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モヘンジョだろ!!なんのことやらわからない人にはあらかじめごめんなさいと書いときます。
西麻布にあまり目立たないお店があって、そこに僕は時々一人で行って遅い夕食を摂ったりするのですが、そこにイクちゃんという人が居ます。初めてそこに行った時には結構な大人数で、打ち上げだったので皆それぞれに勝手なことを口走っていたのですが、それを一瞬で見事に全員傾聴の雰囲気に変え、この場が如何に幸せな場で、そういう場で飲むワインが「ワインにとって」幸せなことで、こんな幸せなワインはこれしかない!みたいに断言したあと風のように去って、風のように戻ってきて、実際にその場の誰もが満足するワイン群を出してくれたのがイクちゃんです。
最近はイクちゃんお店で見ないなーとか思ってたのですが、先週行って上のバーカウンターに座ったら、久しぶりに近くで話すことができて、久しぶりなんで共通の話題として、なじみで共通の知人であった飯野賢治氏のことをちょっと話してみたんですが、思いっきり殴られましたw まあ平手ですけど。マジ痛いw
それで、ああ、イクちゃんてこうだったわ。とか思い出して、そっちを思い出したことにシミジミしました。記憶の変な引出しを開けると殴られる系。15分くらい経ってからちゃんと一緒にしみじみしてくれましたけど。生きてようが死んでいようが、誰かのことを思い出すとか、人が人の中に生きるとか、そういうことってものすごいバランスの上で成り立ってるんだなとなぜか実感した出来事でした。
最近、自宅での食事時にはRadikoでInterFMを流してることが多いのだが、何の気なしに良い声の子供がいい感じの悪い歌を歌ってるなぁと何度か思って、それがひっかかってた。ユニバーサルのマーケティングなのか、本当に歌に力を感じて番組のパーソナリティが任意に流していたのかは知らない。とにかく、気になっていた。LordeのRoyalsである。
その後、OTOTOYのミーティングでサイトくんが「Google Play Musicのココがすごい!」みたいな、機能を紹介してくれる会があり、サブスクリプション機能、アップロード機能と来て、ダウンロード機能を紹介するときに、僕が真っ黒の素っ気ないジャケットと"LORDE"というすごい名前にひっかかって、試しにダウンロードしてもらった。ラジオ体験とは全く関係なし。有料なのによく実際に買ってくれたなと今になって思うのだが、それで試しに再生したのが"Royals"。あれ?これってアレじゃん!ってことになってその場にいた五人くらいの中で自分だけが盛り上がった。
そして同日か翌日またInterFMでRoyalsがかかって、日本発売が近いことを知った。で、調べてみたらなんか日本版はあの黒いジャケットじゃないことが分かる。うーん、なんで?変なのーとか思いながら、そういえばハイレゾあるよね!!ということで、探してみるとHDTracksで発見。今までアカウント作ったことが無かったので新規登録して、ダウンローダーの存在に驚愕&納得しつつ、無事24/48の音源ゲットとなりました。残念ながらOTOTOYでは扱ってなかった…
その後、YouTubeで歌ってる姿をみて、想像してた無垢な感じを裏切られてちょっとがっかりしたり、とかあるんだけど、ラジオきっかけの後、ちょっとしたセレンティピティに恵まれ、日本のマーケティングにがっかりし、CDよりも良い音源をダウンロードで手にいれるという、ある意味典型的な体験をしたので報告。
2009年にOTOTOYをスタートさせたときにはもちろん、iTunes (Music) Storeが日本で使えるようになってからずっと念願だったものです。実はこのアプリは自分に1990年代のObjective-C経験があるのと、OTOTOY社の経済的問題から(表面上のコストゼロを目指して)、ずっと自分自身で書こうと思っていました。しかし、日々のタスクに追われて落ち着いて開発をする時間がなく、自分がボトルネックになってる!という自覚に苛まれ、半年くらい前(2012年終わりくらい)に自身での開発を諦めました。そこから幸運にも非常に優秀なアプリ開発者に合流してもらったこともあって、実質三ヶ月ほどで出来ました。諦めて本当に良かった。
