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2008年04月29日

ライフシグナル [つれづれ]

最近、とりあえず「死んでないぞ」と辛うじて表明する程度のことしか書いておりません。なんというか、外部に向けて発信する能力が麻痺しているというか・・・。まあそういう時期もあるのでしょう。あせらずいきたいと思います。

2月からかなりず〜っとインド映画音楽ばっかり聴いていたのですが、4月半ばくらいにまたモードがちょっと変わってきました。不思議なのは、体調が良くなってきたのと同期を取るように、不調期にはこれまでになく英語の小説がラクに読めていたのが、段々読めなくなってきたこと。読んでもなかなかすっと理解できず、速度がぐんと落ちました。一方一時期読むのを中止していた日本語小説を再開する気になってきたり。それはもう本当に不思議で、脳の活動分野が切り替わったのでは、と信じたくなるくらい顕著な違いがあります。年明けからこっち、500ページ級の長編ペーパーバックを立て続けに読んでいたのがウソのようです・・・・。

時を同じくして、急にボリウッドサントラもちょっとうるさく聞こえてきて、そこへちょうど届いたのが、これがまたよりによってコンラッド・シュニッツラー(笑)。

コンラッド・シュニッツラー/アーリー・セルフ・プロダクト・シリーズ

http://www.captaintrip.co.jp/kluster-con.html

それにしても、購買意欲を、とてつもなく全然そそらないジャケットですよね(笑)。でも買ってしまいました。2年前に出た色シリーズとかは出たときに買ったんでした。

コンラッド・シュニッツラー:アーリー・カラー・ワークス

クラスター(KLUSTER)ミニチュア・プラスティック・ジャケット

http://www.captaintrip.co.jp/kluster-con.html#color

この時、偏執的とも言えるオリジナルプラスティックジャケットで復刻されたクラスターの1stと2nd、時々これがすごく安らぐ音に聴こえる時があるんです。

自主制作のテープやCDRで300作以上とかをリリースしている人なので、とてもじゃありませんが私では全貌が掴めません。でもまあ、持っている分の作品は、いつでも聴いていたい音ではないけれど、すごくいい、と感じるときがあるのも確かで、まあなんとなく予約しておいたんですよ。結果オーライ。ちょうどこちらの受け入れ態勢が出来ているタイミングに届きました。いや、白状しますと、去年の冬くらいから、通販で届いたCDも聴かずに放ってあるものの方が多いくらいで・・・まあそれくらい調子が悪かった、と。そしてその不調期間に心を震わせてくれたのはインド映画くらいだった、と。

それが今は抽象無機質エレクトロニクスが落ち着くという・・・。まあ無機質と言っても、やはり現代音楽系のものと比べれば大分色気があるように感じるのですが、まあ微妙な差かも・・・。でもロックやポピュラーの文脈にいるからこその自由さ、楽しさ、怪しさがあると思えるのですが、それはこちらの思い込みかも知れません。

紙ジャケ第3弾の今回が予想以上に楽しめたので、買わなかった第2弾、コンラッド・シュニッツラー/初期CONシリーズも欲しくなってしまいました。長期に渡ってmusicfield.jpで出品されていたものでしたが今はなく・・・。でも発売元のキャプテントリップには在庫があったのでオーダー。さて、私のエレクトロニクスモードはいつまで続くのか・・・。

--

話変わって、それにしても最近のアニメ・ドラマにおける漫画作品が原作、という率の高いこと。そしてまた、驚くような作品選択。

原作漫画が好きな場合、アニメは結局別作品なのでまあどうでもいいのですが、取り上げられること自体が興味深いです。

最近では清水玲子の「秘密」。美麗で緻密でグロでもあり、ミステリでありホラーでもあるこんな少女マンガがアニメになるとは・・・。

それから小原愼司の「二十面相の娘」も結構驚き。小原愼司は「菫画報」(全4巻)が大好きでした。この人の画がアニメになるとは・・・。

小原愼司と同じく講談社の月刊アフタヌーンからは「無限の住人」も今年アニメになるらしい。原作は「どろろ」どころじゃない血飛沫飛びまくりの画ですが、果たしてどうなるのか・・・。

LaLa連載中の緑川ゆき「夏目友人帳」もアニメになるのがちょっと不思議。人気はあるようですが、ひっそりした作品だし。

あ、今年はよしながふみの「西洋骨董洋菓子店」も遂にアニメになるそうで。思い切って、かなり紙芝居チックにした方がよしながふみの画だとカッコいいのでは、とかも思うのですが・・・。

誰が言っていたのだったか・・・、日本の漫画は静止画としての美意識を追求している、と。楳図かずおだったかな? いや、例として挙げられていたのが楳図作品だっただけだったか・・・。でもこれは頷ける指摘で、漫画作品として完成度が高いものは、動かすと違和感があるのですよね・・・。コマ単位で、歌舞伎の見得、とでも申しましょうか・・・。大島渚が「忍者武芸帖」で漫画をそのまま撮影して映画にしたことがありましたが、実はあれでもいいのではないかという気もするのです。

実際携帯コミックというものもあって、そこでは小さな画面に漫画を表示するため、一コマの中でもスライドしてセリフを追っていったり、時々揺れたり(笑)、という工夫をしています。つまり、静止画をどう読むか、という視点移動パターンとして提示しているのですね。紙に描かれて見開き状態の漫画は読み方が自由で、読む度に違う読み方をしても良いわけですから、やはり圧倒的に自由度が高いです。携帯コミックだと飛ばし読みが出来ません。

アニメになってしまうと、再生速度を自分に合わせて調整するわけにもいきませんし、声やセリフが固定されてしまいます。だからまあ、やはり漫画とは別なのですよね。ですから好きな作品でも、別にアニメ化されようがどうだろうがあまり気にしていないのですが、とはいえ単行本の売れ行きには影響があるでしょうし、応援している作家さんだったら売れてほしいと思いますから、基本的には歓迎します。今書店で「二十面相の娘」全8巻が並んでいるのを見るのは嬉しいですもの。2巻、3巻あたりが出た頃は置いている店を見つけるのが大変でしたから(笑)。

あー、しかし脈略がない(笑)。

GW期間のイベント情報をメモしておいて、今日はおしまい。

★シンポジウム「青少年ネット規制法について考える」

http://miau.jp/1209319200.phtml

# 日時 : 2008年05月01日(木) 19:00〜21:00 (18:30開場)

場所 : 世田谷文化生活センター(キャロットタワー内) 5F セミナールーム

★東京 自由と生存のメーデー2008 プレカリアートは増殖/連結する

時刻&場所 5月3日 

  1. 宣言集会 16:00-17:30○大久保地域センター

  2. デモ   18:00-20:00○大久保→新宿

  3. パーティ 21:00-29:00○CLUB ACID

 主催 「自由と生存のメーデー08」実行委員会

 呼びかけ/連絡先 フリーター全般労働組合

  〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-16-13 MKビル2階

 電話&FAX 03-3373-0180 

 e-mail union(at)freeter-union.org

 サイト http://freeter-union.org/mayday/

| Posted By MAL 投稿日: 2008年4月29日 2時0分 更新日: 2008年4月29日 2時0分

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