a person powered by ototoy blog
MAL Antenna - recommuni version2025/3 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 | |||||
2025/4 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
あらためてじっくり聴くと、実に変なデュオだなあ。ジャズっぽいドラムスとメロディーライン。歌のフレージングもジャズっぽいけど、声と歌詞は古風でありつつニューウェーブの香りが漂う。歌声だけ聴けば20代も後半くらいの年齢=貫禄を感じるのだけれど、アーティストページの写真を見るとなんかもう高校生くらいにしか見えません(笑)。なんだこりゃ?(笑)。すでにミニアルバムを2枚発表しているんですね。
個人的にはこの曲「あじさい」の歌詞には今ひとつ中途半端なものを感じるのですが、でもこのお二人、実力ありますなあ。演奏も歌もとても魅力的。他の曲も試しに聴いてみましたがそちらもお見事。ニューウェーブ、オルタナティブ、プログレ、ジャズのフィーリングがごちゃまぜになってる面白さ。これは東京に来たら是非ライブで確認してみなくては・・・。
柚楽弥衣という歌手のことは、レコミュニの未配信リストで初めて目にしました。ちょっと印象的なジャケットがずらっと並んでいたので(笑)。
Amazonとかご本人ホームページを調べてみると、昨年出た「ゆらふ」は数年振りのアルバムであること、CD3枚組(!)という構成であることなどが分かりました。無料ダウンロードキャンーペーンで1曲配信されることになったので、楽しみに待っていました。
さて、早速聴いてみて、実は2回目まではあまりどうとも感じませんでした。しかし3回目、深夜に静かな環境で聴いてみたら初めて良さが分かりました。この曲は携帯プレーヤーで移動中に聴くのには全く適していないようです。
その後CDを入手して聴いてみました。アルバム全体としてはそれほど長いわけでもないのですが、3枚組という構成にしたのは、それぞれにかなり印象の異なる楽曲を分けて収録したからだと思われます。柚楽弥衣さんの歌声は、全てのボーカルパートを同一人物が担当しているとはちょっと思えないほどバラエティに富んでおり、制作期間4年という長さとその個性全開な1人ヴォイスの奔流は、ケイト・ブッシュの「Dreaming」などに通ずるものがあるかも知れません(あそこまでエキセントリックではありませんが)。
「ゆらふ」は21世紀初頭のJポップ史に残る作品になるでしょう。好きになれるかどうかとは別に、このアルバムにはそれだけのパワーが詰まっているように思います。板倉文や谷川賢作もバックに参加していたり。それでもどこまでも、イニシアティブを取っているのは歌声なのです。
「千年愛」は3枚組の1枚目、「金」のディスクのオープニングを飾るスケールの大きな曲。けれど、アルバム中どの1曲を取り上げてみても、決してアルバム全体を代表してはいないという事実。これが「ゆらふ」というアルバムが只者ではない所以なのです。
福さん(http://recommuni
コンピレーション以外のアルバム・シングルはAmazonでも入手可能でした。で揃えてからリリース順に聴いてみて、2〜3回繰り返し聴いてみて・・・
現時点での評価は「Very Good〜Good」ということろです。でも決してGreatではないのですよね。
そんなことを思いながら、最近100円で買ったCDとか、無料ダウンロードキャンペーンの曲を聴いていましたら、Greatとそれ以外の区別は私にとって結構はっきりしたものらしいことを自覚しました。GreatとVery Goodとは同一直線上にはないこと、一方Very Good〜Good〜Not Bad〜Badといったランクは同一線上の相対位置であることなども。
●Great=グレイト=偉大=別格=越えている
「私には説明しきれない。いいものであることは間違いないように思えるのだが、しかし何しろ私の力量を越えて素晴らしいので、細かいことは分からない」というもの。圧倒され、打ちのめされ、抵抗できないレベル。
私にとってのGreatとは、例えば
浅川マキ、Gentle Giant、MAGMA、灰野敬二、Brian Wilson、Roy Harper、Kate Bush、Miles Davis、Frank Zappa、Peter Hammillあたり。
●Very Good=すごくいい!=素晴らしい!=サイコー!
