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recommuni四方山話最近五木寛之さんの「他力モノ」にちょっとはまっているんだけど、氏の説く「無用の用」ということが妙に気になってる。たとえば何かのプロジェクトを組むとき、優秀な人ばかり集めたほうが目的は早く確実に達せられるだろう。だけど鈍くさい人が失敗をする、それによってたいへんな発見をしたりすることが、実は世の中にはけっこう多い。「無用」を切っていってはつまらない、のではないかと。言葉自体は「荘子」が言い、意味も学校で習ったと思うが、人生をこれだけ長くやってくると改めて、その「味わい」が解ってきたような気がする。
健康ブームは相変わらず隆盛で、毎日のようにマスコミに取り上げられ、よいと思っていた食べ物がよくなかったり、逆によくないのが定説だったものが実は知られざる効果があったなどと、何を食べたら、はたまた食べないようにしたらよいのか、わからなくなってくる。
みのさんの昼の健康番組によると、チョコレートが動脈硬化やボケ防止、癌の予防にも効果を発揮する、つまりは血液の循環をよくしてくれる「一酸化窒素」を摂るのによいらしい。緑茶にもそれがあるので、お茶を飲みながらチョコレートを食べなさい、と言ってた。ただチョコレートは砂糖やミルクが入ってないビターがよいとのことだけど。
それでハタと思ったことがある。このシリーズにも書いたことがあるが、ボクは歯がボロボロなんだが、それは子供の頃チョコレートが大好きで、また母がボクに甘くて、毎日1枚板チョコを食べていたせいだ、と思ってる。ところがもうひとつ身体のことで、幼稚園に上がる前小児リウマチというのを患って、これは後で心臓病につながる惧れがあるらしく、高校まで毎年特別に心臓検診を受けていた、という事実がある。結局なんともなく身体はすっかり丈夫になって今に至るわけだが、これひょっとしてチョコレートを毎日食べていたのが幸いしたということなのかもしれん。
ビターがいいと言っても、チョコレートであればカカオ成分はあるわけで、糖分は歯によくなかったが、一方、「一酸化窒素」が血液循環をよくしてくれていたか。それにウチは緑茶家族で、四六時中お茶は欠かせなかったし。
今まで母を、子供の歯の健康に無頓着だった困ったヤツだと思っていたが、もし、甘いものは歯によくないからダメ、と世間一般的母親の常識にのっとって食べさせてくれなかったら、あるいはボクは心臓病になっていたかもしれない。そう考えると、もちろん彼女はなーんも考えてなかったと思うが、感謝せねばなるまい。
これも「無用の用」のひとつの実例であろう。人生は深いぜ。
2005.11.06
福岡智彦
コメント
私だったら、ブラックのコーヒーもしくは
ラム酒かブランデーのほうが良いです。
同時にネギ類もダメだとか。赤血球を壊すからというのが理由なのだけれど.タマネギ入ったものを食べるのが少々怖くなりました.
これも健康番組(ただしペット用)で犬の場合だそうです.誤解のないように.
ホント,無駄になる経験って無いですよね。
その時は無駄な時間を使ったような気がしても
どこでナニが役に立つか解からないですしね。
トリビアみたいな知識も知ってると面白いし。
あんこは好きですけどね。
でも砂糖やミルクの入ってないビター・チョコなんて売ってます?普通に?