機能的にはまだまだ足りない所が一杯あるものの、OTOTOYで購入した音源がリスト化されて見えて、いつでも呼び出して聴ける、音楽配信タイプのアプリとしては画期的なモノになったと思っています。また、週イチで入れ替わるフリーダウンロード曲もアプリから聴くことができ、気に入ればそのままユーザー自身のアーカイヴに入れられます。今まで、OTOTOYで買った音楽を持ち歩くためには、どうしてもPCでダウンロードし、iTunesなどで同期したiPhoneなどのモバイルデバイスに入れる、というまどろっこしい手順を踏む必要がありました。それがiPhoneで、ワンステップで手に入ります。一言で言えば、OTOTOYが近くなります。
買ったものと、フリー音源が手間なしで聴ける機能は、日々新しい音楽に巡り会いたい僕にとって、とても重要なことでした。いくら忙しくても電車に乗ってる時、新幹線で移動してるときなんかは暇です。暇を持て余します。そんな時はふと、新しい何か(テキストでも音楽でも動画でも)に出会いたくなります。しかしOTOTOYの音楽を聴きたい、忙しくてまともに聴けていなかった曲をまとめてチェックしたいと思っても、マメにiPhoneに集約してるわけでもないし、結局PCが必要なんですよね。出先でのテザリングなんか仕事で必要に迫られてやる以外あんまりやりたくないし。第一、鞄からノートPCを出すのがかったるい。僕以外にもそんなひとは一杯いるはずなんですよ。多分そんな人々は興味のある新譜をiTunesアプリで買ってみたりして、Appleが独占的に使っているアプリ連携で、ミュージックアプリのライブラリにそれを追加して、その場ですぐに聴いてるんですよね。合理的だし便利。
こんなことはAppleだけが出来ることで、OTOTOY社にはこういうことは許されていません。独自決済も出来なければミュージックアプリにデータを送り込むこともできない。こんな厳しい条件の中でOTOTOYアプリは存在できるんだろうかと考えた時期は結構長かったです。仮に僕がもっと暇だったとして、自分でコードを書き始めたとしても、この点で随分悩んだだろうし、実際コードを書いてない時期も常に悩んでいました。
おそらく時間が経って自分の中で、プラットフォーマーとしてのAppleとイチAppプロバイダのOTOTOYでは出来ることに大きな差があり、常にその点でムカついてはいるものの、僕も含めたOTOTOYユーザーの皆さんがより自然だなーと感じてもらえるような環境を、アプリを通じて体験してもらえるなら、別にAppleと同じ環境を揃えなくてもいいじゃないか、ということに気づいたことでストンと腑に落ち、まずできることからやってみようということで今の初期バージョンを落としどころにできました。フリー曲がより多くの人に聴いていただけるという点でミュージシャンにとって良いツールになってると思いますし、著作権管理をされている各法人の方々にも検討していただき、権利問題も一応クリアした上でのリリースとなったことは、個人的にもOTOTOYとしても非常に嬉しく思っています。
というわけで、本当は17時にAppStoreで見えるようにするつもりだったのですが、Apple側で"Ready For Sale"になってて、価格と地域さえ決めれば10分ほどでリリースできるという情報を信じて16:48に条件を整えたものの、それから8時間以上経っても未だにストアに並びません。ふざけんなよApple。サイサキが悪いスタートですが、遅かれ早かれリリースされるとは思うので、是非iPhoneユーザーでOTOTOYのユーザー登録のある方はインストールしてみてください。今までOTOTOYを知らなかった方にも、OTOTOYキュレーションの面白いフリー曲が毎週聴けるので、そこそこ役立つアプリになってるつもりです。
巷ではサブスクリプションサービスが次世代の音楽配信だとかしきりに報道されて、やたらともてはやされてますが、OTOTOYアプリが纏う(ことを目指している)、音楽に愛着が持てる感じ、を感じていただければ嬉しいです。これからも継続してブラッシュアップしていきますので、末永くおつきあいください。
追記: 7/27 1:45ごろようやくストアに並んで、2:30ごろ検索にひっかかるようになりました。ああよかった。
