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2006年02月14日

最高のロックマンガ 

しばらく前に(と思っていたが、すでに10ヶ月前になってしまっていました・・・(^_^;))福さんの日記で、音楽マンガの話題が出たことがありました。

「四方山話その九十六【のだめカンタービレ】」

http://recommuni.jp/home/news.php?C=7&CN=16341

この時は絶版で、お勧めしようにも困った森脇 真末味の「おんなのこ物語(ストーリー)」が復刊されました。

おんなのこ物語(ストーリー)(1)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150308357/

おんなのこ物語(ストーリー)(2)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150308365/

全3巻で、最終刊は3月発売です。

思えば、音楽を題材にしたマンガで、本当に自信を持って人にお勧め出来るものってあまりありません。でも、ロックマンガなら、「おんなのこ物語」と「ファイヤー!」は文句なしにお勧め出来ます。

「おんなのこ物語」は70年代から80年代初頭が舞台です。例えばヒロインの女子高生が大事にしてるレコードはXTCだったり、クライマックスのコンサートであるバンドがカバーする曲がじゃがたらの「デモ・デモ・デモ」だったりします。でもそういう細かい部分は作者の趣味を混ぜ込んだ部分で、あくまでも細部に過ぎません。

このマンガでは、演奏されている曲が、実際にはどんな音なのか、ほとんど具体的な描写はありません。音を想像するのは読み手に委ねられています。それでもこのマンガがリアリティを持って迫ってくるのは、凄い音に遭遇した時に立つ鳥肌、背筋に走る寒気、歪む視界など、ロックがリスナーにもたらす興奮を見事に表現しているからでしょう。

水野英子の「ファイヤー!」も、音そのものよりも、演奏者の中に渦巻く戦慄や恍惚感、焦燥感といった感情に打ちのめされます。また60年代後半のロックに底流として流れていた価値観、理想、夢など、正に時代の価値観を封じ込めた記念碑的作品だと思います。

未読の方はだまされたと思って是非一度読んでみて下さい。

| Posted By MAL 投稿日: 2006年2月14日 22時11分 更新日: 2006年2月14日 22時12分

コメント

お、こりゃ買ってみないと、ですね。
情報ありがとうございます!
by 福 - 2006年2月15日 2時37分
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