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recommuni四方山話我が家のクルマをトヨタのプリウスに換えた。今日が納車日で、ちょうど妻の実家に行く用があったので、これまで長らく乗ってきたスバルのレガシーでトヨペットのディーラーに行き、そこでクルマを交換して、そのまま家族で初乗りとなった。
プリウスはガソリンとバッテリーのハイブリッド車、燃費がよく環境にも優しいと今人気のクルマだが、他にもいろいろ目新しい機能がついている。そのひとつがギアをバックに入れると、カーナビの液晶画面にバック・ビュー(クルマの後部の映像)が映り、しかもハンドルの向きでどの方向にクルマが行くかをラインで示してくれるというもの。さらに縦列駐車や車庫入れも自動でやってくれるなんて機能もあるようだけど未体験。
妻の実家の前から道路までが、細いL字の私道(全部で30mくらいか)になっていて、そこに頭から突っ込むと必然的に帰りはバックで道路まで進むことになる。そろそろ帰ろうとなって、さっそくバック・ビューの機能が役立つときがやってきたのである。
だけど、画面を見るだけでバックするのはむずかしい。やはり後ろ向いて操作しないと。でも画面をチラチラ見ながら、後ろに目があるのは便利だなー、なんて悦に入ってると…ゴツン!あっ!と思ったら左前部が電柱にぶつかってた。
あーあ。フェンダーがへこんで塗装も傷ついてる。家族、特に妻から大ブーイングの嵐。哀れ、プリウス、ピカピカの新車が、1日、いや数時間にして傷モノとなってしまった。
細いL字路とは言え、そんなにむずかしいことはない。それに何度もそこはバックで通っているし、そもそもバックするときに前部を電柱にぶつけるなんて、そんなイージー・ミス、学生時代以来やってない。
要するに、「バック・ビュー機能」に気をとられて注意力散漫になり、電柱の接近に気づかなかったという情けないポカだが、いつものように普通にバックしていれば、たぶん、まず起こさなかったことだ。より安全にとの考えでつけられた機能のせいで、ミスをしてしまうとは皮肉なことである。
バックをするときに後ろがもっと見えればなー、とは誰もが願ってきたことだと思う。それを実現してくれた待望の機能のはずなんだが、見えないからこそ、慎重に、注意力をフルに発揮して操作する、のが人間というものらしい。
「片側一車線で、事故が絶えない道路がありましたが、ある工夫によって事故が激減しました。ほとんどお金もかからなかったその工夫とは何?」という実際の話に基づいたクイズを聞いたことがある。その答えとはなんと、「センターラインを消した」である。逆じゃないのと思ってしまうが、センターラインを失くすことにより、みんなが注意深く運転するようになり、事故が減ったと言うのだ。
しょせん人間のやることなのだから、「安全対策」は人間の心理への考察なくしてはあり得ないということだ……なんてえらそうに言ってても、クルマの傷は元へは戻らず、妻の怒りもおさまりそうもない。今後「バック・ビュー」は見ないようにする。
2005.07.30
福岡智彦
コメント
スーザン・サランドン(ティム・ロビンスの嫁はん)もオスカー会場にプリウスで乗り付けて、イメージアップしてましたね、そういえば・・・(笑)
なので、LAに行くときは、ママと「Freewayでプリウス見つけたら、Movie Starに間違いないわ〜」くらいの勢いで、Carウォッチングしてますです。
しかし、電柱でよかったじゃーないですか。
人ひいてまうより・・・。
ほんまかいな〜。
家族のブーイング嵐の場面がなんとなく想像できてしまいました。
ハリウッドスターにプリウス好きが多いのは有名ですね。
誰だったか忘れましたが、何台も持っていて、知人にも半ば強制的に
プリウスにさせているスターもいたかと思います。
後から考えると、なんであれに気づかなかったんだろ?なんであんなことやったんだろ?って、その時自分が自分でなかったような、そんな不思議な感じなんだよな。