲気さんのライブが終わった途端、前3組の印象が飛んでいってしまったのだ。そのくらい雰囲気さんの演奏はすごく良かった。渾身、とはこのことを言うのだと思った。ちょっと震えた。気がつくと前のめりになって聴いている自分が居た。引き込まれる、と言うか、連れて行かれそうな気さえしたのだ。今思い出しても唸りたくなるような、すごい演奏だったのですよ。
もうこれで、雰囲気さんは私の中にしっかりインストールされた。今度はワンマンでやってほしいなぁ。もっといっぱい聴きたいと思う。
この日はショップも出ていて、私はあいろみのりかちゃんが作ったものすごく可愛いパーカーを買った。その時に彼女がくれたCDは、あいろみの「雨」という曲が入っていたのだけど、この曲がまたなんとも切なくてドラマチックでいい曲だった。
2月6日のタイニーバンパクは、シラオカとスティーブジャクソンと言うナイスな取り合わせだったから、3月33日というバンドは聞いたことも無いバンドだったけれど、今回はあえて事前にマイスペなどでヘタに予備知識を入れずに行ってみた。でも、3月33日なんてヘンな名前だし、いくら予備知識を入れなかったと言っても、なんかひねくれててとんがった音楽を演る人たちなのかなぁ、とか勝手な思い込みはちょっとあったりしたわけです。
シラオカ、スティーブジャクソンとゆらめきの時間は過ぎ、飲んでないけどほわーんとほろ酔いみたいになってぼーっとしていると、おとなしそーな3人の男の子たちが、いそいそとスタンバイを始めて、そういえばクラスにこんなカンジでいつも教室の隅でつるんでる男の子たちって居たなぁ、だいたい3人組で、ひとりはちょっとカラダが大きくて、ひとりはちょっと小柄で、ひとりは中肉中背で、とかちらっと思い出したりして、ああ、私が勝手に思い込んでいたのとはちょっと違ったなー、とか考えているうちにライブは始まりました。
窓をあけたらさーっと気持ちいい風が入ってきた、そんな感覚になりました。でも、ただ優しいとか爽やかなだけっていうのとも違うのです。
とくに目新しいこともなく、かといって懐かしいとかそういうのでもないのだけど、聴いているとすーっと自然に耳を通ってからだの中に入ってくる。
負けるもんか、いつかは俺たちだって!とかじゃなく、かといって、無気力とかあきらめてるとかでもなくて、今を生きているそのままの自分たちの、そのまま自然に出てくる音楽を、そのまま奏でているような。
だからといって「自然体」とか言ってしまうのもなんだかなぁ、ではあるのですが、他に言葉が見つかりません。
3人がそれぞれにボーカルを取りますが、総じてみんなハイトーンでファルセットがかった歌声がまたなんとも癒されました。特にドラムの子の歌声は見た目とのギャップにも驚きましたが個人的にはかなりツボに入りました。
CDを買うと、「ホント、ありがとうございます、次のCD作ったりライブで遠征したりする時の資金にします」とかって、このスレてないカンジがなんか、ジーンとなりますねぇ、オバちゃんおにぎり作って持たせてやりたいような気持ちになりましたよ。
♪デューカ、デューカ、ラーララー
いいじゃないか3月33日!!
2月6日は今年初のハポンへ行きました。
2月5日じゃないです。6日です。
私は20年以上前、パール兄弟ファンクラブの「あこや会」に入っていたほどの、筋金入りのパール兄弟ファンでした。本当に、ハンパないほど入れ込んでいました。
自慢まじりの思い出話はいくらでも書けるのですが、先日のメトロファルス自慢を書いた日記を読んでくれた知人が「あれを読んでも多分誰も自慢だとは気づかないよ」と忠告してくれたので、なんか萎えてしまったので書きませんが、そもそも私がメトロファルスを知ったきっかけも、結局のところは元々パール兄弟のベーシストだったバカボン鈴木さんがもうひとつやっているバンド、ということだったのです。
20年以上前ですがNHK-FMの「ジョイフルポップ」と言う音楽番組で月曜日がサエキさんだったのですが、それを毎週欠かさず聴いていました。それで初めてメトロファルスを聴きました。
話がウロウロして申し訳ないのですが、ええと、まとまらないのですが、とにかく私はサエキさん(そして野宮真貴ちゃん!)がハポンにやってくると言う5日ではなく、6日にハポンへ行ったのです。
一応注釈しておくと、間違えたわけでは当然ありませんよ!
