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MAL Antenna - recommuni version2025/2 | ||||||
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いやー、そういうこともあるんだなあ。
音楽を買い始めて優に四半世紀。これまでいろいろなジャンルに手を出してきていたが、ずっとほぼ無視してきた方面がある。黒人音楽〜ソウル〜ファンクであります。それがいろいろな巡り合わせで、なんとなく今日から探求始めてしまいました。
音楽の守備範囲って食べ物の好き嫌いに似てますよね。特に「食わず嫌い」って現象に。なんとなく縁がなかったり、最初の出会いが悪印象だったりして、結構長い年月近づかないようにしていたりするあたり、似ているように思います。
思えば、洋楽に意識的になり出した頃、世はディスコ、ソウルブームだったような・・・。必然的に、日本では便乗商法により猫も杓子も「ディスコ」「ソウル」「フィーバー」。子供心に、非常に胡散臭く感じたものですが、多分それがソウルというジャンルにいい印象を持てなかった最初の理由でしょうね。連想クイズでソウルと聞けば「ソウル・ドラキュラ」とか「ソウルこれっきりですか」とか思いつくもんなあ・・・。
あとジャケットが嫌いだったんですよ。特に、黒人が複数、妙にキメた格好でリラックスしつつ歯を見せて笑ってるジャケットが・・・。あの雰囲気が苦手でねえ・・・。「クリムゾン・キングの宮殿」とか「聖なる館」とか、そういうジャケットは素直にカッコいいなあと思えたんですが。
男性の裏声ボーカルも苦手だったかな。ロックファンとしてはやっぱりシャウトだろ?、みたいな気負いがあったし、ゲイっぽい雰囲気も好きになれなかったし・・・。
でまあ20年以上途中色々あるわけですが、直近のきっかけとしては、
・マイルス・デイビスの70年代
・スライ&ザ・ファミリーストーンの再発
・「ファンキー・マツリ」の入手
という布石がここ数年あった上に、
・「Cold Blood」のLPジャケ買い
をきっかけに、「ところでファンクって一体何? どれがファンクなの?」と探求始めちゃいました。
マイルスの「オン・ザ・コーナー」は結構昔から好きでよく聴いてたんですよね。でもファンクだと思ってなかった。スライもこの前の再発買ってライナー読むまでロックとファンクの融合でリスナー層を広げたグループだとは思ってなかった。Cold Bloodの美人ジャケ(でも色彩とデザインがサイケで怪しい)からはシャウトするファンクは予想できなかった。
「オン・ザ・コーナー」ってとにかくひたすら強烈なビートが続く特異な作品で、ジャズファンから全然評価されないのも不思議はないんですが、執拗に続くハイハットを聴き続けているだけで結構飛びます(笑)。そのあと続けて有名どころのファンクを聴いてみると、全然違和感なく続けて聴けることを発見したのです。
こういう時こそNapsterですね。
ネットで調べて、片っ端から音を聞いていってみる。
ハードロックだったら数時間連続で聴くのはかなりキツイ気がしますが、ファンクは聴けた。まあたまたまこちらの体調がそういう感じだったのかも知れません。Betty Davis(短期間マイルス・デイビスの奥さんだった人。マイルスにファンクを教えたのは彼女という説も・・・ホント?)も昔ちょっと聴いて悪くないと思ったけれど、今聴くとかなり恐るべきシロモノだったというのが段々分かってきたり・・・。
危険なのは、ファンクってベースの音にかなり特徴があるので、気に入ってしまうと多分アナログで集めたくなるだろうという気がすること(笑)。
せっかくなんで、「ファンク—人物、歴史そしてワンネス」などという本があるみたいなのでオーダーしてみました(笑)。
Carol O'Connellのマロリーシリーズ最新作、"Find Me"を読んでます。相変わらず、キレのいい語り口なのに、実際のところ何が裏に隠れているのか、主人公が何を考えて行動しているのかまるで分からないストーリー展開(笑)。この幻惑感がこの作家の醍醐味だよなあ〜。
音源の入荷は相変わらずですが、なんだか最近はストラヴィンスキーが肌に合ってしまい、そればかり聴いています。まあネット音源もチェックは続けているのですが(笑)。
今週は、私的録音補償問題に関するパブリックコメントの締め切りもあるので、それが終わらないとなんというか、肩に重荷が載ったままというか、落ち着きません。勢いでダウンロード違法化なんかされた日には、副作用がもの凄いことになりそうに思います。合法・違法が詳しく分かっている人以外は、ネットで音楽や映像にアクセスするのを止めちゃうと思います。で、詳しい人は今まで通りにアクセスし続けるでしょう。これまた業界自殺指向の短絡的要望だなあという気がしています。
パブコメについては下記のサイトがとても参考になると思います。
なんと申しましょうか。どうしてこう日本のレコード会社さん達は、ビジネスが縮小する方向にばっかり頑張ってしまうのでしょうか。
音楽SNS「Last.fm」日本語版サービス終了
http://www
ところで、CD交換サイトdiglogは、Amazonジャパンの意向により、アフィリエイトとしてのデータベース利用を打ち切られてしまい一時閉鎖となりました。残念。
とはいえ、Amazonも一私企業に過ぎませんから、そこへの依存度が大きかったのが響きましたね。ううむ。
あとはBEatBuddyに期待するしかないのでしょうか?
