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MAL Antenna - recommuni version2006/2 | ||||||
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「来日○○盤」と言われたら、さて、そこにはどんな文字が入るでしょうか。
一番多いのは「来日記念盤」でしょうか。海外アーティストが来日すると、それに合わせて何かしら特別にレコードを発売するというパターン。ベスト盤の時もありますし、レギュラー盤を出し直したり、廉価盤にしたり、廃盤の再発をしたり、と。
友人Jが昔から持ってたミッシェル・ポルナレフのシングルがありまして、これがちょっとないパターン(笑)。その名も「来日要求盤」(笑)。
表には「6月来日要求盤/来日要求運動にキミも参加しよう」と書かれています。これだけでも普通じゃありませんね。裏には、まず左下隅にポルナレフの顔写真があって、「ポルナレフの顔をハガキに貼ってキミの大好きなD.J.に来日要求のリクエストを出そう。もちろん曲は”悲しみのロマンス”」という仕掛けが。
一方右下隅には当時の新譜「熱狂のオランピア」というライブ盤の紹介があり、その最後に「江川雄一プロデューサーにはげましのお便りとリクエストを出そう。」と書かれています。えっ?、洋楽盤のプロデュースが日本人なの?、というか、江川さんって誰?(笑)。
ライナーノーツを見てみたら、書いているのは文化放送の江川雄一さんという方でした。そうか、D.J.だったのかな?
(7インチシングルに馴染みの無い方のために説明しておくと、70年代洋楽の日本盤には、シングルであっても解説が付いていることが多かったのです)
多分昨日こんなblog記事を読んだせいか、今日このシングルを中古で見つけた時、妙に惹かれて買って来ちゃったのでした。
what's my scene? ver.7.0
滅び行く音楽ジャンル「洋楽」
http://blog
70年代には、本当に数多くの洋楽レコードが、それなりに充実した解説(思いっきり的外れなものもありはしましたが(笑))と共に発売されてたんですよね。そういう地道な普及活動もあって、80年代の隆盛を迎える訳です。
「来日要求盤」ってコピーもしかし凄いですが(何度見ても笑えます)、情報が少なく、かつTVやらネットやらで動く姿を見ることも出来なかったその頃の熱さを感じさせるではありませんか。
さて、もしもあなたがレコード会社のディレクターか何かだったとしたら、「来日要求盤」てジャケットに印刷してCD出したいアーティスト、いますか?(笑)
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