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霧の万年床〜楠 均のBGM日記2025/4 | ||||||
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すっかりご無沙汰しておりますうちに秋めいてまいりました。
レコミュニ会員の皆さまにおかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
さて私9月19日にライブを執り行うことになりました。つきましてはその詳細を以下に記しますので、御用とお急ぎでない方はぜひピンピンの現ナマを鞄一杯に詰め込んで、大挙押し寄せてくれたまえ。お前らの散財には胸一杯の愛、愛、愛で応えるぜ。俺様のステキな股関節痛も黙っちゃいねえ!おやおやどこかで聞いた物言いと思ったらツリーこと角森さんじゃあないですか。そう、これはあの高潔なる超ド下品野郎ツリーからのお誘いです。歴史的伝説的「散歩日和」以来久々の顔合わせです。音楽ファンのみならず、寄席ファン、闇鍋ファンの方にも楽しんでいただける内容になるはず。
9月19日(火)
渋谷 CAMP 道玄坂1-17-12 第1野ゝビルB-1
tel 03-3462-6644
open 18:30
start 19:30
2000円+1drink(前売り、当日とも)
出演はツリーとXNOX、だけだと思うけど確認しときます。
CAMPは初めてです。何でもノリノリの箱らしいです。想像もつきません。
久々に書いたと思ったらライブの告知(しかも
2度目)だなんて、手抜きもいいところだと
言われても返す言葉がないのですが、
しかし近況報告がてら敢行いたします。
ところで今日はすごい雷でしたねえ。
我が家の弱虫犬は(虫にして犬だなんてね)
ブルブル震え上がって、抱いているこちらの体まで
ぶるぶる震えるものですから、ちょっとしたマッサー
ジ犬でもあります。
2ヶ月程ドラムを叩いたりこすったりして忙しく
過ごしたものですから、持病の股関節痛と腰痛が勢い
を得て、おかげさまで起きしなは四つん這いです。
仲々ペーソス溢れるスタイルで結構気に入っています。
不便は不便。まあしかし1時間もすると
立ち上がって普通に歩けるようになるのです。
朝の1時間で哺乳類の進化の歴史を辿っている気分です。
そういった肉体上の問題もさることながら、
間髪入れずにXNOXライブというのは、
ナイショですが本当にしんどい。
足の踏み場もないガラクタ倉庫と化した自室を
まず整理することから始めなくてはならず、
これに丸3日はかかります。
あらかた片付いて、机までの動線が一応開通した
時点で今度はXNOX用のガラクタを引っ張り出して
置き場所もままならないそれらをとりあえず
電気コードでつないでいくのですが、
これがまたしんどい。
作業そのものがというのではなく、前回のライブ以来
プラスチックケースか何かにぞんざいに詰め込まれて
いたガラクタ達から、封印されていた時間の長さが
臭いとなって煙となって
否応もなく立ち上ってくるのです。
玉手箱を開けた浦島太郎ほどの被害はないまでも、
子供がカブトムシの世話を忘れていて
夏休みも終わりに近い頃ふと思い出して
慌てて虫ケース(?)を覗き込んでもすでに手遅れ
・・・的な痛みがズーンと響きます。
そうこうして数日後にはなんとかガラクタが
所定の位置に鎮座まして、それぞれがまだ
壊れていないことを確認したところで
さてひとつ麗しい音楽でも奏でるか
とうそぶいてコーヒーの1杯も飲み終わる頃には
自分がすっかり空っぽであることに気付く。
ああペーソス!
2ヶ月間のドラマー生活は本当に楽しかった。(涙)
出会った人々との交流こそは人生の宝だ。(大涙)
そうしみじみと噛みしめて屋根裏の欠食児童のように
身をよじらせてめそめそと泣き暮れるのであります。
まあしかし幸運に恵まれれば、モチベーションを
回復しもう一度やってみようかとマラソンの
弘山選手のように再起することができるとも。
さて今回はどうかな?
