a person powered by ototoy blog
MAL Antenna - recommuni version2025/3 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 | |||||
2025/4 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
一種レコミュニの限界に挑戦(?)しつつ、5時間1分56秒に渡る演奏などレコメンドしてみることにします。現代音楽の作曲家、ラ・モンテ・ヤングの代表作である「The Well-Tuned Piano」です。
残念ながら私はヤングについて多くを語れるほど詳しくはなく、レコードもこれしか持っていません。例えば、次のような方のサイトを見つけたりすると、ははあ〜、とひれ伏してしまいます。
ラモンテ・ヤング礼拝堂
http://homepage2
以前レコメンドを書いたフィリップ・グラス(http://recommuni
タイトルの「Well-Tuned」の意味ですが、これは純正律のことで、この録音は純正律に調律されたベーゼンドルファーを使って1981年10月25日の6:17:50から11:18:59の間に演奏された音を収めたものとなっています。
純正律? それって普通のピアノと違うの?、と???な方も多いと思います。このあたりを説明してくれているページが以下にあるのを見つけましたのでご参考までに。
純正律と平均律
http://www5
純正律と対称になる言葉が平均律だ、と聞くと、なんかバッハの曲とかに平均律なんとかというのがあったような気がするなあ、と思い出される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
純正律に調律しますと、倍音がまったく濁ることなく響くそうです。その音の響きに魅せられた人々も多いわけで、例えば次のサイトでは、MIDIによる純正律を実現したファイルが実際に聴けます。
純正律音楽工房
http://www
「The Well-Tuned Piano」では多くのテーマと即興演奏が5時間に渡って続きます。メロディーがどうとかリズムがどうとかではなく、「音の響き」そのものを味わうための作品だと言えるのではないかと思います。
ただただ澄んだ響きが、あたかも永遠に続くかのように続く・・・、そんな異空間に連れて行ってくれる、現代音楽作品の一大モニュメントです。
さて、それにしても、もし許諾が取れたとして、おそらくは300M近くになるだろうこの1曲は、果たして現実にダウンロード可能なのでしょうか?(笑)
うっかりまとめ買い(http://recommuni
私の周りにはジャケ買いの師匠が昔から多くて、事前に雑誌等でいろいろ調べておかないと購入に踏み切れない自分と引き比べて「あいつには勝てないなあ」と思うことしばしばでした。こちらは中古盤を漁りつつも全然知らないレコードには手が出せないというのに、向こうは新品をジャケ買いしちゃうんですから。
ところが家に遊びに行って聴かせてもらうと、これがまた内容がいいんですよ。もちろん、人に聴かせてくれている段階で、向こうの中では一度評価を経ているのでしょうが、それにしても、そういう買い方をしなければ出合うことはなかっただろうレコードの存在を次々に見せ付けられると、いくらカタログ本を読み漁っても追いつかない世界があることを痛感せざるを得ませんでした。まあそれはそうですよね。本の形になるまでには時間が掛かりますから。
そんな経験をしてから、自分でも意識的にジャケ買いに挑戦し始めました。でもお金がないので対象は基本的に中古LP。さらに、可能な限り試聴してからという臆病極まりない方法(笑)。50円や100円のレコードでも試聴させてもらってました。ま、これは時代とともに、バーゲン品は試聴出来ませんという店が増えていったのでしたが・・・。
けれどもそうやって「ジャケットから中身を想像する」習慣が徐々に身に付いたのだと思います。また自分がどこを見落としやすいか、どこに騙されやすいかといった傾向が見えてきます。そのあたりまで来るとだんだん当り確率が上がってくるのですよね。これは不思議。そして自分なりの法則が見つかってきたりします。
例えば、
・ジャケのセンスがいいレコードは、基本的に中身もいい確率が高い
・常識外れなまでにジャケットがヘンなレコードは、中身がヒドイか素晴らしいかの二極化傾向が感じられる
