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a person powered by ototoy blog
モヘンジョだろ!!この要約は佐賀での講演の内容をとある方にメールで書いたものそのままです。
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ニコニコ動画とニコニコ生放送の共時性を楽しむことで得られる感覚は、非常に新しく、テレビなんかもう全然ダメダメだぜ!みたいな議論を呼びがちだ。
現に、ββで実現されるチャンネル機能やユーザー生放送、広場などは、ますますニコニコ動画を身近に感じさせ、もちろん便利になり、収益も上がるモデルが実現できるだろうし、そう望んでいる。
だが、ANOBARだけでもニコニコ生放送、ANOBAR+SPIDERがあればニコニコ動画も含むメディア感覚をリビングで楽しむことが(老若男女問わず)できる。
放送局と制作会社が50年間培って来たノウハウは伊達じゃないはず。コンテンツの魅力を「現時点」で比較すればテレビにアドバンテージがあることは明らか。
初期のニコニコ動画や、YouTubeなんかでは今でもテレビ番組のキャプチャ動画が大きな視聴数を稼いでいるのは事実で「テレビって面白い」ということの証拠だと言える。
しかも人々の生活時間の中で大きな割合を占めてきたテレビという存在は今後10年くらいは少なくとも力を持ち続けるだろう(ほっといても惰性で残る)。
とすれば、消費者にコントロール権が残されるANOBAR+SPIDERは、放送と通信の融合(共存)の極めてスマートな実装であり、テレビ(コンテンツ)産業が先細りにならないための有効なツールになり得る。
ニコニコ動画が同じ力を持つには人々がメディア感覚そのものを大きく変容させる(テレビが完全に要らなくなる)か、PCプラットフォームのリビング進出が成功しなくてはならず、どちらも直接は我々はコントロールできないので、しばらくはPCプラットフォームで勝負ということになるはず。
ユーザー生放送のような機能がブレイクできるかどうかは、各々のユーザーの企画力、編集力、構成力に依る部分が大きく、おそらく本当に面白いコンテンツを作れるユーザーは遅かれ早かれチームになり、団体や法人になると思われ、それはおそらくテレビ業界の初期の状態そのままと言えるはずだ。
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要約すればこういう話をしたつもりなのだが、東京とのビデオ通信がうまくいかなかったり、時間の都合で妙に端折ったりしたので、ちゃんと伝わったかどうか自信がない。とはいえ一応、好評だったようで良かった。
広告の話、編集の話は事後のパネルディスカッションでもあまりできなかったんだけど、懇親会で個別に話せたりしたので伝わったんだったらいいなぁ。
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