まあ楽しみにしていてください。
僕も楽しみです。
昨夜は朝日美穂さんのレコーディングとライブリハを
兼ねて高橋K太郎さん宅に集いました。
すばらしい曲と贅肉の全くない引き締まった
アレンジに、欠食児童的虚脱感と焦燥も
吹っ飛びましたことです。
僕がいくら足を引っ張っても朝日さんと千ヶ崎さんの
足はヤモリのようにしぶとく抜けません。
焦点の定まったすばらしいアンサンブル。
ぜひご自分の目で耳でお確かめあれ。
ところで、朝日さんと僕のお客さんの比率が
現時点で1000対1だそうで、年は僕の方が
倍も上なのにメンツが立たないにも程がある。
という訳で、一人でも多くの方に来て欲しい!
では、7月20日マンダラ2で必ずお会いしますので。
(詳しい情報は前回のに書いてあります。)
夏バテ注意!!
7月に久々に「XNOX」のライブをやることに
なりました。
ご一緒するのは朝日美穂さんです。
(目下、朝日さんのレコーディングに参加中です。
この日ももちろん叩きます。)
予約は下記のURLで明日(6/20)の正午から受け付けます。
たくさんのご来場をお待ちしています。
"朝日美穂 & XNOX Live"
出演:XNOX(クスノキス)、朝日美穂
2006年7月20日(木)吉祥寺 MANDA-LA2
OPEN 18:30 START 19:30
前売 2500円 当日 2800円(ドリンク別)
INFO: MANDA-LA2 tel 0422-42-1579
チケット予約はこちら
2月22日の「XNOX」ライブは20時スタート
となりますので、どうぞ間違えないでください。
XNOX(クスノキス)
「虹色の万年床 Vol.2」
2月22日(水)
Open 19:00 / Start 20:00
Charge ¥2,000 + drink
。。lete 。。東京都世田谷区代沢5-33-3
tel 03-3795-0275
e-mail lete.1999@r8.dion.ne.jp
http://www
■チケット購入:
お名前、連絡先、希望枚数を記入の上、
メールで直接「lete」に申し込んでください。
先着順に受付番号(01〜20)が返信されます。
予約チケットの引替えと精算は公演当日と
なります。
尚、当日券の有無は公演日の17:30〜18:30に
電話で「lete」にお問い合わせ下さい。
定員になり次第、予約受付締め切りとなります。
我が家は旧暦に準拠しているのでちょっと遅い
新年の挨拶になりました。(ウソ。)
ブログをマメに綴り続ける方々の偉大さを
しみじみ感じています。
僕のは敷きっぱなしのせっかくのぐずぐずの
万年床がもぬけのからって感じです。
留守にするなら布団を上げてけばいいのですが、
それでは万年床になりませんのでね。
お正月のことをあれこれ書こうと思っていました。
(だからまんざら留守にしていた訳ではなく、
どてらを着て布団の周囲を徘徊していたような
ものです。)
で、今日はとりあえずご挨拶まで。
本年もよろしく。
御年七十幾つの大先輩から先日書き込みをいただき
まして、この方は四国に住んでおられて、
ネットコミュニケーションは空間と年齢の壁を
易々と越えるのかと少し感動しました。
でももはや普通のことなのでしょうから、
あまり大きな声では言わないようにしています。
12月3日は青山円形劇場で、高泉淳子さんが
中心となった芝居と歌のショー「アラカルト」を
見た。
ローリー寺西さんのライブでご一緒した
バイオリンの中西俊博さんがこのショーの音楽監督を
しているということもあり、お招ばれした。
水も漏らさぬ完璧なショーだった。
芝居の世界の人はおそろしい。
まずその肉体、技の究め方がおそろしい。
その肉体と技があって初めて、練りに練った
脚本・構成・演出が最大の効果で実現する。
そのために役者はもとよりすべてのスタッフが
できるかぎりの準備をする。
爪の垢ほどもおろそかにしない。
そして動員のための努力も最大限する。
そしてそれが当然のこととなっている。
自己顕示欲の固まりでなまけもので、
おおかた内弁慶でチームプレーの苦手なガキどもが
デカくなったに過ぎないミュージシャン(もちろん
例外も多い)の側から見ると、まさに別世界である。
爪の垢にあやかりたい。(しかし無理だ!)
