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recommuni四方山話アーティスト解説にあるように、ジャンゴ・ラインハルトの再来かと思ってしまう、ジプシー・スタイルのギタリスト、チャボロ・シュミットの最新アルバム「ルーチャ」より。
この曲は軽快なスィング・ビート、めちゃ快適です。
女性シンガーのJessicaさんに誘われたので、昨夜赤坂グラフィティに出かけた。
そしたらボクの友人がやっている「HIGH BRIDGE」というイベントだった。
Jessicaさんは最初に登場した。キーボードの奇才・清水一登と二人だ。お客さんがパラパラで、こういうときは歌い手はどんな気持ちなんだろう?
Jessicaさんの声はよい。歌もうまい。客があまりにパラパラなので、何とも言えないが、聴衆へのアピールのしかた?ですごく魅力的になるような気がした。
30分くらいの演奏で次々に4アーティストが出るかたち。2番手は弾き語りのこれも女性で小山晶代さん。初めて観たが、飄々としたキャラがいい。曲もおもしろい。友人に訊いたら自主CDも作ってないらしいが。中の1曲が「妄想奥さん」というタイトル。これはよかった。タイトルだけで聴いてみたいでしょ?配信できるといいね。
3番手は男性シンガーソング・ギター弾き語りで、申し訳ないが、あまりおもしろくなかった。
4番手になんと角森隆浩くんだった。なんでこんな充実したイベントなのにこんなにお客さんいないの?もったいない…。角森くんはウクレレ1本でソロ。ソロだけど、お客さん少ないけど、ノリノリで汗だくの演奏とマシンガン・トークである。すばらしい!角森くんの作品も配信したいな。
どんな小さな駅前にもある、初老の夫婦と一人娘でやっているような、小さな飲食店が割と好き。
たまにハズレもあるが、そういう店は概して味は悪くないし、親切だし、間違いなく安い。
十中八九、壁際の高い位置に古ぼけたテレビがあり、ボロボロになった週刊誌やスポーツ新聞がテーブルの下の棚に散乱している。
客はたいてい近所の住人。ゴハンを食べにくるだけだから、回転は早い。
でもなぜか、こういうところにも「常連」がよくいる。ただしおばちゃんが多い。おっちゃんはやっぱり居酒屋とかに行くのかな。チューハイかなんかをチビチビ飲みながら、テレビのニュースに一喜一憂しては、主に店のおかみさんに大きな声で話しかける。おかみさんは忙しく働きながら、ちゃんと受け答えもしてあげる。
ヒマでしょうがないけど、ウチに帰っても寂しいだけだから、居るんだろうな。
ボクがよく行く定食屋にもいつ行っても必ずカウンターに座っているおばちゃんがいるし、今日ふらっと入った中華料理店にもいた。
今日の店なんか、電話が鳴って、その常連のおばちゃんが「ああ、たぶん私だ」なんて言って、ほんとにそのおばちゃんへの電話だった。この携帯電話の時代に、中華料理店に電話がかかってくるおばちゃんってすごいな、と妙に感心した。
で、ボクはそんな常連おばちゃんの存在も含めて、けっこうこういう店が好きなんだ。
recommuniではすっかりおなじみのこなかさんの、記念すべきデビューアルバムですよ。
このアルバムからは全曲配信中。アルバム名をクリックしてみてください。
このころからジャズテイストのミュージシャンのとても自由で楽しげなプレイの上にのびやかに歌が転がっていくといった感じの、彼女の独特なスタイルは確立されていますね。
Aさんのところにちょっとモノを借りに行ったのだが、ついでに彼が友人からもらったという手作りのスピーカーを拝聴した。
その「友人」が手ずから作ったもので、基本はスワンで有名な故長岡鉄男氏の設計とのこと。
長岡さんの考え方は、トゥイーターやウーハーなどいくつかのスピーカーに周波数帯域を分担させるより、ほんとはひとつのスピーカーで鳴らすほうがよい、というもの。ただそれだけだと、やはり低音が不足してしまうのでそれを補う工夫が必要ということで、バックロードホーンという、スピーカーの背面に出る音をスピーカーのハコを利用したホーン状の構造で増強し、ウーハーを使ったのと同じような低音を出そうとするタイプのスピーカーをずいぶん設計された。
Aさんのところにあったのもわずか直径8cmちょっとの小さなスピーカーがバックロードホーン形式のハコにおさまっているタイプ。
ボクも長岡さんの本はずいぶん読み、普通のハコのスピーカーを作ったりはしたけど、バックロードホーンは手間がたいへんなのでそこまではいけず、従ってその音をかつて聴いたことがなかった。
で、聴かせてもらったら、これが確かによい!
クラシックからカーペンターズ、GONTITIといくつか聴いたんだけど、もちろん8cmのスピーカー一発だけとはとても思えないしっかりと豊かな低音は驚きなんだが、それだけでなく、各楽器の音が艶やかに豊かに明るく聴こえる。楽器の音色って倍音の構成で決まるなんて言うけど、倍音がたくさん聴こえて、各楽器がその理想の音色で鳴っているような、そんな感じがした。
ウチのステレオもそれなりにいい音はしていると思っているんだけど、これに較べると硬いと言うか、リファレンス・モニターのようなマジメな音に思えてくる。
この手作りスピーカーの音は楽しい。いろんな音楽を聴いてみたいなと思った。
ヒマはないけど、作ってみようかなぁ。
さっき訃報を聞いた。
肺炎で入院していたらしいけど、直接の死因は不明。
25日の午前1時45分死去。73歳とのこと。
青島さんに続いて、というのもなんだけど、音楽の世界の巨星がまた落ちた。
意外と思われるかもしれないけど、実はボクはJB大好き。学生時代はバンドでやってたし。時々は無性に聞きたくなる。つい一昨日も、YouTubeで昔の、エド・サリバンショーに出演したJBの映像なんかを見つけて喜んでたのに……
青島幸男さんが亡くなった!
ほんと多才な人だった。放送作家、作詞家、小説家、俳優…まあ政治家にはなんかキャラクター的に向いてなかったと思うけど。
中でもボクが尊敬するのは、コミック・ソングの作詞家としての氏だ。
笑いというものはたいていが意外性を必要とするもので、よほど面白いネタでもオチを知ってしまうとおかしさが激減する。それを、何度も聴く音楽の土俵で、何度聴いてもにやりとしてしまう歌詞など、非常に高度な才能がなければ書けるものではないと思う。それを青島さんは何曲も残している。もちろん表現者である植木等さんの技量もあってのことだが、ともかく、この日本最高のコミック・ソングを聴きながら、青島さんの冥福を祈りたいと思う。
「遺憾に存じます」
http://recommuni
「ショボクレ人生」