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「来日○○盤」と言われたら、さて、そこにはどんな文字が入るでしょうか。
一番多いのは「来日記念盤」でしょうか。海外アーティストが来日すると、それに合わせて何かしら特別にレコードを発売するというパターン。ベスト盤の時もありますし、レギュラー盤を出し直したり、廉価盤にしたり、廃盤の再発をしたり、と。
友人Jが昔から持ってたミッシェル・ポルナレフのシングルがありまして、これがちょっとないパターン(笑)。その名も「来日要求盤」(笑)。
表には「6月来日要求盤/来日要求運動にキミも参加しよう」と書かれています。これだけでも普通じゃありませんね。裏には、まず左下隅にポルナレフの顔写真があって、「ポルナレフの顔をハガキに貼ってキミの大好きなD.J.に来日要求のリクエストを出そう。もちろん曲は”悲しみのロマンス”」という仕掛けが。
一方右下隅には当時の新譜「熱狂のオランピア」というライブ盤の紹介があり、その最後に「江川雄一プロデューサーにはげましのお便りとリクエストを出そう。」と書かれています。えっ?、洋楽盤のプロデュースが日本人なの?、というか、江川さんって誰?(笑)。
ライナーノーツを見てみたら、書いているのは文化放送の江川雄一さんという方でした。そうか、D.J.だったのかな?
(7インチシングルに馴染みの無い方のために説明しておくと、70年代洋楽の日本盤には、シングルであっても解説が付いていることが多かったのです)
多分昨日こんなblog記事を読んだせいか、今日このシングルを中古で見つけた時、妙に惹かれて買って来ちゃったのでした。
what's my scene? ver.7.0
滅び行く音楽ジャンル「洋楽」
http://blog
70年代には、本当に数多くの洋楽レコードが、それなりに充実した解説(思いっきり的外れなものもありはしましたが(笑))と共に発売されてたんですよね。そういう地道な普及活動もあって、80年代の隆盛を迎える訳です。
「来日要求盤」ってコピーもしかし凄いですが(何度見ても笑えます)、情報が少なく、かつTVやらネットやらで動く姿を見ることも出来なかったその頃の熱さを感じさせるではありませんか。
さて、もしもあなたがレコード会社のディレクターか何かだったとしたら、「来日要求盤」てジャケットに印刷してCD出したいアーティスト、いますか?(笑)
レコミュニにいらっしゃる方でしたらかなりの確率でmf247を覗きに行ったことがあるのではないかと想像します。
mf247がきっかけで存在を知って、初めて「もっと聴いてみたい!」と感じ、CDも通販で申し込んでしまったのがこの10行というバンドです。
10行
https://www
多分上記ページでバンドの写真を見ても、プロフィールを読んでも、それほど食指は動かないだろうと思うのですが・・・。まあ試しに聴いてみて下さい。声に圧倒されます。
澄んだ美しい声なのですよ。なのに力強い。決して張り上げている声じゃないのに切れ味が鋭い。この女性ボーカルだけでも「もっと他の曲を聴きたい!」って気になりました。
オフィシャルサイトに行ってみると、どうやらメンバーの活動歴は20年を超えている(!)ベテラン揃いで、その彼らがオリジナルな音楽を求めて結集した、というものらしいです。さもありなん。貫禄ありますもの。
こういう音に出会うと、知らない音楽にいろいろ手を出して時間を過ごすのも時には報われるな、と思います。
知ってる人はとっくに知ってたグループなのかも知れませんが、私は今日発見しました。なので本日のイチオシ!(笑)
本でもレコードでもそうなのだが、とても気に入っている作品で入手困難なものを安く見つけたりすると、2つ、3つと複数買うことがある。複数持っててどうするか、っていうと、その内誰かにプレゼントするのだ。ささやかな投資による自力プロモーション(笑)。
レコミュニで始まったadd my tracksという機能は、根本の発想がこれと同じような気がする。会員自身が、ストリーミング配信許諾が取れたレコミュニ登録曲の中から選んで、自分のホームや参加しているグループで配信出来る。つまり、曲を気に入った本人が投資して、レコミュニには無かった試聴機能を提供しているとも言えるし、合法的にお気に入りミュージシャンのプロモーションを勝手にやれる、ということでもある。
個人のホームページだと、どう頑張ってもお気に入りアーティストの音源を配信するのは難しい。せいぜいAmazonあたりの試聴音源へリンクするくらいだろう。add my tracksは、面倒な権利処理をレコミュニがやってくれて、個人は月額配信料だけを負担して、結果64K Monoではあるが、1曲をフル配信可能にしてくれるのだ。