翌日は駒場東大のアゴラ劇場で、
青年団の「砂と兵隊」を見た。
砂しかない灼熱の砂漠(砂漠なのだから砂しかない
のは当然か)を行進し続ける兵隊と、新婚旅行の
カップルと、母親捜しの一家と、日傘をさした
謎の女一名。
とんちんかんな会話に大笑いしながらやがて灼熱に
頭をやられ、ここがどこだか今がいつだか誰が誰だか
わからなくなる。
堂々巡りの行進は始まりも終わりも欠いたひとつの
円環の上で現実味を失っていく。
暑さのせいで滲み出していた汗が、いつか不安と後悔
のための特殊な粘性のある汗に転化していく。
そしてやがて背骨のあたりが寒くなる。
子供の頃に繰り返し見た悪夢を思い出す。
僕が青年団を知るきっかけになったのは、
青年団の役者でもあるひらたよーこさんの
音楽ユニット「あなんじゅぱす」に参加したこと。
よーこさんの音楽は天衣無縫を地でいく
無敵なものである。
そのピアノとのどから音楽が滾々と湧き出で、
正岡子規や中也や谷川俊太郎といった人たちの詩が
まったく新しい乗り物に乗って縦横駆け巡る趣き。
来春は平田オリザさん演出で「んぐまーま」という
演目が予定されている。
今から楽しみ。
人は見た目が9割?というタイトルの本が
売れているらしい。
なんとかという博士のなんとかという理論が
あるらしい。
話す人の容姿、態度、所作、声,話し方が
その人の印象の9割型を占め、話の内容や質は
ほとんど影響しないという理論だ。
書評子が、小泉首相を見ているとこの理論は
正しいといわざるを得ないと思わざるを得ない
と書いていた。
ツリー(ニーノトリンカのメンバーでもある
シンガーソングライター角森君)のホームページを
読んでいたら、ディランのことが書いてあって
有名なブロンド・オン・ブロンドのジャケ写が
使われていた。
僕は最近になってディランの音楽がすごく
好きになった。
改めて CD のジャケットを眺めていてムラムラと
感じたことは、「なんてかっこいいんだろう」。
普通中学生や高校生が思うことである。
オクテである。
それはさておき、あのルックスのよさ
(スタイリッシュさ加減)が今日のディランの
声望、評価の巨大な下半身を支えていることは
間違いないと思う。
この年になれば、あの歌の数々を綾小路きみまろの
顔をしたディランが歌っていたところでなんとも
思わないが。
ところで、ツリーのホームページ
は彼の全力投球の日常がこれでもかといわんばかりの
気迫で綴られており、爆笑爆涙の傑作ロックンロール
エッセイです。
昨夜は lete で XNOXのワンマンライブを
いたしました。
相当に情け無い部分と情け深い部分が同居して、
その分離感が僕の心身の分離をも誘発して、
しまいには訳が分からなくなりました。
今までの無邪気すぎた人生の報いでしょうか。
恥多き、そして考えさせられることの多い、
その意味では実に意義深い(深すぎる)
ライブでした。
貴重な時間を割いて来ていただいた方々には
心から、どころではなく髪の毛先から、
そして足の小指の爪の先からもじくじくと滲み出す
感謝の気持ちをお伝えしたいです。
ほんとうにありがとうございました。
lete の小さな空間いっぱいに鳴り響いた万雷の拍手、
そのあまりにもすばらしい響きを僕は当分(一生?)
