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recommuni四方山話ボクが芋焼酎を好きになるきっかけとなったのが「酒の手帳」という焼酎。
10年前、博多に仕事で行ったとき、地元の知人が「面白い呑み屋に行きましょう」と言うのでついていくと、やがて神社に入っていく。抜け道?、と思ったらなんと、その神社の一角に、荻本さんというおっちゃんの呑み屋があった。呑み屋と言っても神社の社務所の台所みたいなところで、看板も何もない。教えてもらわないと絶対にわからない。
酒はただ一種類、「酒の手帳」というそのおっちゃんが作った芋焼酎。しかもお湯割りで呑め、との厳命。どちらかという蒸し暑い夜だったと思うが、ロックや水割りは許してくれない。当時は今のような焼酎ブームのカケラもなく、大ワインブームだったし、ボクは学生時代に日本酒と間違えて薩摩白波を少し呑んで、臭いというかなんと言うか、コリゴリした経験以来、そのときまで芋焼酎は敬遠していた。で、なんの期待もなく、というかむしろ恐々、その「酒の手帳」のお湯割を呑んだら、そのうまいこと!
しかも、すでにビールやら何やらけっこう呑んで酔っ払っていたのだが、「酒の手帳」のグラスを重ねていくうちに、酔ってることは酔ってるんだが、なんだか頭の芯がすっきりしてくるようで、それは酒を呑むことでかつて味わったことのない不思議な感覚だった。つまみも全部おっちゃんの手作りで、自然のものばかり、うまくて身体にやさしい。実に心地よい数時間を過ごした。
それからいつ始まったのか、たまーに、おっちゃんが「酒の手帳」と手作りお惣菜を持って東京で「酒の手帳を楽しむ会」を催してくれるようになった。日曜の昼間っからゆっくり呑み、食べ、語るという楽しい会だったが、なんせ九州から東京にクルマで来る(おっちゃんが一人で運転してくる)のはたいへんだ。いつのまにか、世の中大焼酎ブーム、しかもメインは芋、となり、ちょっとした呑み屋なら芋焼酎の何種類かは置いていてあたりまえ、という時代になったが、なぜか「酒の手帳」はその波に乗れず(乗らず?)、おっちゃんもあまり儲かってないので、ここ2年ばかりは開催されず、地元福岡では月一回やってるのだが、東京ではもうやれないという話だった。
それが、昨日(2006年3月12日)久々に開催された。「もうやれない」と言ってたおっちゃんをやる気にさせたのが、埼玉と横浜に「酒の手帳」をブログで絶賛している人がいたことだったと言う。
だけど、声をかけた友人たちがほとんど参加できず、動員が少なくてまたこれが最後ということになってしまうかもなと思いつつ、行ってみると案外たくさん集まって、30人くらいはいたかな。場所は大田区産業プラザという施設の和室。畳というのが、リラックスできて、実にまたよいね。知らない人ばかりなんだけど、呑んでるうちにいろいろおしゃべりして知り合いになっていく。
紹介された埼玉の人は「ただの呑んべです」って笑ってたが、横浜の人は「横浜焼酎委員会」(!)の人。毎月うまい焼酎の試飲会をやってるそうで、そこに「酒の手帳」をぜひ加えたい、とのことだ。
「横浜焼酎委員会」サイト→ http://www
さらに鹿児島料理のお店をやってる人がいたようで、そこが日曜は定休なので場所を提供してくださるという話もあり、また10月にやりましょう、という宣言が出された。よかったよかった。
ほんとにいいものはちゃんと伝えなくちゃね。ブームになってほしくはないけど。
コメント
先日はどーもでした。