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霧の万年床〜楠 均のBGM日記

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      〈使用上の注意〉

       質問や感想への回答や感想は「コメント」の方に

       書くことにします。

       

      Posted By XNOX クスノキス | 投稿日: 2005年11月7日 9時26分 | 更新日: 2005年11月7日 9時26分
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      MJBコーヒー

      MJBコーヒー(1kg入り)のグリーンの缶が欲しくて

      買いましたが、中身を持て余し、袋詰めにして

      冷凍してあります。

      もし、MJBコーヒーの中身を愛好しているという方が

      いたらもらっていただけませんか。

      手渡しできる方に限るのですが。

      (コーヒーを入手せんが為に11月30日の「XNOX」

       ライブに出かけてみるというのも一つの手です。)

      Posted By XNOX クスノキス | 投稿日: 2005年11月6日 17時13分 | 更新日: 2005年11月6日 17時13分
      | コメント(8) | 固定リンク |

      耳栓とアイマスク

      以前、「耳栓とアイマスク」という曲をつくったことが

      あります。

      家でも楽屋でも旅の途中でもとにかく居眠りすることの多い

      自分にとって欠かせないアイテムだったので、愛着を込めて

      捧げた曲でした。

      その耳栓を、このところドラム演奏時に装着しています。

      昔から大きな音が苦手だったのですが、ここ2年の間に

      驚異的に退化してしまった視覚とあたかも対をなすように、

      耳もいっそうの弱体化が進み、もはや耳栓なしでは

      他の人が何を演奏しているのか、更に困ったことには

      自分が何を演奏しているのかさえよくわからなくなって

      きました。刺激で麻痺してしまうのです。

      耳栓をすると、自分が、そしてバンドが何をやっているのか

      よくわかります。

      とてもクールになれるし、疲れません。

      万々歳と言いたいところですが、もちろん容易に想像が

      つくように耳栓越しの音は、長屋の薄い壁越しに

      隣家の夫婦喧嘩の様子を伺うようなもので、当事者感が

      希薄になります。

      どっちの言い分ももっともだけれど、でもおツネさん

      ちょっと言い過ぎじゃないの、みたいな客観的なというか

      傍観的な視点に立てるのは新鮮で楽しいのですが、そこには

      実際に皿が飛び交い爆発的咆哮や号泣と鉄拳がぶつかり合う

      現場、言い換えればカオスは存在しません。(正確に言えば

      無いことにしてしまえます。)

      カオスの無い人生を送っていいのか?という妙な倫理的

      脅迫観念が僕にはあり、それは汗や血やおしっこが

      飛び散ってこそライブ!のような激しい音楽現場観に対する

      気後れにもつながっています。

      もちろんこの年になれば、汗やおしっこの力を借りなくても

      音楽は生き生きしたものでありうるし、人間の持てる力を

      フルに使えばおよそ肉感的ではない出来事(音楽)も

      生々しい臨場感を獲得するものであることはわかっている

      のですが、何しろ大きい声や大きい音というのは通りが

      よくて、その通りの良さだけで一つの権力足り得るのです。

      そうした特権的音量(怨霊?)に負けたくないという意識が

      どこかにあるために、小怨霊(?)であることや虚弱で

      あることをダシに使わなければならないのかな。

      ちょっと話の方向がずれてしまいました。

      問題は、耳栓で音量を切り捨ててしまうこと(クールさを

      獲得すること)の功罪ですが、これはもう少し使い続けて

      みないとわからないことです。

      でも、功罪の有無は別として、スタジオで耳栓をとった

      瞬間に猛烈な勢いで鼓膜を襲う音、音、音(人の話し声、

      シンバルの残響、ギターアンプのジーというノイズ、等)は、

      実に攻撃的で銃弾的というか、僕がとっさに思い浮かべた

      のは切りたての空き缶のふたのギザギザが無数に空気中を

      飛び交い、鼓膜に突き刺さる様子でした。

      いやあ、こわい。

      なわけで、ここ当分は耳栓を離せない気がします。

      Posted By XNOX クスノキス | 投稿日: 2005年11月6日 17時11分 | 更新日: 2005年11月6日 17時11分
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      栄光の虚人軍の選手諸君。

      敬愛する虚人のみなさんからの反応誠に嬉しく思いました。

      嬉し涙です、チルキャットさん。がんばろうね。

      (冷えた猫、って意味?漢方でいう虚証の極みだね!)