俺は日常の会話で時々AppleやジョブズをDISることがある。例えば、iTunes (Music) Storeのモデルは結局過去の音楽産業の販売モデルとあまり変わらず、寡占化している分、たちが悪く、さらにあたらしいアーティストのプロモーションの機会を、店頭販売メインの時代より大きく削っている。みたいなことだ。仲間内で飲んでいる時だけじゃなく、不特定多数の目に晒されるメディアのインタビューなどでも苦情に近いことを公言していた。しかし、実は数年前から分かっていた。DISってはいても、そんな状況が限られた中で最善の選択肢の一つだってことが段々分かってきていた。2001年から地道に10年間積み上げたiPod, iPhoneとiTunesを中心とした環境がもし無かったら、音楽産業はもっと混沌としたものになっていただろうし、その混沌の中から今のAppleが実現している以上の体験が何か産まれただろうか。訃報に触れて、どんなに俺がDISったって(あたりまえだが)平気だったジョブズがあろうことか死んでしまったことに、大きな喪失感を覚えた。自己分析的に言えば、エディプスコンプレックスに似た心の動きなんだろうなと思う。
iPhone、iPadのアプリ戦略にしても、iBooksにしても、現状を見ると「酷い」ことはたくさんある。けれども、レイヤを少し上げて見たときに、特にユーザー視点からサービスを見たときに、良さそうな未来に向かって敷かれたレールが見える、というのがジョブズのいたAppleのサービスだったような気がする。
音楽についてはどうも色々ハズしてるなぁと思っていたジョブズを見直したきっかけは2007年の四大メジャーレーベルに向けて発したDRM廃止の提言*だった。当時はOTOTOYの前身であるレコミュニが瀕死の状態で、タワーレコードCTOとして水面下で頑張ったけど、DRM無の音楽配信事業をNapster以外に展開することが事実上無理ということが確定し、(そのことは直接は関係ないけど)タワレコを辞任することを決めた時期だった。理想と現実の解離具合に結構深刻に落ち込んでた時期に、あの提言を見て、「なんだジョブズ、目的同じだったんじゃん。」みたいな妙な親近感を覚え、安心した。同時に、自分が日本でやってることよりも遥かに大きなスケールで、より目的達成に近づいている彼を、改めて13年上の先輩として尊敬したことを憶えている。
* 原文はAppleのサイトではもう存在しないようだ。 http://www
iPodで我々の耳を征服したジョブズが次に狙ったのはリビングだったが、第一弾のAppleTVは大コケした。あまりにも盛大に躓いたのでDISれなかった。褒める人が全く居ないモノをDISっても悪趣味だし、皆最初から同調するから全く面白くない。そうなるとむしろ、リビングルームの大画面に目を付けたAppleの先見性を褒めたくなった。さらにネット時代の家族の在り方に思いを馳せたりした。しかしその後、AppleTVは無かったことになるかと思っていたらiPadとの組み合わせで第二世代目がしぶとく出てきた。高速回線と、権利者の理解によるコンテンツ供給が必要不可欠なデバイスだが、低価格であること、またAirPlayの便利さや、テレビ離れなどの時代的背景もあり、第一世代に比べればそんなに悪くない流れに見える。iPadがうまくいっているのは皆さんがご存知の通り。このままうまく普及すれば、俺は今まで通り、他人が言わない、気づきにくい欠点を挙げて、また思う存分DISれるのに、肝心のジョブズがいなくなってしまった。
要するに、2000年前後から以降、成功したジョブズをあまのじゃく的に批判したり、失敗した彼を勝手に擁護しては喜んでいたのが俺だったのだ。言い方を変えれば、自分のメディアに対する価値観の基準にジョブズを置いていたと、この際言ってもいい。だから書いていて気がついたのだが、俺のいままでの仕事はジョブズとの差分を説明した方が早い。iTunesとOTOTOY、iBooksとBCCKS、AppleTVとSPIDER。こうやって並べてみると、より一層分かりやすい。しかしこれからは、ジョブズが先に進んで、俺の進むべき道を明るく照らしてくれたり、早く進みすぎて勝手にこけて危険を示してくれることは無い。自分自身で朧げなヴィジョンを具体的に言葉にし、実行することで現実化しなくてはならないのだ。それがしんどいのはどうでもいい。ひたすら寂しい。
OTOTOYは三月中旬に人知れずデータベースの格納文字セットをEUC-JPからUTF-8に切り替えたんですが、その余波でメールアドレスからブログに投稿する機能が死んでたみたいです。すみませんでした!!
