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勤め人をはじめたとき以来,仕事に関係のない音楽と本をあまり読んだり聞いたりしなくなっていたのだけれど,遠のいていた神保町に最近時々出かけるようになった.友人の事務所が2軒あるためというのが最大の理由.
先日信山社を覗いたら,新刊書店だというのにE.R.クルティウスの「ヨーロッパ文学とラテン中世」が再刊され,書架にのっていた.
著者が物故されているのはよくあることだけれど,翻訳者の3人のうち2人までもが亡くなっているというところに時代を感じる.
こんなのみると送り狼のように過去がよみがえってくる.
そう「神々は細部に宿りたもう」といったあの作者です.
買っちゃおうかな.
朝からお洗濯後,卵雑炊を作って,老狼(LaoLang)の晴朗というアルバムの虎口脱臉というバラードを聴きながら食べる.結構丁寧に歌ってらっしゃいますね.
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知り合いと電話でお話ししていたら,近所に住んでいる92歳のおばあさまが早稲田文学の本間久雄さんのお嬢さんだという.島村抱月,坪内逍遙なんていう名前を久しぶりに思い出す.そういえば先日の”天保十二年のシェイクスピア”でも逍遙訳のハムレットの台詞を久しぶりに聞きましたね.
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この中でトルストイが評価するドンキホーテ.
大戦間時代にいろいろな方がドンキホーテについて書いていたのを思い出す.あの危機的な時代にドンキホーテについて書くことで過ぎゆくヨーロッパについて様々な思いが垣間見え,おそらく”ヨーロッパ文学”なる考え方も大まかにでも見えてくるのかもしれない.
そういえば,アンドレイ・タルコフスキーの「惑星ソラリス」で無重力状態の宇宙船の図書室で,宇宙飛行士とソラリスが作った幻影とのラブシーンでドンキホーテの本が空中を同じように遊泳していたのを思い出す.
92歳のおばあさまは健啖で,ボジョレーを今でもケースでもとめられるという.やはり,人一倍のエネルギーが優秀な学者の家系には流れているのだろう.
本間先生が好きだったという塩瀬のおまんじゅうが無性に食べたくなった.
昼過ぎ近藤先生から「成功の宣言文」文庫版が届く.
9月に北京に取材に行ったとき,取材先からもらったCDに刀郎というアーティストのものが入っていた.
中国でインターネットから爆発的に聞かれるようになったシンガーだという.ウィグルの人のようで,同梱されたVCDではウィグルの風景がたくさん出てくる.
「艾里莆与赛乃姆」という歌は野太いかすれた調子でシャウトしている声を聞いていると妙に懐かしく,現代音楽の作曲家で何年か前になくなった柴田南雄さんなんかが追分節考何かで取り上げそうな感じに聞こえる.こういう歌がインターネットから爆発的に広まったというのも,何となく中国の今を表現していてくれるような気がする.
これrecommuni.jpで権利処理できますかね.
会社員生活を1998年に辞めて7年を超えた.その間様々な人達と会い,それなりに仕事をしてきたけれど,最近再び生活がまったく代わりそうな匂いがしてきた.
今度は病気なんかも関係している.
数年前に亡くなった乃木坂のいさおの奥さんが突然大阪に帰るという.病気のためだそうだけれど,結構象徴的な感じ.
また,突然新しい仕事の依頼も.知り合いを通じてではあるけれど,まったく毛色・経路の異なるもの.
神さんはわたしをどこに送り込もうとしているのだろうか.
案外また引っ越したりして...
先日の大阪遠征で胃腸が疲れていて,本日は家で水菜の煮浸し,きんぴらゴボウ,骨付き鶏手羽元,鶏のスープで作ったおかゆをいただき安静に過ごす.
たまたま,BGMがわりにつけたCSのmusicairで,ビリージョエルのペンシルバニア大学でのコンサートをやっていた.会場からの質問に回答するような形式で自分が作ってきた曲を作った当時の制作意図・考え方・個人的な状況・モチベーションを話しながら,演奏していた.
何かに似ているなと考えたら,BS2なんかでやっているアクターズスタジオインタビューによく似た雰囲気に感じる.学生が相手のせいだろうか,結構くつろいだ感じで,学生は自分の疑問,聞きたいことをきちんと話し,ゲストの方も自分のアルコール依存症の話などもストレートに話す.このあたりの賞も取っているようだ.
アクターズスタジオも今はニュースクールユニバーシティの一学部になっており,学生と芝居人,映画人とのやりとりは司会リプトンさんの周到な取材に基づく質問など,次の世代を真摯に育てようという気概がかいま見えてすきな番組の一つとなっている.
こんなしゃべくりのできる方のインタビューを日本でも聞いてみたいものだ.
「天保十二年のシェイクスピア」を観てきました.
幕間前に王次役(シェイクスピアでいえばハムレット役)の藤原竜也さんがハムレット有名な台詞”to be or not to be...”を歴代の翻訳者の翻訳でテンポよく語る場面があり,結構楽しめました.
井上ひさしさんの脚本ということもあり,ここかしこにことばあそび満載です.
最後は観客のスタンディングオベーションもあり,さすが大阪といった感じでした.
芝居がはねたのは22:30頃.宿が同じOBPの中にあるので遅い夜食を食べに,京橋駅へ.京橋界隈は相変わらず場末度満載でしたが,アーケード街のはずれの東野田にある白頭園というところでちょっと甘めのワインと岩手黄金豚のもつ焼き,お野菜の焼き物をいただきました.お野菜の,マコモ竹,インカナッツ,赤い大きな唐辛子状のもの等単純にかつストレートに美味しかったです.
おかげで翌日も新幹線の時間を計算して連ちゃんしてしまいました.翌日はお肉は牛中心.
大学時代に男4人で住んでいた頃,在日の友人から焼き肉で一番うまいのは内臓だと教わって以来,内臓食いに徹していますが,今回は美味しかった.
胃袋はちょっと疲れ気味.
ゆっくりと休みましょう.
久しぶりに大阪に行く.
シアターBRAVAに芝居を観にいくのだけれど,ここって懐かしい京橋じゃん.
泊まりもすぐ近くの今度できたモントレーラスール大阪
というホテル.
以前,神戸・札幌で何度か泊まった系列ですね.
最近のホテルは部屋の中の高速LANでお金は取らないところが増えたようで,よしよし.
そういえば,バンコクのセンターポイントもLAN接続はただだったことを思い出した.
京橋の久万さんという会計士と何だか場末の飯屋で飯くった記憶が結構強烈に残っていますが,本当に場末という感じの川一つ隔てたところに近代都市があるというのも大阪らしい.
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