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recommuni四方山話遅ればせながら、Martin Scorsese総指揮のブルース映画シリーズのひとつ「RED,WHITE & BLUES」を観た。その前に「PIANO BLUES」も観たのだが、この「RED,WHITE & BLUES」のほうが、ドキュメンタリー映画として数段優れているように感じた。
数々の大御所アーティストへのインタビューを織り交ぜながら、メインテーマはブルースに対するイギリスのミュージシャンたちの貢献についてだ。奴隷としてこき使われ差別された黒人たちから生まれたブルースは、そもそもアメリカの白人からは相手にされなかったが、イギリスのミュージシャンたち、クリームやストーンズやフリートウッドマックがその価値を理解し、支持し、追求し、それを世界的なものにした。
そこには、音楽が人種の壁を崩したという事実が、強力なメッセージとしてこめられている。
クラプトンが「自分はブルースを極めなければならない、それが使命だと思って、ヤードバーズを辞めた」と言うのを受けてインタビュアーが「なぜそれを使命だと思ったのですか?」と素朴な質問をした。クラプトンは、おそらく「なぜ」なんて考えたことがなかったんだろう、10秒くらい絶句したのち、「interesting」と言う。理由はただひとつ、音楽の神がこの男を指名したのだ。
そして、ブルースという音楽をにはたった3つのコードしかないことを、「太陽と地球と月」あるいは「男と女と神」とある黒人ミュージシャン(名前忘れた)が例えてみせた。ここにも音楽の神の存在を思わせる。
年老いてもなお音楽について熱く語る人たち。音楽の力をひしひしと感じた。
昨夜「おかめ」で、常連の一人だけど名前を知らない人から、今発売中の「TITLE」という雑誌が「ロックで旅するイギリス」という特集で、なかなか音楽的に充実しているのを見せられ、別の常連、F氏には「パッチギ!」という映画は実によかった、と聞かされ、帰りに本屋で「TITLE」を買い、「パッチギ!」のDVDをレンタルしてしまった。
実に「おかめ」は「リアルrecommuni」である。
で、「パッチギ!」を少し観て寝よ、と思って再生し始めたら、これがほんとにおもしろくて、泣けて、最後まで観てしまった。
時は1968年。主人公が高校三年生だから、ボクよりちょっと上の世代=団塊の世代がもろドンピシャの時代感覚だから、若い子たちにはちょっとピンとこないかもしれないけど、近くて遠い国・韓国と日本の関係をすごくリアルに考え(感じ)させられた。
井筒監督、テレビで偉そうなことしゃべってる目立ちたがり屋のおっさんかと思っていたら、たいした監督である。
感心したことのひとつは、関西弁が実に自然だということ。ドラマには妙なアクセントやイントネーションの「エセ」関西弁が多いからね。ま、京都弁よりは大阪弁って感じだったのが惜しいところだけど。
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