東京ドームで売っているジャイアンツの応援拡声器についているストラップがまるでそのために作られたかのように似合うIS03(オレンジ)ですが、Android2.2に無事アップデートして、前に書いたタッチ&スライドのレスポンスの悪さは微妙に気持ち悪い部分は残るものの大体解消しました。
ただ、電話アプリがおかしくなることが2.1の時と同様に一週間に一回くらい起こります。具体的には、単純にどんな操作をしても何の応答も無くなるケース、プロセスには残ってるんだけど、ランチャーから電話アイコンで呼び出しても切り替わらないケースです。こういうときには着信も出来ない事があってすごい困ります。勝手に電話をかけてたこともありますが、これはアプリの問題じゃなくて携帯電話によくある、なんか押しちゃった問題だと思われます。
「なんか押しちゃった問題」で思い出したのですが、IS03は電源ボタンの長押しで電源が切れ、スリープ(解除)ボタン兼用のため、ポケットに入れてるうちに、電源断という状況がやっぱり一週間に一回くらいは起こります。これも困る。電話を取り出す時はなにかすぐやりたくて取り出すわけで、そこから電源入れて一分くらい待つのは割と辛いです。でも歩数が分からなくなるのが一番困るかもw
そんなわけで来年中に電波の都合で使えなくなるMEDIASKINには戻らずにすみそうですが、こういう薄い不信感を持ちながら使うのはなんか違う気がします。Androidも3.1まで発表されてて、2.2からは2.3, 3.0, 3.1と三周遅れです。やっぱり同じくなんか違う感というか消費者(俺)が置いてかれている感を感じますね。
電話はビジネスの本質部分にサブスクリプションがあるのだから、少数の端末を手厚くケアするような商売をしてほしいです。そんな時代になったんだと思います。
と、OTOTOY BlogにTwitterとFacebookのリンクをつけてみた記念&テスト。
常々、IS03を触っていて不満なのがタッチパネルが思い通りに反応してくれないことだ。「pulse」ではホーム画面で画面下までスクロールさせようとすると高確率で記事をタッチしたことになり、ADW(ランチャー)では、左右にスライドしようとするとタッチし始めの位置直下にあったアプリが起動してしまう。それに、スクロール中のアニメーション動作もコマ落ちしてしまい、軽く画面がフリーズしたようになったあと、突然スクロール終わりの所に切り替わりってしまう上にスクロール終了の予想時間より遅れてそれが起こるのでとてもストレスがたまる。機械の奴隷になってる感がたっぷりだ。
検索すると、動作が遅いという指摘は標準のランチャーが遅く、ADWやLauncherProをインストールして解決→本当に軽くなりました!解決!という流れが多いけど、タッチなのかホールドなのか、スライドなのかというUIの基本的な部分で根本的な問題がある。iOSはこの部分が本当によくできていて、全くストレスにならない。そのせいでiPhone使用率が否応無しに上がってしまう。
これがIS03のハードウェアに起因する事なのか、Android 2.1の作りが悪いのか、シャープがIS03に載せる時点で能率が悪い実装をしてしまった(他の端末でもこのぎこちなさは感じるので可能性は薄い)のか不明だが、3月に予定されている2.2へのアップグレードで改善しなかったらヤバい。電話として使う場合もスライド感度が悪いので電話を取るタイミングが1秒くらい遅れたりする。2.2で同じだったら不便すぎるので、MEDIASKINに戻るかもしれない。