聴きながら「ここがこうだから凄くいい!」などと自分なりの説明が出来てしまうもの。別世界に連れて行かれたり、人生を変えられてしまうようなものとまではいかないが、かなり感動するもの。それほど数は多くない。
●Good=いいね
このあたりまで来ているものが「これは好き」と言える限界でしょうか。入手できたら手放したくはないもの。
●Not Bad=まあ悪くはないね=イマイチ
聴いていてイヤではないし、ヘタだとも思わないけれど、そのあたり止まりもの。無くなってもあまり困らない。実はここの層が一番厚いような気がしますね。この世の音楽の大部分はここに該当。
●Bad=ダメだこりゃ=ヘタ=イマ2=失敗=分かってないなあ
出来損ないか、失敗作か、といったあたり。自主制作音源などに時々存在しますかね。まあメジャーレーベルにも存在するのでしょうね。実はそうそう見つかるものでも出会えるものでもないので、意外に希少価値がありますね。
●Terrible=ヒドイ=ダメダメ=極悪=サイテー
Bad以下になるのも並大抵ではありません。ノイズでも徹底すればVGやGreatになってしまうことがあります。音痴でもVery Goodになってしまうことがあります。存在確率はGreatと同じくらいかも知れません。何しろ、自分でも実例を思いつきません(笑)。
いろんな音楽を聴く楽しみの一つには「自分なりの分類をする」という作業もあると思うのですね。分類方法の一つが、こうした「素晴らしさのランキング」なのでしょう。
どうもこのところ、GoodからVery Good止まりの音楽ばっかり聴いていたのではないか、と今日ハッとしたのですよ。Good以上の音楽なら聴いている間はそれなりに楽しいのですが、こちらの人生にはあまり影響がないのですね。ここらでちょっとGreatなものに触れる時間を増やすべきかなあ、という気になったりしたのでした。
まだ全曲聴き終わってはいないのですが、今回の無料ダウンロード曲に、今のところGreatはありません。VGが数曲。Goodも数曲。大多数はNot Badな感じ。この寂しさが、今日の日記を書き始めたきっかけかな。
Very GoodからGreatへは、直線的に繋がる道はないように思うんです。どこまで延長してもVGはVG。Greatになるためには、何か違う方向に進んだり、水平から垂直に動いたり、平行した隣の線に乗り換えたりといった動きが必要な気がします。
・・・と書いてくると何か村上ユカさんをダシにして申し訳なかったかな、という気もしますね(笑)。いや、エンドレスで掛けていてもいいくらいにはいいのですが、やっぱりぼくの人生はそのせいで変わったりはしなそうだし(笑)。あと村上ユカさんは、多分まだまだ歌が良くなる余地があるような気もします。まだ限界には来ていないような感触があるんですよね〜。
いやいやいや、全然知らなかったグループですけど、これはかなり面白いですよ!
ドラムスとシタールという編成らしいのですが、ドラムは手数多いし、曲の進行はくにゃくにゃだし(笑)。
一聴した印象としては、70年代のジャーマンロックのエッセンスも感じるし(アシュ・ラ・テンペルとかグル・グルとかノイ!とか)、80年代ニューウェーブの香りも感じます。つまり、破天荒でエネルギッシュでありつつ同時に、いびつなのに妙に真っ当である姿勢を感じるのです。
あんまり印象深かったので他の曲もダウンロードして聴いてみたのですが、これはどうやら大きなハズレはなさそうです。
まったくびっくり! こんな曲を演奏して活動している方がいらっしゃったとは!
第一回無料ダウンロードキャンペーン中に試みた、1時間毎のランキング記録、またやります。
雑談グループ(http://recommuni
イギリスのプログレッシブ・ロック・グループ、Van Der Graaf Generatorの中心人物、Peter Hammillのソロコンサートライブ音源です。
「Skeletons Of Songs」
録音日:1978年2月16日
演奏場所:All Souls Unitarian Church, Kansas City, Missouri, USA
ブートの名盤、というのも変な話ですが、そんな定評もあるようです。私はそうした評判を知らずに入手したのでしたが、今でもPeter Hammill関連ブート音源中最大の感動を与えられた録音です。ピアノ弾き語りとギター弾き語りだけのソロコンサートをフル収録したもので、演奏は緊張感に満ちた素晴らしい内容です。また演奏曲もソロ曲に加えVDGG時代のものも加わった魅力的なセットリストとなっています。
その録音から、6枚目のソロアルバム「Over」に収録されていた「Time Heals」をまずはレコメンドすることにします。スタジオ版ではドラムス入りの曲ですが、ここではピアノ弾き語りです。この弾き語りバージョンはスタジオバージョンの100倍は強烈に感じられます。
歌詞はPeter Hammillのオフィシャルサイトで見ていただけます。
http://www
振り絞られる言葉。悲痛でいながら生命力に満ちた声。
多彩な表情を見せる歌声。胸をえぐるような叫び。
ひりひりするような孤独。確かな存在感。
激情に見舞われながらも表面は平静を保ち続ける登場人物の苦悩がダイレクトに聴き手に向かってやって来る曲です。こちらもしっかり向き合わないことには受け止められないでしょう。
以下余談。
昨年2004年11月に5度目の来日を果たしたPeter Hammillですが、その時日本では初めて、この「Time Heals」が演奏されました。共演者Stuart Gordonのヴァイオリンの弦が切れるアクシデントが発生し、ピアノ弾き語りで演奏されたのです。
実は現在この曲はそうした「アクシデント時のソロ演奏用ストック」なのだそうで。アクシデントに乾杯! 弾き語りバージョンのライブに立ち会えて本当にラッキーでした。