BEatBuddy、最近中に入れました。かなり遊べると思います。
ご興味を持たれた方は、私宛にメールアドレスをメッセージでいただければ招待状送ります。
オランダの、アルバム制作資金募集サイト、Sellabandに登録したこなかりゆさんですが、投資ペースはゆっくりですが、まずまずの好意と興味を持って受け入れられているようです。
今週のニュースレターにて、評論家がピックアップしたニューアーティスト欄で紹介されていました。
Sellaband Tribune 56
http://www
Adam's Applesというコーナーです。
今日MySpaceで知りました。
http://www
Riyu is guest vocal on Turkish CD
Riyu is guest vocal on Turkish musician Murat Ses's new album "umami". (Released Oct. 2007 by Clou Records, U.S.A.)
Riyu on Good Humor TV (Oct. No.5) :
http://www
MySpaceでこの曲は聴けるのですが・・・・。
いつもの調子で声を出しているようでいて、無茶苦茶マッチしているのが恐ろしいです(笑)。
えー、先ほど新規登録を見つけたばかりなので、本当に本人かどうか、また本気でここでニューアルバム資金を獲得しようとしているのかどうか不明ですが・・・。
http://www
あまりの驚きに思わず正気を失ってしまいました・・・。
もし、こなかさんの音楽が世界中に通用する、と思われた方がいらっしゃったら、ひとつ賭けてみませんか?
うわあ、日本にも来るのか〜。
http://www
Zappa Plays Zappaは、フランク・ザッパの息子ドゥージルが中心となった一種のプロジェクトで、とにかくザッパの曲をステージで実演する、というもの。今回の目玉はレイ・ホワイトとスティーブ・ヴァイの参加かな〜。
ザッパ死後にもZappa Universeというプロジェクトはあって、過去ザッパバンドに参加していたメンバーが集結したことがあった。う〜ん、メンバーはほとんど同じなのに、やっぱり違うんだよね〜、という感じでしたが・・・。
Zappa Plays Zappaのライブ音源は結構な数が流通しているおり、演奏はかなりしっかりしていることは分かっているのだが・・・う〜ん・・・。
ところで、しばらく前に新譜として出た「Buffalo」というライブ盤があるのですが、聴いた方います?(笑) これ、もの凄いですよ〜〜〜〜〜。1980年のライブですが、とにかくドラムのヴィニー・コリュータが凄まじいです。何がなんだか分からないくらい叩きまくってます。「Keep It Greasy」が耳にもとまらぬ恐ろしいテンポで演奏されてます。
http://barfkoswill
で、Zappa Plays Zappa、それに比べればやっぱり多少はリラックスしているように聞こえます。でも比べるのが酷かも・・・。少なくともZappa Universeよりはいい感じ。多分ボーカルのせい? それにしても、73年〜74年くらいの超絶アンサンブル時代の曲をそれは見事に演奏しているので、レベルはもの凄く高いです。
ただ、東京も横浜も平日なんですよね・・・・。
う〜ん・・・・。
ああ、これは嬉しいな。
オーストラリア出身バンドのザ・ディヴァイナルズ、11年ぶりに再結成!