・低予算としか思えないジャケットのレコードは、味のある個性派か聞くに堪えない素人芸のどちらかである可能性が高い
・メンバーの姿がまったくないジャケットは、音で勝負する本格派か、顔も見せられないド下手のどちらかである可能性が高い
などなど(笑)。多分いくらでも思いつけそうです。
なんてことを考えていたら、そうか!、とさらに思いつき、レコメンド・テーマパーク(http://recommuni
中古レコード屋さんに行くと、大抵はバーゲン価格で全然知らないものを買ってみます。もちろん外れもありますが、当たったときの楽しさはまた格別。今日ご紹介するアメリー・モランというフランス女性のレコードは、つい先日中古でなんとなく買ってきた一枚です。
81年発表のフランスもの。ジャケット裏のライナーには「ユニークな演唱」「妖精のような彼女の歌声」といった、じつはあちこちに書かれている常套句で、期待通りのことは少ない惹句が見受けられます。まあそれでも結局買ってみることにしたのは、なんとなくとしか言いようがありません。
そんな風にして買ってみたレコードって、家に帰って聴いてみると、掛けた途端に「失敗だった〜」とがっくり来ることもあれば、「お、まずまずいいじゃない!」と喜ぶこともあります。けれど試聴の積もりで針を降ろしたのに、予想を超えて面白く、ついつい聴き続けてしまうほどのものは滅多にないのです。「ボンジュールって言わせて」と題されたアメリー・モランのアルバムは、そうした少数に属する1枚でした。
ケイト・ブッシュや工藤順子とも通じるものが感じられる、ファンタジックにエキセントリックな歌手でした。サウンドも電子楽器に偏ることなく、シンセもあればストリングスもあり、サウンドコラージュもあればアコースティックなものもあり、とバラエティに富んでいます。どちらかと言えばウィスパー系の歌い方ですが、新しめのシャンソン、といった肌合いです。
それに歌詞も結構独特。シングルも出たらしい 「ボンジュールって言わせて(J'etais Venue Pour Dire Bonjour)」という曲は、ロリータっぽい可愛い曲だなと思って訳詞を見れば、どうやら妹のために殺し合って死んでしまった兄に向けて歌っているような内容。「私のレースの上に 血があるの」というフレーズはなかなか怖い。
かと思えば続く「ガラクタ売り(Les Colfichets)」は道ばたでガラクタ売りをしている女の子の歌。「ほんの数メートル離れただけで 5世紀以上の時間の差」とは! 目の前に並べたさまざまな骨董品と目の前を通り過ぎる現実の喧噪の間をまたぐ夢想がごっちゃになっている歌。まずは真っ先に気に入ったこの曲からレコメンドすることにします。
さて、レコメンドを書きながら調べてみると、彼女はこのアルバム以降に少なくとも1枚はアルバムを発表している様子ですが、CD化されたものはなさそうです。他はシングルが何枚か。
・・・と書いてからフランス、アメリカの中古レコードサイトを検索してみたら、在庫は少ない上に高い! あららら、実は有名な人、有名なレコードだったんでしょうか? どうぞお詳しい方いらっしゃったら、追加情報下さい。お願いします。
う〜ん、こういう発見がたまにあるから、中古漁りは止められないのですよね〜(笑)。
金曜日まで、とても仕事が詰まっていたのが一瞬一段落して、本日は休日。午前中からいろいろ用事を済ませて帰ってくる途中のこと。横浜駅で、なんとなく霊感に見舞われ、予定外に下車してレコード屋に寄ってみることにした。
レコファンともう一軒行ったけど、それほど大きな掘り出し物はなし。Jane Wiedlinの12インチシングルがあって(確かまだ)持っていないものだったので購入。他にもちょろちょろ安いのを10枚くらい買う。
ふと思いついてHMVに寄ってみた。前回半年以上前に来たときには、実に輸入盤の値段がバカ高くてどうしようもなかったのだが、今回はどうだろうか? 何しろ、Amazonで2200円くらいで買えたTalking Headsの「The Name Of This Band Is Talking Heads」が4000円以上してたんですよ、その頃(笑)。
ざっと洋楽の棚をAからZまで眺めた感触としては、
・異様に高い価格の輸入盤は減少傾向に見える
・それでも国内盤よりちょっと安い程度の輸入盤もまだ結構ある
・CCCDなEU盤も多いが、安いUS盤もちょろちょろ一緒にある
・洋楽の棚ではデラックスエディションをCCCDにしている東芝が浮いて見える(笑)
・時にAmazonより安い商品がある!
・意外に紙ジャケの在庫が残っている!