2006年、私が初めてハポンのドアを開けた時に目の前に立っていたモモジさんを見たとき、「サエキさんに似てる・・・」と思いました。
モモジさんとサエキさんがおんなじ空間に居るところを見たい気がなかったわけではないですし、ナマのサエキさんにも万博以来5年ぶりにお会いしたい気持ちもあったのですが、パール兄弟命の元女子高生の私の20ウン年後は、サエキさんよりモモジさん、パール兄弟よりスティーブジャクソン、でありました。
今まで年に2、3回くらいしか実はSJのライブを見ていなかった、と昨年末くらいに気づいて愕然とし、よし、今年はもっとスティーブジャクソンを聴くぞ!と思った次第です。
そして今私の中で赤丸急上昇中のシラオカさんも出るという2月6日は、現在の私にとって2月5日よりもずっと価値のある日であったということです。
そして2月6日は私にとって本当に素晴らしい日となりました。
また後ほど書きます。
1月にもう一本映画を観ていたのを思い出したので書いておきます。
韓国映画の「ハーモニー〜心をつなぐ歌」です。
小中高と合唱少女だった私は合唱ネタと言うと無条件に観に行きたくなってしまうのです。
この映画は韓国に実在する女子刑務所合唱団の話で、合唱がメインというわけではなかったです。
まるで人情舞台のように、笑わせて泣かせてしんみりさせて、クライマックスからラストにかけてはもう、泣け泣け、泣かんかいゴルァ!という感じでした。
それと、ラストの落としどころが、少々ショッキングというか、なんか後味悪しなカンジ。
これは感動のラストシーン、とは言えないんじゃないかと思いました。
うーんちょっとなぁ、と思ってしまったです。
エピソードそのものはフィクションなんだと思いますが・・・
ふと今気がついたのは、私は合唱ネタと言うより、合唱“部”ネタが見たいのかもしれません。
合唱ネタは無条件に見たくなると言いながら、「うた魂♪」は見逃しています。これこそが合唱部ネタなのに。
合唱部ネタではありませんが、映画「櫻の園」(90年公開の、中島ひろ子やつみきみほが出ている方)は、個人的思い入れビシバシあって本当に大好きな映画です。
演劇部と合唱部の違いこそあれど、私の高校時代とあまりにもオーバーラップするからです。
同じ中原俊監督で「櫻の園」の後日談が2008年に公開されて大コケしたらしいですが、同じ監督なだけにやりきれないです。
ヨタロウさん、昨日2月1日はお誕生日おめでとうございました。
っていうかヨタロウさんが今尾張の地にお忍び?で来ていらっしゃる。
たったいまいまは、犬山城をご覧になっていらっしゃる。
ツイッターで知ったわけです。
まったく、すごい世の中になったものだなぁ。。。
ヨタロウさんが、ライブとかそういうオフィシャルではなくてまったくのプライベートで名古屋に来ている、ということがオンタイムでわかってしまう・・・。
ああ、22年前の私が今のこの状況を見たら卒倒するな。
東北の田舎町でひたすらヨタロウさんに恋焦がれていたあの頃の私が知ったらどうなっちゃうんでしょう、こんな状況を。
アイス屋でせっせとバイトして、東北新幹線に乗ってメトロのライブ見にエッグマンへ通ったあの頃の私。
上京してからはほぼすべて見たのですよ、メトロのライブ。
バカボンさんが脱退する最後のライブも、玄ちゃんや横川さんが初めてメトロに参戦したライブも、寺田倉庫も、女子美祭も、グラファンと対バンしたラママも、もうきりがないです、多分ヨタロウさん関連のライブや芝居、百本くらいみてるかもです(百本はいくらなんでも言いすぎか?でも数十本は確実)。
最後にメトロをみたのはもう6年くらい前、幡ヶ谷のドアーズ。HONZIさんがでていらっしゃったなぁ・・・まだお元気だったなぁ、あの時のHONZIさん(涙)。
と、ズルズルとタイムスリップはこのくらいにしておこう。
とにかく、メトロさん名古屋に来てくださいな!