      何があっても決して走ろうとしないホガリ君には、

      我が虚人軍の栄えある1番バッターを務めて

      もらいましょう。

      甘糟さんを見かけた方から早速コメントがいただける

      なんて、虚人群の見えないネットワークの底力ですね。

      やっきさん、「朝顔を洗う」って本当にいいですね。

      言われて初めて気づきました。それ僕の仕事です。

      いつか歌詞に使わせてください。

      いけさん、いくら体力があるからって

      朝の4時半まで起きているなんて体に毒です。

      早く寝てくださいね。

      写真をクリックして僕も驚きました。

      クリックするだけであんなにデカくなるんですね。

      麗しき虚人の会の幻影にうっとりしていましたが、

      自ら虚人を名乗っているのは実はチルさんお一人でした。

      会員のみなさん、出口を塞いでスパイを逃がさないように

      しましょう。

      スパイ(福岡)さん、体力のある人はダメって

      言ってるでしょ!

      でも、おっしゃる意味はよーくわかります。

      来季のために、画期的な体力温存法を開発中です。

      完成したら発表します。

      Posted By XNOX クスノキス | 投稿日: 2005年11月5日 10時55分 | 更新日: 2005年11月5日 10時55分
      | コメント(7) | 固定リンク |

      体力のない人、だけ読んでください。

      本当に久しぶりに書きます。

      体力がないからなかなか書けない、

      というのは言い訳でも冗談でもなく、

      夏中働いたのでクタクタだったのです。

      クタクタになると横のものを縦にすることも

      右のものを左に移すこともままならず、

      ブログへの書き込みはおろか、名刺一枚整理することも

      朝顔を洗うこともできません。

      昔、ある作家(村上春樹ですが)が、必要なのは

      才能ではなく体力と書いていました。

      たとえなけなしの才能でもマメに気長に取り組むだけの

      体力があれば、開花する可能性があるというわけです。

      (才能がある人には、一時華々しく開花してすぐ死ぬ、

       或いはぐずぐず余生を過ごす、という手があります。)

      こないだ、鎌倉に息抜きに行ったついでに美術館に寄って

      「篠原 有司男展」を見てきました。

      (巨大でグロテスクなバイクのオブジェやボクシング

       グローブに絵の具をつけてキャンバスを殴る

       アクションペインティングで有名な人です。)

      エネルギーの固まりのような作品群に圧倒され

      大いに楽しみ、また勇気づけられもしましたが、

      しかしここでも強く大きく持続性のある一級の体力が

      重要なエンジンになっていることを思い知らされました。 

      そんなわけで美術館を出た後、そぼ降る雨に打たれて

      うら寂しい気持ちでいたのですが、

      新聞で目にしたある作家(甘糟幸子という方ですが)

      のインタビュー記事に大いに驚き、

      うら寂しさが薄れました。

      学生時代から小説を書き始め、かなり期待されていた人

      らしいのですが、いろいろあって実際に小説家として

      デビューしたのは69才だったそうです。

      「いろいろあった」の中には病気もあったようで、

      それがブランクの一大原因であったことに間違いはない

      のですが、ご本人の口調(聞いた訳ではないので

      推測ですが)に切羽詰まったところはなく、

      (多分医者に)

      「根を詰めちゃいけない、そうっと生きてなさい」

      と言われて執筆を諦めた経緯を語りながらも

      「ぶらぶらしているのは大好きです。」

      とおっしゃるのんびりさ加減に頭が下がりました。

      更に、一番書きたいことは十代にして頭の中で

      完成している、のに、まだ1行も形になっていない、

      御年71才にして残り時間が少ないことは十々承知ながら、

      「手を動かすまでが大変なの。

       外に出て地面を眺めだすとだめ。

       あれ、芽が出た、花が・・・とか。

       なまけものなのね。」

      という頼もしさ。

      ちなみに、1作目のタイトルが『楽園後刻』、

      2作目が『白骨花図鑑』。

      「エネルギーが足りないのね」

      「なまけものなのね」

      と二重に自覚している人の口(筆)から

      このような言葉(題名)が発せられると

      体の芯がじ〜んとしびれるような

      淡い快感に襲われます。

      こうした体力のない人々を集めて、人となりと、

      主な仕事(縁側で欠けた器を磨く、とか)を調査し、

      年代別、出身地別、あるいはあいうえお順、

      体力のない順(体力測定も必要になります)など、

      なんでもいいのですが一同に列記した名鑑の登場が

      待たれます。

      この名鑑、タイトルはどうしましょう?