http://www
Divinylsはぼくが偏執的に集めているバンドの一つ。映像ソースが少ないのが悩ましいけど、ちょっとは手に入れてる。少し前にライブがDVDになったし。
こちらは初期のビデオクリップ。PV集は昔VHSで出たっきりかな。これもDVD化して欲しいなあ。
Divinyls - Boys In Town (1981)
http://www
Divinyls - Only Lonely (1982)
http://www
さすがに、CDで出てた昔のレコードもすっかり品薄。
でも初期の作品はLPだと安かったりします。CDは異常に高いですけどね。
Chrissy Amphlett
http://homepage
そういえば、オーストラリアでしか出てない彼女の自伝、通販で買える場所探すのに苦労したなあ(笑)。
ね、眠い・・・。
でもこれだけは書いておかないと・・・。
インターネット先進ユーザーの会(Movements for Internet Active Users : MIAU)」を設立
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組織の目的
私どもMIAUは、「情報技術を応用することで、現在よりも自由で幸福な社会を作れる」と考える人々の声をまとめ、既存の法や制度に依拠する人々に対して、新たな技術による自由がもたらす利益と幸福について説明するために設立されます。
当面の活動として、新たに作成されようとしている下記の制度について、インターネットやデジタル技術を活発に使っている人々(以下、アクティブユーザー)の意見を代弁いたします。
1. 違法サイトからのコンテンツダウンロード違法化への反対意見表明
2. コピーワンス及びダビング10技術の採用に対する反対意見表明
3. 著作権の保護期間延長に対する反対意見表明
4. 上記1〜3に関するインターネットユーザーの意見表明の支援
同時に、アクティブユーザーの皆様に対して、現在進められている制度の変更がもたらす影響についてわかりやすく解説を行い、インターネットユーザーの皆様がより充実した生活を営めるようにはどのような法制度システムが望ましいかについて啓蒙活動を行い、インターネットユーザーの皆様の利害を代表する組織として活動いたします。
当面は著作権に関する活動がメインとなりますが、インターネットでの経済活動や表現活動・コミュニケーションに関する問題等についても、インターネットユーザーの利害が損なわれる形で制度が変革されるということであれば、関わっていくことを予定しています。
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つまり、これまですべて個人だったインターネットユーザーが、団体として意見表明する方法がひとつ生まれた、ということです。
私的録音録画補償金問題、著作権保護期間延長問題、コピーワンス問題などなど、最も影響を受けるのはユーザーなのに、審議会でも国会でも、意見が反映される機会はとても少なかったのです。
う〜ん、これはいいなあ(笑)。
思えばこのblogでも、レコード輸入権問題、AllOfMP3を巡る訴訟、音楽配信、Sellabandのような新しいビジネスモデルの話題を取り上げて来ましたが、今年から来年に掛けて、既存ビジネススキームの崩壊は加速しそうです。
すでに各種ニュースでご存じの方も多いかと思いますが、本日のビッグニュースは、マドンナがレコード会社を離れてコンサートプロモーション会社との契約に切り替えたことでしょう。
そして壁は崩れはじめた—マドンナ、レコード業界を捨てる (TechCrunch Japanese)
http://www
アメリカでも遂に始まった本格的なレコード会社離れ (what's my scene?)
http://blog
最近相次いでいる、レコード会社を捨て始めた大物達のニュース。
レディオヘッド、最新アルバムをネット限定で販売--価格はファンが決定(CNET Japan)
http://japan
NINが永遠にレコード会社とおさらば(what's my scene?)
http://blog
こうしたセールスの大きいアーティストがレコード会社を離れるとどうなるでしょうか? レコード会社は中堅〜新人のアーティストで利益を出さざるを得なくなっていきますが、これは相当困難なはず。必然的に、レコード会社が抱えていられるアーティストの数がさらに減るでしょう。これまでも、CD販売不振の影響で中堅アーティストを切り捨ててきており、さらにレコード会社自身も人員削減されているはず。どんどん儲からないビジネスになっていくでしょう。
そうなれば、音楽産業自体が変化せざるを得なくなります。新人アーティストにとっても、メジャーとの契約に漕ぎ着けることの意味が変化するでしょう。そうなれば、ますます、例えばSellabandのように、直接のファンベースから資金を得てアルバムを作る、という動きは加速するでしょう。
「デジタル音楽の行方」という本をご存じでしょうか? 約2年前に翻訳が出た本ですが、現実世界は徐々にこの本の予言に近づいていっているように思います。ここで提示されている「水のように安く、手ごろで、いつでもどこでも享受できるような「水のような音楽」」は実現するのか? その時には、少なくとも現在のレコード産業地図はかなり書き換えられていることでしょう。
ただし、リスナーに取ってのメリットはかなり大きいかも知れません。少ない予算で多くの音楽に触れられる可能性が大きいからです。ただし、過去に生み出されてレコードやCDで発表されてきた音源が、その時どれくらい流通するかは別問題ですが・・・。