でも、集客はお任せクダサイ!と胸を叩けないのが情けないところ。
1月はTOKUZOに横川さんや、良明さん率いるSCLAP(バカボンさんもメンバー)もいらしてたのに行ってないし・・・
昔大好きだった人たちはますますお元気に活躍されているし、どんどん面白い人たちが出てきてしまうし、どっちも今はネットでいくらでも情報が入手できてしまうのも、こうなると考えものですね。
知らなきゃ知らないですんだあの頃の方がよかったような気もしてきます。随分あとになって、ヨタロウさんが名古屋に来てたんだって!きーっ!って地団太踏むくらいの方が、実は健全でよかったんじゃないでしょうか。
だからってネットやめる気は毛頭ないですけどね。
今思うと、ネットの無かったあの時代に、あれだけレアなものをいろいろ見ていた自分がちょっと誇らしいです。
自慢話ならいくらでもできますヨ。今じゃちょっとした御大になられている方々がぺーぺーの頃とかいっぱい見てるんですもの。
ネットが無かったころの方が、かえって効率がよかったのかもしれませんネ。
ぴあ、シティーロード、ぴあホールマップが私の東京時代の三種の神器。
この3つがあれば充分だったんです、あの頃は。
繰り返しますが、だからと言ってネットをやめる気はやっぱりないです。
三味線!
今までいろんなバンドを見てきたつもりでしたが、三味線を弾くバンドは初めてです。
なんというか、目から鱗、というか、私もまだまだだなぁ、というか・・・
1月25日、TOKUZO。
ボロン良かった。
長年愛して止まないカタリカタリも当然よかった。
しかし、NolenNiu-de-Ossi!
奈良から名古屋初上陸のおふたり。
かなり衝撃的でした。
この人たち、絶対ブレイクしますね。
しなきゃ嘘ですよ。
上手いのは勿論のこと、ビジュアルもいいし、すごいエンターティメントなひとたちです。
バンド名が覚えにくいのがちと難かもしれませんが、売れちゃえば関係ないでしょう!
CDも買っちゃいました。
名古屋初のライブを見られてラッキーでした。
カタリカタリのおかげですね。
この日はこのお二人をTV局(ABCって言ってた)が撮影していました。
関西ローカルとのことでオンエア見られなくて残念です。
客席もカメラ向けてたからもしかして私も映ってるかも・・・
ノレンニゥー・デ・オッシ!
覚えておいてください、彼らはまたきっとすぐ名古屋に来てくれることでしょう、その時は是非皆さん、見たほうがいいです!
私も今度はワンマンでじっくりみたいと思いました。
http://www
「その街の子ども」 http://sonomachi
夜道は暗い。街頭が点いていようが、人の顔なんてぼんやりしか見えない。当然のこと。
でも、ドラマや映画では、夜道だろうが夜の公園だろうが、人の姿はバッチリ見える。それが普通です。
真っ暗で人の顔がぼんやりしか見えないドラマなんて観る人が困っちゃいますものね。
でもこの映画は、夜道の暗さがそのままスクリーンに映し出される。
そして引き込まれるのです、夜の神戸の住宅街へと。
自分も一緒に歩いているような気分にさせてくれるリアリティが、たまらなく良かった。
ボーイミーツガール、だけどラブストーリーではない。
それもまたリアル。
だって、男女が出会うたびにいちいち恋に落ちるわけじゃないんだからね。
ラストの抱擁が爽やかで切なくて、心が洗われました。
いい映画だったなー。
大友良英さんの音楽がまた、絶妙。
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