      ストレートに『大日本虚(弱)人名鑑』

      と仮にしておきましょう。

      これは大部なものになります。

      千ページくらいで、続巻もあり、いや、2巻や3巻じゃ

      収まらないです。

      全部に目を通すことを考えると我が体力への不安が

      頭をもたげます。

      つーか、そんなもの読む暇があったら、

      まず甘糟さんの小説を読めということですよね、

      ここまで引用しといて。

      Posted By XNOX クスノキス | 投稿日: 2005年11月4日 14時26分 | 更新日: 2005年11月4日 14時26分
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      XNOXワンマンライブのお知らせ

      「虹色の万年床」

       XNOX(クスノキス)

      11月30日(水)

      Open 19:30 / Start 20:30

      Charge ¥2,000 + drink

      。。lete 。。東京都世田谷区代沢5-33-3

      tel 03-3795-0275

      e-mail lete.1999@r8.dion.ne.jp

      http://www.h7.dion.ne.jp/~lete/

      ■チケット購入:

      お名前、連絡先、希望枚数を記入の上、

      メールで直接「lete」に申し込んでください。

      先着順に受付番号(01〜20)が返信されます。

      予約チケットの引替えと精算は公演当日と

      なります。

      尚、当日券の有無は公演日の17:30〜18:30に

      電話で「lete」にお問い合わせ下さい。

      定員になり次第、予約受付締め切りとなります。

      Posted By XNOX クスノキス | 投稿日: 2005年10月25日 22時29分 | 更新日: 2005年10月25日 22時29分
      | コメント(4) | 固定リンク |

      原マスミさんのライブがありました。

      先日は、久々の原さんの(バンド編成による)ライブで

      久々にドラムを叩きました。

      スティックで、普通の大きさの普通の形のドラムを、

      普通より少し力を入れて叩くというのが

      こんなに大変な労働だったとは・・・。

      曲の勘所とかキメをさっぱり把握していないことにより

      この20年間いったいどれほどのミュージシャンに

      迷惑をかけてきたかしれませんが、そのことにより流した

      僕の涙(ウソ)と冷や汗(ホント)の量もたいしたものでした。

      しかしその冷や汗の量を上回る量の労働汗によって

      僕の巨大な不安と罪悪感はきれいさっぱり洗い流されてきた

      のかもしれないと考えさせられた一夜でした。

      (この夜もいっぱい迷惑をかけていながら、脱水症状のために

       ぼんやりして翌日まで正気を取り戻せませんでした。

       でも、久々に大きな音でドラムを叩くというのは

       バイクのレースに出るようなもので、へたをすると

       ケガをするというくらい危険なもので、

       50ccにすら乗れないので大変いい加減なたとえですが、

       いやはや、ケガをしなくてよかったと本当に思いました。)

      原さんはいつも万全なコンディションでステージに臨まれ、

      最高の集中力を発揮するマドンナのようなアーティストであり

      パフォーマーです。

      年の割に少し○○に見えるので、

      何も努力しなくても天然でそうなっているように見えるけれど

      (確かに音楽的というか技術的な努力はここ30年

       していないようにお見受けしますが)、日々の生活には

      一本も二本も筋を通していると僕はにらんでいます。

      とにかくここ25年、唖然とするような圧倒的な存在で

      あリ続けていることに変わりがなく、そのことにまた

      唖然とさせられます。

      (大きな声ではいえませんが、

            やっぱり少し○○なのでしょうか。)

      バンドメンバーは自分たちが休めるからだけではなく、

      原さんの超絶なソロパフォーマンスをいつも楽しみに

      しているのですが、今回は原さんがジョニー・ロットンのため

      それはナシでした。残念。

      でも、年をとってきて力を出そうにも力がなくなっている状態で

      出番前に原さんに「今日はパンクだから」と言われて

      「え、そうなの」と戸惑いながらシンプルなロックンロールを

      演奏するのは、ナンテイウカ、味わい深い楽しさがありました。

      原バンドももう長いですが、実はこれからが旬かもしれません。

      Posted By XNOX クスノキス | 投稿日: 2005年6月30日 10時37分 | 更新日: 2005年6月30日 10時37分
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      スタン・ゲッツと小さな町のレストラン

      レコロケのライブに関していろいろコメントを

      くださった方々にありがとうと言いたいです。

      一人一人に返信したいところですが、今日のところは

      勘弁してください。

      こういう電脳空間(圧倒的に古い響きですが、圧倒的に

      遅れている僕にとっては丁度いいです、このくらいが)