というところ。
びっくりしたのはUK盤のStatus Quo。Amazonでは1700円台で予約受付が始まり発売後1900円台に値上がりしたのだが、なんとHMVでは税抜き1490円。先ほど通販サイトを見たら1390円! こりゃ驚いた。やっぱり複数店チェックが必要なんですね。昨年春の輸入権騒動からこっち、タワーとHMVの輸入盤価格が妙に上昇し、Amazonだけが突出して安いという状態が続いていたようでしたが、いつの間にか状況に変化があるようです。
ロックのコーナーを見てからJazzのコーナーへ。Jazzはあんまり目ぼしいものはなかったなあ。何しろ在庫が少なくて・・・、横浜店は。
しかし! その後クラシックの売り場を相当久しぶりにチェックしていたら、廉価盤コーナーが凄いことになっていました。
昔からNAXOSなどの廉価盤専門レーベルからは1枚980円くらいのCDが出ていたのですが、今回初めて知ったBrilliant Classicsというオランダの会社、出しているものが凄い!(笑) 今日思わず買ってしまったのはショスタコーヴィチの交響曲全集11枚組ボックス。これで5880円とかですよ! なんて安いんだ! 他にも(今日は買わなかったけど)ベルリオーズの交響楽11枚組とかも同じ値段。しかも箱はCD2枚組プラケース(あの厚いやつ)よりちょっと厚い程度の紙箱に収められていて省スペース。これは凄い! プラケース5枚がセットになったシベリウス交響曲全集も買ってしまいました。2800円ちょっとなんだもん。くぁ〜! それに買いたかったのに品切れだったのが、スペインの作曲家フェデリコ・モンポウのピアノ曲自演集4枚組。これは帰宅後ウェブからオーダー。なんと、キャンペーン中で1925円。安い〜。
ピアノ作品全集 フェデリコ・モンポウ(4CD)
http://www
クラシックの廉価盤コーナー、いつの間にかかなり凄いことになってたんですね。他にもルネサンス音楽集の5枚だか10枚だかのボックスとか、ドイツのオルガン音楽8枚だか10枚のボックスとかもあって、それがみんなその程度(つまりCD一枚あたり500円前後)の価格なんですよね。今まで聴いたことがないジャンルでも気軽に冒険できますね。やっぱりこういう、虫を誘い込む蜜のような商品って必要ですよね。特に音楽パッケージでは。うんうん。まずはいろいろな蜜を味わって覚えてもらわないと、買いつづける客は育たないでしょう。特にクラシック市場は相当苦しいはずだし。
ところで、ショスタコーヴィチというロシアの作曲家については、レコミュニにも参加してくれている井上君という友人が昔からのファン。私はクラシックは限られたものしか聴いていないので(すなわちプロコフィエフとヴァレーズ)、こちら方面の話題にはなかなか参加出来なかったのだけれど、これを聴けばちょっとは今までとは違う話が出来るかも知れないなあ・・・、という思いが店頭で頭をかすめ、ちょっと迷ったけど買ってしまいました。現在他の盤で全曲の録音を揃えるのは割と大変らしい(お店のポップによれば)というのも後押し。
しかしなんでグレイトフル・デッドの次がショスタコーヴィチになるかなあ(笑)。オーダーしておいたDVD「The Grateful Dead Movie」と「The Closing Of Winterland」と詩集「Box Of Rain」が届いて、さらにデッド三昧になる見込みだったのに(笑)。あ、あと戸田誠司のソロ「HELLO WORLD:)」も入手したんだった。
そして明日はメイヨ・トンプソンを見に吉祥寺へ。
我ながら本当に節操ないですね・・・・・。
確定申告の締め切りが明日。こちらも大分慣れたおかげで、帳簿の整理も決算書も申告書も、徹夜しなくても間に合うようになりました(笑)。最初の2年くらいは大変でしたけどね。今は申告書もウェブ経由で作れるようになって、手書きしなくて良くなったしラク。
自分でちまちま税金の計算しているといやでも思うわけですが、年金制度のためには消費税を10%に上げるだのなんだのと、ムダ遣いしている側の政治家に言われたくないですね〜。なんか今日のウェブニュースで見ました。政治家が「やむをえない」って言ったら、まあまずウソでしょう。強制加入の年金なんて税金の一種と化してますし。もっと健全な投資対象と見られるようになって欲しいものです。
それよりも、「青少年に害のある場合に限り、言論の自由に制限を設ける」べく憲法改正しようなんてしているほうがずっとヤバイです。なんだって制限出来ちゃいます。ロックのレコードなんて、片っ端から歌詞が検閲にひっかかって発禁になるでしょうよ。やっと頭脳警察の1stまで再発されるようになったのに、本格的に逆行する積もりなんでしょうか?「現政府の批判をすることは、青少年の意欲に悪影響があるので禁止」とだって言えますぜ。言論の自由は、どこまでも、徹底的に、何一つ例外なく守られなければなりますまい。
そういう政府には出来るだけお金を渡したくはないですね。どうせムダ遣いするのは目に見えてるし。だから税金払って欲しけりゃ取りに来い!、ってくらいの気持ちで普段から生活しておきたいものです。消費税分もあげたくないなら、どんどん海外から個人輸入しましょう(笑)。
ホントは国内経済活性化のためにはどんどん国内で買い物した方がいいんですが、このまま行くと、とてもじゃないけど楽しみのためのお金なんて残らないくらいの重税が待ってるでしょう。
そうなったら、私はやっとこれまでストックした本とレコードをじっくりひっくり返して遊べるようになりますが(笑)。
SqueezeのGLENN TILBROOK、今年の夏くらいに再来日とのニュースが!