忘れられないでしょう。
温かい励ましの声援と、「次はちゃんとやらんと
シバイたるで」、という地獄の闇将軍のドスのきいた
一喝が一緒くたになって聞こえていました。
くわばら、くわばら。
精進、精進。
謝、謝。
(写真は、恥でいっぱいで当面人前に出られなく
なった主人になり代わりまして犬のタムが
挨拶をしている様子です。)
「1:2」
体力不足をお嘆きの会員のみなさん、
それでもなんとかお元気ですか。
自らの非力を自慢げに語るのはヨクナイ癖だと
ヒトに言われますが、非力ゆえにこんなことも長くは
続きますまいからもう少し自慢させてください。
今日の自慢は「1日働いたら2日休む」、です。
大雑把な話ですが、1日働いたら翌日は安静にする。
そして翌々日はまじめで元気な時なら予習したり
復習したり。
(そうでもないときなら、散歩やバカ話ができるまでの
回復をみることにあてられるでしょう。)
現実にはこの比率が「1日:2日」となることは稀で、
「3日:6日」になったり、「17日:34日」になったり
するし、3日働いて1日休んで2日働いたあと翌日は
夕方から深夜まで働いて、次の1週間は休めるけど
その次の3週間は休みなしでコンビニ食、
でその翌日から予定表は天下晴れて空白、茫然自失
とかになることのほうがフツーです。
僕としてはある程度長いスパンの中でこの比率が守られ、
健康が保たれることを願うのみです。
「1:2:?」
でもよく考えると、労働と休息だけが人生ではなく、
旅をしたり寅さんを見たりXNOXをしたり、
はたまた押し入れの整理とか、古新聞を捨てたり
捨てる前に拾い読みしたり捨てるべきか悩んだりとか、
犬の毛を抜いたあとで子供の宿題を見るとか、などの
様々な楽しみと雑事が人生を構成しているでは
ありませんか。
これらは実はボーダイなエネルギーと時間を要するもので
あることは意外に知られていません。
これら、実はボーダイな時間たちにとりあえず「?」の
名称をつけて新しいひきだしを作るとします。
さて、もし仮に10年休まず働いたとしたら
続く20年は安静にしなければなりませんから、
そうなったら「?」のひきだしを開けるのは30年後
ということになってしまいます。
ひきだしを開けてみたら、やや!古新聞と犬の毛と
子供の宿題が30年分溜まっている!のです。
その上XNOXとしての活動も80歳まで持ち越されて
しまうではありませんか。
先日の甘槽幸子さんではありませんが、もし現実に
そうなったらそれはそれでステキなことですが、
何しろ80まで生きるという保証はどこにもなく、
それどころか今迄の経験からいうと、むしろ安静にしている
ときほど体調がおかしくなる傾向があるのですから、
安静期に入って間もなく60歳くらいで死んでしまう
でしょうよ。
万がいち奇跡的に生きのびたところで、80すぎて
古新聞の整理とXNOXを始める元気が僕に残って
いるでしょうか?
いやいや、とてもありはしますまい。
ま、しかし幸いなことに、今のところスケジュールは
天下晴れてむこう10年空白です(大雑把に言えば)。
いっさいの労働を断って、古新聞を枕にひたすら呆然と
していることだって可能なわけです(理論上は)。
「静かなる始動、或は静かすぎる始動」
さあ、今日はこの天からの賜物の如き、ひきだしの中の
へそくりの如き「?」の時間を有効に使って、
11/30のライブに向けての作業を開始することに
いたしました。
空は晴れて風も穏やかです。
まずは外に出て深呼吸をして1日の計画を練ることに
しましょう。
それから、コーヒーをいれて鉛筆の芯でも削りましょう。
さて、それが済んだらXNOX用の機材を置くための
スペースを作らないといけませんのでね、
散乱したドラムスティックやらMDやら空き缶その他
得体の知れない無数の漂着物を整理して、積み上げられて
ピサの斜塔状に危険に傾いた打楽器類を押し入れにしまって、
それから変色した古新聞のコレクションを選り分けて捨てて
と・・・、まー今日はそこまでかなあ。