      でのやり取りですよね、書いたら即返ってくるしかも

      愛あるお言葉が、というのは実に新鮮です。

      しかし一方で、皆さんいったい、日に何度見て何時間

      くらい電脳にさいているのだろう、と思うと途方に暮れます。

      僕もなんとか失礼のないように努力いたします。

      さて、暑さのあまり、しなければいけないことを傍において、

      まったく突発的にスタン・ゲッツのレコードをクリーニング

      しました。

      専用の液体と専用の布を使って。

      僕はジャズに詳しい方ではありませんが、というか特に

      何かに詳しい方ではありませんが(ついでに言えば

      レコードコレクターでもありませんし、レコードクリーニング

      を趣味にしているわけでもありませんが)なぜか夏というと、

      (しかもこのように非常識に暑い時とか、うだるように

      暑い夏が盛りを迎え盛りを過ぎて熟れきって腐臭を

      放ちだすような時とか)スタン・ゲッツを思い出して

      聴きたくなります。

      本屋に入ると大便を催す人がいるらしいのですが、

      それに近いかもしれません。

      で、1年前に単なる衝動で買った専用の液と布で

      拭ってみたのです、レコードを。

      するとレコードがいい光沢を放ちだすので、何か意味のある

      ことをやっているような気がしてきて、数少ない

      ジャズのレコードを引っ張りだしてきて次から次に

      クリーニングしていましたら、5枚程仕上げたところで

      頭くらくら、額に首筋に大粒の汗が発生して、

      その中の一つが磨いたばかりの黒光りするビニール盤の上に

      ポトリと落ちました。

      クールなのに滋味のあるスタン・ゲッツの音色によって、

      一服の涼と今日1日の務めを果たすだけのエネルギーを

      いただけはずがどうでしょう、このざまは。

      やっていることが意味があるかどうかは常に自分の身体に

      聞いてみなくてはいけませんね。

      そんな訳で今日1日は終わったも同然。

      ついでですが、ジョアン・ジルベルトと一緒にやっている

      スタン・ゲッツは、生きている間にもう二度と聴かなく

      ても特に惜しくはない、というのが僕の基本的な態度です。

      二人とも好きですが、二人一緒のところを聴きたいとは

      思いません。

      そういうことって、結構あります。

      こないだ北海道に里帰りしたら、母が好意で町に一つしか

      ないレストランに連れてってくれたのですが、そこの

      フルコースが本当に文字通りのフルコース、というか

      完全に言葉の意味を誤解しつくしたものでした。

      まず前菜に握り寿司と茶碗蒸しとシュウマイが同時に

      出され、次におどろく程の量のグラタンが。

      そして、中略しますが、メインにはステーキとやや遅れて

      エビチリがこれまた目を疑うといっても差し支えない程

      ふんだんに供されました。

      年老いた両親と僕の家族は言葉少なに時間をやり過ごし、

      食べきれなかったごちそうを折り詰めにしてもらって

      その場を後にしまた。外はすばらしい夕焼けでした。

      こうして書いてみると、なかなかいい思いでのような

      気がしてきました。

      Posted By XNOX クスノキス | 投稿日: 2005年6月28日 16時51分 | 更新日: 2005年6月29日 9時21分
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      初日記。

      紙以外のものに字を書くのは抵抗があってずーっと敬遠していたのですが、こういう公の場に身を置き、目の前を人々が軽やかに往来するのを見るにつけ、自分がひきこもりの偏屈じじいのように思えてなりません。(この暑い日盛りに渋茶をすすっております。)

      そこで、その不安を払拭すべく、恐る恐る何か書いてみます。(慣れないので瓶詰めのSOSを海に流すような心細い気分です。)

      昨夜ループラインでのレコロケ。自分のパフォーマンスに関しては不如意もありましたが、スタッフ、ミュージシャン、オーディエンスの熱気が三つどもえに絡み合って、充実した一夜になりました。

      チル&マッドのお二人(大物!!)には実に久しぶりに再会できましたし、PERU FURU(超絶!!)のお二人とは知り合いになることができたし、めでたしめでたし。

      暑い中長時間集中して観てくださった方々、本当にありがとう。

      (ナンカコレ、日記っぽくないですね。)

      Posted By XNOX クスノキス | 投稿日: 2005年6月25日 16時16分 | 更新日: 2005年6月26日 9時17分
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