どうも最近、久しぶりに日記を書くといつも入荷ラッシュな話題ばかりのような気がする・・・。まあ要するに、日々の記録を怠ると、あっという間に前回以降の入荷枚数が50とか100になってしまうので、書こうと思うと常にラッシュ、という悪循環なのであった。
ここしばらく妙に仕事が立て込んでるとこへ持ってきて、原因不明系のシステム調査依頼が複数来て、新規見積依頼が来て、その上体調がすぐれないので片付かずますます山積み、とこちらも悪循環と言えなくもない(笑)。
そういう時期に限ってオークションでは安値落札が成功し、ブックオフの100円コーナーから妙に充実アイテムが見つかり、数ヶ月前からのAmazon累積注文分がまとめて発送されてきたりするのだ。
これらを順不同でざっとリストにしてみると・・・
・Reckless Sleepers
Big Boss Sound(US LP)
CDで持ってるんですが、オリジナルLPが300円だったので。インサート付きでウレシイ。
Jules Shearがやってたバンドです。Julesのレコメンドはそろそろ書かなくっちゃなあ・・・。
・Graham Parker
King Biscuit Flower Hour Pres、 Extended Versions、Official Art Vandelay、Live Alone In America(LP)
実は昔からグラハム・パーカー結構好きで、ゆ〜っくり安価に集めてます。
・Sparks
Lil' Beethoven [Deluxe Edition]、Lil' Beethoven(UK盤 LP)
もちろん、最初に出た限定書籍型パッケージは出たときに買ってます。
・Squeeze
Round And A Bout(UK LP+7")
CDは持ってるんですが、3曲入りシングル盤付きLPが高くなかったので。
Cool For Cat、Annie,Get Your Gun、Up The Junction、Pulling Mussels(UK 7")
あー、ついにスクイーズのシングル盤に手を出してしまった・・・。このあとどうしよう・・・。まあ一番欲しかった曲は入手出来たのだけど。
・XTC
Great Fire (UK 12")
XTCのアナログ7インチ、12インチはかなり集まってきているのですが、これは持っていなかった1枚。
初めて見たかな。
・Kevin Coyne & Dagmar Krause
Babble
4半世紀前に再発されたもの。なんか買う機会を逸していたのだが、最近ちょうど聴いてみたくなっていたら中古で見つけた。
・David Bowie
Stage、Live それぞれ2005年リマスター US盤
何しろ国内版の半額以下なんだもん(¥1,648)
・Stranglers
The Raven [EXTRA TRACKS]
・Stiff Little Fingers
Inflammable Material、Nobody's Heroes
・Ornette Coleman
At the "Golden Circle" Vol1、Vol2
このあたり、Amazonの980円バーゲンで。全部LPも持ってるヤツだなあ。ボーナストラックと値段で購入。
・The Slits
Live at the Gibus Club
最近出た初期発掘音源ライブですね。
・Revillos
From the Freezer、Attack!、Jungle of Eyes、Attack of the Giant Revillos、Live & On Fire in Japan
今頃Revillosまとめ買いしてるバカは私くらいか・・・。
いや、買い損ねたRev Up再発のニュースを聞いて、検索したら中古在庫が丁度見つかって・・・
・Judee Sill
Dreams Come True
2作のアルバムを残して他界した女性SSWの未発表音源。萩原健太さんのサイトで知って即注文。素晴らしかった。
もう日本盤も出ましたね。
・Yellow Dog
Yellow Dog (UK LP)
これは1stアルバム。セカンドは持っていたのですが、ついつい聴きたくなって購入。
Foxというバンドで曲作りの中心だったKenny YoungがFox解散後に結成したバンド。
・Mauro Pelosi
死に至る季節(LP)
イタリアのカンタトゥーレ、マウロ・ペローシの1st。
日本で再発された当時は同時発売の2nd「小人市場」しか買わなかったのでしたが、今度レコメンド書く積もりなので、その前に1stも聴いてみることにしました。
・Heavenly
Le Jardin de Heavenly(日本盤ボーナストラック入り)
このバンドのことは、eBayで知り合ったSlapp Happyファンのアメリカ人学生経由で知りました。日本盤のCDが欲しいんだけど、と言われて。
実はPastelsとかVasselinesに通じるアノラック系と言われるツリー周辺の人だったのですね。今回見つけたのは2nd。個人的には3rdの「 The Decline & Fall of Heavenly」の方が好きかな〜。
・くじら
カラス(12インチ)
いや、持ってるんですけど、ヤフオクで数ヶ月売れないままだったのがどんどん値段が下がっていくのが不憫で、つい落としてしまいました。予備ということで(^_^;
・マンガイメージアルバム
「アルカサル」、「エロイカより愛をこめて」、「パートナー」
青池保子の「アルカサル」イメージアルバムは、10年越しで探していてようやく入手! 実は自分として事件と言えるレベルの入荷はこれだけかも・・・。
「エロイカ」は持ってるんだけど、あまりに投げ売り価格だったのでつい・・・。
名賀智子の「パートナー」もついでの1枚。マンガは面白いと思いますが、音楽は不明。
・ブックオフ100円CD
知らないアーティストばかり20枚ほど。とりあえず半分ちょっと聴いてみたけれど、今回は当たり確率が高い!
