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recommuni四方山話近頃、階段を上るのが好きになった。自分でも不思議、だって極力エスカレータを選び、エスカレータの右側を上るのもイヤ、ここまでエスカレータがあるのになんで最後のここはないのか、麻布十番みたいに地上に出るまで作っとけよ、なんて心の中でボヤいていた男が、今は永田町のあの長い階段もさして苦にならず、心地よく上ってるんだから。エスカレータがあっても人が多いようだとすぐ階段を選ぶ。鍛えようなんて思ってるワケじゃない。そういうのは気分的に重くなって続かない。
「打撃の神髄 榎本喜八伝」を読んでからだ、この劇的な変化は。榎本喜八は昭和30年代を代表するプロ野球選手。長嶋、王、張本なんかと同時期に活躍し、なんとイチローよりも早く1,000本安打を達成した打撃王なんだけど、あまり有名じゃないよね。ボクも物知り楠ちゃんから聞くまで知らなかった。そんな大打者なのになぜかと言うと、バッティングに人生を捧げるあまりちょっとおかしくなっちゃったんだな。それでなんか球界追放的な感じになってしまったらしい。
だけどこの本で記憶に残ったのは、榎本選手のすさまじい野球人生のことよりも、「足裏で地面を引き上げるような気持ちで『丹田』に気を集中して立つ」という、榎本さんが合気道から学んだ精神集中法、「太ももの前の筋肉ではなく、後ろの筋肉で進むようなイメージ」で走ったり歩いたりすると疲れないとか、「猫は高いところへ上るとき、腰からぐーっと持ち上がっていくようですばらしくムダのない動きをしている」とか、そんなような記述なんだ。
ということで、階段を上るときに「腰からぐーっと身体を持ち上げていくような」気持ちでやってみたら、これがすごく楽チンで、そればかりかなんか身体への刺激が気持ちいいー、と実感し、それ以来階段が好きになったというワケ。単純?
「打撃の神髄 榎本喜八伝」/松井浩:著/講談社/1,800円(税別)
2006.0303
コメント
小学校とかで教えられた行進の歩き方、手と足を交互に振るというのは、明治以降に持ち込まれたそうです。江戸時代までは、日本人は手と足を一緒に振り出す歩き方、走り方をしていたそうです。武道はすべて、このナンバ歩きです。剣道や柔道の摺り足を思い浮かべるといいと思います。
山登りをすると、急坂を登る時は、自然に足と手が一緒に出ていくようになります。あるいは、重い荷物を持った時の歩き方。これがどうも自然な歩き方のようです。
ナンバ歩きについては、たくさんの本が出ています。これを取り入れた中学校だか高校だかのバスケットボールのチームが、急に強くなって全国大会へ出たり、という例もあります。
ダイエット目的なら、デュークなんとかのように、腰を大げさに振って歩くのもいいかもしれませんが、疲れずに長く一定のペースで歩くならこの歩き方に理がある気がします。
お試しあれ。
詳しく説明しているサイトもあった↓
http://www
中国のマラソン・ウーマン、孫英傑はひょっとしてナンバ走り?!