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アメリカにOpenIPOというやり方をとっているWilliam Hambrecht+Co.なる投資銀行があります.Hambrechtさんは以前Hambrecht&Quiste(今はH&Q)なるIPO専門の投資銀行をやっていた方です.確かシリコンバレーの会社はH&QでIPOをやったところも多いはず.
1990年代末頃にH&Qをお売りになり上記の会社を設立されました.
この考え方はIPOにおけるBookBuildingの過程を表に晒そうというものです.
IPOにおける投資銀行の機能の一つに「価格探索機能」というものがあります.彼らの試みは公開株式の配分透明性を高める一方でこの価格探索機能を市場に委ねようという試みでもあります.
昨年のGoogleのIPO はこのシステムを採用し様々な批判はあったものの,Googleのような大きな資金調達にも機能したようです.
こういう機能を持ったシステムが日本でアクティベイトしないかなとこの7〜8年考えています.
今研究者のために資金調達機能を研究成果の上に打ち立て研究を活性化を促すプロジェクトに関わっていますが,意外に出口でのこういう機能がありません.元々知的成果物で収益を獲得し,新たな研究に取り組もうというものは判断が分かれ,評価の偏差の幅が広い(すなわちボラティリティが高い)はずです.それをリードマネージャー(主幹事)の考え方ではたして妥当な評価を市場に提示できるとは思えません.実際にこういう市場に委ねようとすることを試みようという方は投資銀行にはいらっしゃらないのでしょうかね.
知的成果物で収益を獲得し,新たな探索をするという点で音楽関係とも共通の課題かもしれません.
http://japan
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