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この2月から4ヶ月連続で、岩崎宏美のオリジナルアルバム22枚が紙ジャケにて再発されます。いや、凄いことが起こるもんです。
2月に出たのはデビューからの5枚です。
あおぞら+1(紙ジャケット仕様) [Limited Edition]
ファンタジー+10(紙ジャケット仕様) [Limited Edition]
飛行船+2(紙ジャケット仕様) [Limited Edition]
ウィズ・ベスト・フレンズ+2(紙ジャケット仕様) [Limited Edition]
思秋期から・・・男と女+1(紙ジャケット仕様) [Limited Edition]
そして今月発売になるのが続く5枚。
二十才前・・・+4(紙ジャケット仕様) [Limited Edition]
パンドラの小箱+4(紙ジャケット仕様) [Limited Edition]
恋人たち+7(紙ジャケット仕様) [Limited Edition]
10カラット・ダイヤモンド+6(紙ジャケット仕様) [Limited Edition]
WISH+7(紙ジャケット仕様) [Limited Edition]
今回のリリース、恐ろしく気合いの入った内容になっています。
まず外見ですが、帯も発売時のままの復刻。
ライナーノーツ、封入カラー写真などもミニチュアにて再現。今回の再発には含まれていないベストアルバム初回附属のカラーピンナップまで付くという念の入れよう。
全アルバム、岩崎宏美本人書き下ろしのライナーノーツ付き。
全て2007年リマスター音源。
ボーナストラックは、同時代のアルバム未収録シングル、およびシングルB面曲、その他テイク違い音源(シングル初回発売のみのテイク違いレア音源まで!)など、当時のスタジオ音源やLP付属物を軒並みカバーという凄さです。
2ndアルバム「ファンタジー」は、曲間に糸井五郎のDJが入って切れ目無しに続くという野心的な編集なのですが、このアルバムのボーナストラックは"DJなしバージョン"! うわー、これは凄い。60年代、70年代ロック名盤の再発なんかだと、モノラル&ステレオ収録!、なんてザラですが、そういうレベルですよ、これ。素晴らしい。分かってますね〜。
CDレーベル面も、最近見かけることが増えてきた、レコードレーベル+溝付きLP模様。
これほどに愛情籠もった再発プロジェクトって、歌謡曲というジャンルではなかなか無いのではないでしょうか?
ところで、この再発を企画されたのは以下の会社でした。
T2U音楽研究所のページ
つまり愛なんですよ。愛。
私も岩崎宏美をちゃんと聴き始めたのは、実は1997年(笑)。つい最近、と人には言い続けて来たのですが、いつの間にか10年も前になってしまいました。でもその頃でもデビュー22年だった訳ですし、一応デビュー直後の「ロマンス」のヒットあたりはリアルタイムに覚えてますから、キャリア後半の時期、と思ってましたよ。
でもその後の活動を追いかけている内に、「どうも今の時点でキャリア半分、この先に、ここまでと同じくらいの歴史を積み上げていくのではないか」と思うようになりました。昔のような大ヒットこそなかなか出ませんが、明らかに今でも上手くなり続けている! こりゃ凄い歌手だな、と。
ここ数年はツアーも精力的にこなし、ニューアルバムもコンスタントに出ていて嬉しい限りです。2004年にはデビュー30周年記念のボックスも出ました。
岩崎宏美 BOX
http://www
こちらはCD7枚、DVD3枚というボリュームで、これまでの30年間を濃密に収録した内容でした。ヤフオクで平然と1万円を超えてたビデオ「ピラミッド」も収録の他、スター誕生を初めとするTV出演などの映像も。また収録曲は事前にファン投票を行って決めたというこだわりようでした。
このボックスが出たときに、「オリジナルアルバムの再発を!」「ライブアルバムのCD化を!(一度もCD化されていなかったので。ボックスにはセレクションを初収録)」とファンは皆願ったのでしたが、それがまさか紙ジャケ22枚などという企画になるとは(笑)。
こういう深い愛情と共に作られたパッケージがあれば、きっと新しいリスナーにも彼女の歌声が届く機会が増えるのではないでしょうか。
・・・世の中のレコード、CD、DVDって、多分多かれ少なかれ、誰かのそうした思いと共に作られているのだとは思いますが、まあ時には明らかに愛情の欠落したパッケージも生まれているのは事実。でも今回の岩崎宏美再発には、間違いなく愛が詰まってます。
もしこれから試しに聴いてみようかという奇特な方がいらっしゃいましたら、とりあえずのオススメは3月発売の「パンドラの小箱」。アルバム全部を筒美京平が思いっきり仕切ったポップスの名盤です。
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