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どうやって自分が好きになれる音楽を見つけるか?
これは多くの音楽好き人間に取っては一生のテーマのようなものではないでしょうか?
レコミュニという仕組みもこのテーマに対する解答の一つでしょう。またリニューアルして使いやすくなったというコメントを最近よく見かけるLastFM(http://www
それと今日知ったのがこちら。
Pandoraは「Music Genome Project」という研究プロジェクトの成果を元にしているようです。これは楽曲の特徴を400くらいのパラメータにして、複数のアナリストが採点した結果を元に、「似ているもの」を見つけようというものみたいです。
操作方法としてはLastFMと似ていて、まずは何か好きなアーティストなり曲なりを検索して、そこから数珠繋ぎに掛かる曲に対して「いい」とか「違う」とかの評価を入れていく、というものです。
なるほどねえ。果たして楽曲の魅力が400のパラメータで表現出来るのかどうかは分かりませんが、そもそも普通のリスナーだったらそんなに多数の要素を意識的に分析してることはないですよね(笑)。
試して見ると、割と悪くない分析結果のような気がします。気分だったのでSqueezeの「Goodbye Girl」から始めてみたのですが、いい感じのポップチューンが続きます。Kinksの「In A Foriegn Land」が出てきたのには意表を突かれましたが、これ好きな曲だったのですよね。ああ、そういえば・・・、って感じでなかなか絶妙な選曲かも。
最初に検索したアーティスト名が付いた「Squeeze Radio」とか「Kate Bush Radio」なんてステーション名が出来るのもちょっと楽しいですね(笑)。
ああ、そういえば20世紀の終わりにMP3ブームとか、RealJukeboxが出てきたときに、「そうは言っても、コンピュータで検索できるのは結局テキストで打ち込んだ情報だけだなあ。鼻歌歌ってあげると『ああ、それ誰それのなんとかだよね!』って言ってくれるような、音楽に詳しい友人になれるまでにはまだまだ掛かりそうだなあ」などと思ったのでしたが、ようやく音楽の内容に基づいた検索が現実的になってきたのだろうか、などとも思うのでした。せっかく機械で情報処理するんなら、やっぱりそこまでやって欲しいですよね。
そんなことを想像すると、iTMSなんていうのがまだまだ恐ろしく原始的な仕組みであることに気づきます。音楽がデジタル情報になったことの価値をまだまだ利用しつくしてない、というか。
あ、ところで、私自身は、こうした分析型アプローチにも興味はありますが、もっと理不尽な「レコード屋での見知らぬものとの出会い」もかなり好きなオールドタイプであることを認めるのにはやぶさかではありません。でもまあ、出会いの確率が高まるのはいいことでもあるかなあ、と。最も、必死に出会いを求める必要はないくらい、すでにいろんなモノを追いかけている状態にありますけど(笑)。いや、反対にいい加減止めろよ、減らせよという心の声も(笑)。例によって、年末大掃除が近づくと、必ず反省することなのでした・・・。
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