a person powered by ototoy blog
霧の万年床〜楠 均のBGM日記2007/10 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
28 | 29 | 30 | 31 | |||
2007/11 | ||||||
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | |
2007/12 | ||||||
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
スルメ状の物が路上に落ちていて、長年の経験からそれはスルメであるはずがない、大ぶりの落ち葉であろうと判断した。異様に温暖であった今年もようやく晩秋となりにけるかも、とサザエさんの登場人物のように呟いて通り過ぎようとして、その正体が知れ、思わず立ち止まった。それは木の葉ではなく、のしたイカでもなく、車にのされてペタンコになった蛙だった。この日だけでそれを3体、というか3枚目撃した。異様なことである。「のし蛙」は春から初夏にかけての風物詩であったはずで、その季節、道のあちこちに平たくなった蛙が貼り付き、或いは体重を失って軽やかに風に舞ってるのをよけながら駅までの道を急ぐ、なんてのもまた風情であるがしかし、東京に住んで30年、晩秋にこれを見た憶えはない。これは風情の範疇にない。わろし。(息子がそばで枕草子を読まされている。)蛙だけではない。花粉も奮然と飛翔しているらしく、マスクで顔面を覆い尽くしている人の数は3体では済まなかった。今に蛙も花粉も、人間並みにメリハリのない生活を送るようになるのか。わろし。
コメント