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recommuni四方山話麻布十番で飲みながらつい話に熱中して、時計を見たらもう終電が近かった。タクシーで相乗りをという友人の提案をなぜかキッパリ断って、麻布十番駅から南北線で目黒へ。
目黒駅には24:30ごろ着いたと思うが、次の新宿・渋谷方面行きは24:45、それも最終である。15分もあるからベンチに座るが、酔ってるから居眠りが怖い。ウトウトなりつつもかろうじて意識を保って、「電車が到着しまーす」というアナウンスを聞く。ああ、やっと来たぞ、さあ……なのに、なんとここで空白になった。
ハッと目を開けると、ちょうど扉が閉まったところ。バネ仕掛けのように立ち上がったが、もうどうしようもない。さぞかし情けない顔をしていただろうボクの目の前で、山手線外回り最終電車は静かに動き出した。
それまでの15分間なんとか居眠りを我慢していたのに、電車が来る直前から扉が閉まるまでのおそらく30秒程度だけ!完全な眠りに落ちていたのだ。こんなことがあっていいのか。
どうせだったら駅員さんに肩を叩かれるくらいぐっすり眠り込んでしまえば、それなりにあきらめもつく。肝心カナメの30秒だけ、計ったように居眠りしてしまうなんて、神様もいたずらが過ぎる。
しかたがないのでトボトボと出口へ。スイカは入った駅でそのまま出るのを許してくれない。改札にまでバカにされながら、外へ出て、タクシーに乗る。4260円也。
まるで絵に描いたようなドジだが、あまりにできすぎててウソっぽくて磯野貴理子の話みたいだから、笑いもとれない。自分で笑うしかない。
2005.08.26
福岡智彦
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