ジェス・クラインとかも知らない人だったんですが、今月のストレンジ・デイズで新譜発売に伴うインタビューが載ってましたね。
他にもカナダのバンドでフランス語で歌うジャン・ルルーというのも面白かった。
最初にはまったのはスウェーデンのバンドでhoneypieというグループ。随分繰り返し聴いてみて、毎回いいなあと思うのに、未だに1曲も口ずさめない。心地良いのに全然覚えられないという不思議な感じ。
う〜ん、大体最近の入荷ってこのあたりかなあ・・・。
追々レコメンドで紹介していこう・・・・と思っている内に積もってしまいました・・・。
次に書く1曲は大体決まったので、週末にせめてその1曲はレコメンド書こうというのが目標です。そしてその曲は今回入荷分とは全然関係ありません(笑)。
70年代から活動している横浜のロックミュージシャン、吉野大作1985年の作品から。
プロスティチュート名義の初期EPやJAPANレコードからのフルアルバム「死ぬまで踊り続けて」などに較べると、このアルバムは不当に評価が低いように感じられる。確かにこのアルバムが発表された当時は「げぇっ! 歌詞が聴き取れる!」とみんな驚いた。プロスティチュートと言えばフリーキーでアヴァンギャルド、そして大作さんの歌は歌詞カードを見ない限り全く聴き取れない、というのがそれまでの常識だったから。
けれどあれから20年、折に触れてこのアルバムを聴いてきつつ、そしてまた90年代にリリースされた「光の海の中で」や「もう一度おれにブルースを」と並べてみると、音質には多少の差があれ、別に何が変化しているともぶれているとも思わなくなった。どの時代の音もカッコいいし、怖いじゃないか!
キャプテンレコードからリリースされた「後ろ姿の素敵な僕たち」(なんてカッコいいタイトルだ!)の1曲目「FOZZDELIC FARM」は一聴えらくポップで心地良い。実際車で聴いていても実に心地良いのだが、この気持ちよさがなかなかに深い! 爽やかに聞こえてくる歌詞も言葉を追ってみれば実はかなり抽象的で、そこから広がるイメージは限りない。
録音と演奏からはそれまでのカオスが影を潜めているが、それはあくまで表面的なこと。ぜひ一度じっと向かい合ってみて欲しい作品だ。
ぎゃあ。これどうしよう〜。
James Chance & The Contortions来日決定
http://hidemuzic
ホントですか? 全然現実感が湧かないです。
思えば、アルバム「No New York」が出たときにNHK FMの渋谷陽一さんの番組で半分くらい掛かったんですよね。すぐさま探しに新宿行きました。どこで見つけたんだったかなあ? OMだったかな? まあ何にせよ、そのおかげで中学生の分際で、周辺の友人はみんなContortionsもMarsも知っているという環境が出来ちゃったのでしたが(笑)。
最近フリクションの79年ライブが再発されたりして、これも驚きでした。
79 Live
http://www
これ以上驚くには、あとはもうCaptain Beefheartが音楽活動再開するくらいしかないかも(笑)。
どうしてそういうことするのか見当も付きませんが、解散から27年経って、遂に奇跡の再結成を遂げたVan Der Graaf Generatorの新譜「Present」が発売になったのですが、EU盤と日本盤はCCCDになることがはっきりして来ました。関連メーリングリストやコミュニティではあきれるやら嘆くやらのちょっとした騒ぎが・・・。
まとめてblogにエントリ書きました。
[CCCD]世界中で悲嘆と怒りが:再結成Van Der Graaf Generatorの新譜
http://mal
まあったく! 今更CCCD出して何か得られるものがあるんだろうか?
リスナーには見当も付かない何かの理由が???