たまたま現在はレコミュニ許諾曲が少ないので選択肢が限られてしまうが、このスキームは素晴らしいと思う。一人一人のファンが、実際にアーティストをサポートするために、自由に投資出来るのだ。
しばらく前に(と思っていたが、すでに10ヶ月前になってしまっていました・・・(^_^;))福さんの日記で、音楽マンガの話題が出たことがありました。
「四方山話その九十六【のだめカンタービレ】」
http://recommuni
この時は絶版で、お勧めしようにも困った森脇 真末味の「おんなのこ物語(ストーリー)」が復刊されました。
おんなのこ物語(ストーリー)(1)
http://www
おんなのこ物語(ストーリー)(2)
http://www
全3巻で、最終刊は3月発売です。
思えば、音楽を題材にしたマンガで、本当に自信を持って人にお勧め出来るものってあまりありません。でも、ロックマンガなら、「おんなのこ物語」と「ファイヤー!」は文句なしにお勧め出来ます。
「おんなのこ物語」は70年代から80年代初頭が舞台です。例えばヒロインの女子高生が大事にしてるレコードはXTCだったり、クライマックスのコンサートであるバンドがカバーする曲がじゃがたらの「デモ・デモ・デモ」だったりします。でもそういう細かい部分は作者の趣味を混ぜ込んだ部分で、あくまでも細部に過ぎません。
このマンガでは、演奏されている曲が、実際にはどんな音なのか、ほとんど具体的な描写はありません。音を想像するのは読み手に委ねられています。それでもこのマンガがリアリティを持って迫ってくるのは、凄い音に遭遇した時に立つ鳥肌、背筋に走る寒気、歪む視界など、ロックがリスナーにもたらす興奮を見事に表現しているからでしょう。
水野英子の「ファイヤー!」も、音そのものよりも、演奏者の中に渦巻く戦慄や恍惚感、焦燥感といった感情に打ちのめされます。また60年代後半のロックに底流として流れていた価値観、理想、夢など、正に時代の価値観を封じ込めた記念碑的作品だと思います。
未読の方はだまされたと思って是非一度読んでみて下さい。
今回はディスクじゃなくて配信ダウンロード。
イギリスのグループで、Familyってバンドがあります。ロジャー・チャップマンというダミ声のボーカリストが有名なのですが、一時期ジョン・ウェットンが参加していたりもして、プログレ家系図を追っていても名前が出てきます。
名前はずっと知っていたのに聴く機会がなかった、そういうバンドっていっぱいありますよね。もういやになるほど。私にとっては昨年まとめて聴いたグレイトフル・デッドなんかもそうです。
数ヶ月前にFamilyのブートライブを500円で買ってみて、聴いてかなり驚いたんですよ。こんなに独特な音楽性のバンドだったのか、と。
そうしたら日本では紙ジャケ再発なんてのもありました。でもそれに手を出すほどにはまだ思い入れがなくて。大半のアルバムが変形ジャケットというのも凄いです。オリジナルLPは安くないんですよね・・・。
そうしたら、emusicで最近Familyとロジャー・チャップマンが複数登録されました。
http://www
ちょっとその気になってきて、いつものAll Of MP3をチェックすると・・・。
http://music
おお! この2カ所を合わせると、アルバムほとんど揃うではありませんか! まずはAll Of MP3で大半を手に入れて、ボーナストラックはemusicで補完して、ロシアにないヤツはemusicで追加、とすれば。
こうすると、アルバム8枚分で$13とかそのくらいです。おお! と、勢いづいて一気買い。MP3ディスクに焼いて一気に聴いてみています。
こういうのって、古本屋さんで漫画や全集の揃いがあるのを見つけると、つい購入したくなるのに近いですね。やっぱ品揃えって大事です。途中が欠けてると、ふと買う気を削がれることってありますものね。
いや〜、Family、とても独特でエネルギッシュでブリティッシュで面白い〜〜〜。
キター!
思わず叫んでしまう、「終曲 フィナーレ」の配信。
http://recommuni
まだPASSレコードの配信は始まったばかりだけど、これなら次はグンジョーガクレヨンだぁ!
レコード会社って、音楽ファンに対して何をしてくれる会社なんだろう?、とちょっと考え直しているここ数日。
何故か曲が途中で切れているIt Bitesの再発盤
http://mal
レコード会社の人は音楽を聴かない:It Bites再発盤 途中切れ曲その後
http://mal
頼む! ちゃんと出し直してくれ!
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