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蜩音楽帖2012/8 | ||||||
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「毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記」 北原みのり著
少し前に読了しました。
北原みのりさん自身の私情・我見などはミニマムにとどめてあり、中立的に、なるべく事実に忠実に書かれていて、でも女性ならではの視点や切り口は読んでいて心地よく、非常に良質な書だったと私は思ったのであります。
他にも木嶋佳苗ルポ的な本は出ているけれど、私はこの一冊で十分、と思いました。
木嶋佳苗に思うこと・・・
ないわけがないのですが、きっと迷走の挙句に空中分解しそうなので、やめておきます。
ただですね。
彼女の写真、いろいろと出ていますけどね。
断言します。
彼女と私はよく似ている(あくまでも顔と体型ですよ)。
でも、私はとてもとても毒婦にはなれません。ムリ。
見てくれは似ていても、彼女と私の決定的な相違点は、
「自分(のルックス)を、卑下しているか否か」
であります。
木嶋佳苗は、まったく自分を卑下していないのです。
そこだけはちょっと、見習うべきかもしれません、そこだけはね。
それと「毒婦。」を読んでいて特に興味をひかれたのが、
「木嶋佳苗は美声」
なんだそうです。
顔は写真で見られるし、過去の彼女のブログの内容や、公判での彼女の発言内容などは、読むという形で知ることができます。
拘置所でせっせと手記を書き溜めているという話も聞いたこともありますし、そのうちまた公開されるかもしれませんよね。
でも、きっともう、彼女の声を聴くチャンスは、ないような気がします。
「鈴が鳴るような美声」、なんだそうですよ。
聴いてみたいなぁ。
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