a person powered by ototoy blog

霧の万年床〜楠 均のBGM日記

RSS

カレンダー

2007/4
35
9111214
151821
222425262728
2930     
2007/5
  245
678912

月別アーカイヴ

カテゴリー

    Blogを公開している友人

    公開所属グループ

      2007年04月21日

      4月16日。 

      武道館にベッ君のライブ見に行く。武道館も相当くたびれた。中の壁塗り直した方がいい。椅子もひどい、とSに言うと神宮球場のよりいいと言う。ベッ君はふざけた青年でしかも間が抜けた犬面がかわいい。というので下柳氏、いしいしんじ氏に次ぐアイドル(我が家では)。人間バンドの後ろに操り人形バンドがいて、人形バンドが人間バンドそっくりに演奏する様子がスクリーンにずーっと映ってる。ふざけている。(が、黒子の人形使いたちはふざけるどころではなく働き詰めだ。)バンドでがーっと演奏した後、ベッ君トラベルギター1本で弾き語る。他のメンバーはフォーク片手にテーブルにつく。食事をするのかと思いきや、食器を叩き声張り上げる。(その間も人形は人間と同じことしてる。) その形態でヒップホップ調とカントリー調を往き来する。歌が消えトラベルギターのがさつな低音とお皿叩いてちゃんちきビートだけでビシと決めたラストは大変かっこよかった。アンコール前に人形アニメ。ゴジラのテーマに乗って「ベックジラ」が東京を襲う。「この白人怪獣め」と銃火向けられ、最後に大きく空いた口に戦闘機が突入してきて「お母さーん」と叫んだところをメンバーに起こされる。「ベック起きろ、本番だよ」本物の人形たちがステージに向かうのをカメラはリアルタイムで追う。7秒後、ステージには人形と人間が同時に現れる。昔々万博でのこと。人のいない会場を求め、座りたい一心で飛び込んだチェコスロバキア館で見た「ラテルナ・マギカ」というショーを思い出した。その時の楽しさが甦った。でもアイドルなんだから1度くらい顔のアップを出すべきよね、と少し憤った婦女子たちが顔入りポスターを争奪、強奪。

      お堀沿いの桜はほぼ散っているが、雨中ぼんやり明るんでいるように見える。桜はどうしてこう艶かしくむぅーんと尾を引くのだろう。いつか好きになることがあるだろうか。人間の勝手か。

      | Posted By XNOX クスノキス 投稿日: 2007年4月21日 10時10分 更新日: 2007年4月21日 10時10分

      コメント

      今回のベックのステージングについては
      別の人からも聞いてましたが、まあ、
      良い意味で期待を裏切らない人だなーー

      私、昔から、ステージに厨房を置いて、
      料理しながらライブしたいんですよね。
      ベックならどう思うかな?
      「・・松島さんとやら、そんなのつまらないよ。
      どうせなら、トリの首をひねるところから
      始めなくっちゃ・・・」  とか ?
      by 松島玉三郎 - 2007年4月22日 0時7分
      松島君へ
      そうそうベックはトリの首ひねりたかったんだけどアメリカの松島君に止められたんだよ。きっと。
      by XNOX クスノキス - 2007年4月22日 9時39分
      name:
      comment:
      【コメントに関する注意事項】
      記事と全く関連性のないコメント(例:宣伝目的のコメントスパムなど)は、オーナーの判断により削除される場合があります。 - レコミュニ会員としてコメントする

      トラックバック

      4月15日。 

      甥を誘って昼ご飯。入学祝いだ何でも好きなものをお食べでも値段はよく見るようにもう子供じゃないんだからね。3歳の時満貫全席を平らげたという逸話の持ち主なので警戒するにこしたことはない。大学生らしくリーズナブルに振舞ってくれて助かった。洗練された都会のマナーと良識ある社会人としての心得を指南する。甥は公園の池がボートで埋まっているのを見て驚く。素直な子だ。水死者が絶えないんだよ、それを食って鯉があんなにデカくなってると教えてあげる。甥は若ハゲになるかもしれないと心配する。繊細な子だ。大丈夫君ならそれも似合うとハゲます。上京してまだ日が浅いというのに僕がまだ見たこともないパスモを既に所有している。頼もしい青年だ。日本の将来は明るい。

      早い時間に「鶴の湯」に行く。番台のおばあちゃん(90歳)に日曜は中学生がただになると言われ、エエッと驚く。中学生のSに「父ちゃんもう3回目だよ、このやりとり」と言われ、エエッと更に大きな声で驚く。ああもう日本の将来は青年諸君に任せよう。老兵はただ湯につかるのみ。(しかし湯船には早くも先輩方が何人もいらっしゃって老を名乗るのは気が引ける)湯に仰向けになる。ここにはボートはいない。タイルに鯉が泳いでいる。天井を見る。広くて一面水色。高い窓から日が射している。湯気がゆっくり動いている。これが極楽か、と思う。

      | Posted By XNOX クスノキス 投稿日: 2007年4月21日 9時27分 更新日: 2007年4月21日 9時30分

      コメント

      name:
      comment:
      【コメントに関する注意事項】
      記事と全く関連性のないコメント(例:宣伝目的のコメントスパムなど)は、オーナーの判断により削除される場合があります。 - レコミュニ会員としてコメントする

      トラックバック