http://www
この間の来日時は行き損ねたので今度こそ! 確か高橋さんの日記で、急遽ライブの録音をしたお話がありましたね。ライブの発売予定はどうなったんでしょうかね。
れこみゅにさんからまたしばらく振りに許諾情報のニュースが。今回は、「1曲だけのために大変な作業をするのはキツイ」というようなご回答だったようです。まあそれならこちらにも考えがあるってもんです(笑)。ちょっと時期を置いて、今度は1点集中で、狙いのレーベルとアーティスト、曲を沢山レコメンドしてやろうかと。
それにしても、相変わらず、私がレコメンドを書き起こした曲は、見事に一つも許諾が降りていません(笑)。まあ許諾済みレーベルとかを何も気にせず、すぐ配信可能になることよりも、自分の好みを優先させているからしょうがないんですけどね。
もうちょっと頑張れば、許諾ゼロのまま音源持ちよりオフ、というのが本当に出来そうです。やるとなったらどうやって告知しようかなあなどと、レコメンド数が100に満たない今から夢想してエンジョイ中。
レコミュニ参加後初の新年を迎えてから2ヶ月ちょっと経つわけですが、今年はかなり狂ったペースで音源買い込んでます。自粛しないと危険水域です。
なんとなくフェアチャイルドを新年早々中古で集めて聴いていたんですが、その後新年初レコード屋訪問時には、ポーランドのプログレッシブロックグループ、SBBの22枚組、同じくポーランドのニエーメンのBOX1と2(それぞれ6枚組)という大物を買ってしまっています。ニエーメンだけは数枚持っていましたが、広く聴くのは初めて。
その後、今年はなんとなくグレイトフル・デッドの音が妙にしっくりきて、ついに本格的に聴き始めてしまいました。「ライブ・デッド」1枚しか持っていなかったのですが、「The Golden Road」と「Beyond Description」というそれぞれ12枚組のBOXを購入。と言ってもどちらも中古で1万円ちょっとなのでかなり安かったんですけどね。
ここ2週間くらいはず〜〜〜〜っとデッドばかり聴いています。と言っても、あれだけのキャリアと内容のあるグループの音楽を把握するには時間が必要で・・・(笑)。それでもすでにGreatful Dead Live(http://www
他にもリマスターが一気に出て来ているStatus Quoもまとめて聴いてます。でも今はやっぱりデッドが身体に合います。
今月は確定申告ですね。青色の私は帳簿の整理が・・・。なのに今年は仕事も妙に立て込んでいるわ、休日に法事はあるわでてんてこ舞いです。
とにかく無事に15日を超えてから、ゆっくり帰ってきます・・・。
あ、でも今週はレッド・クレイオラのコンサートだ。
スタンディングしている元気が残ってるかなあ(笑)。
最近入手してお気に入りの1曲です。って、なんで今頃1978年発表のシングルなんかにはまってるんだか(笑)。
歌っているヌーシャ・フォックスという女性歌手は、70年代中頃に3枚のアルバムを発表して解散したFoxというバンドの看板歌手でした。またそれ以前には、本名のSusan Traynorという名で、ブリティッシュ・フォークグループWooden Horseという、その筋には著名なマイナーバンドに参加していました(「著名なマイナーバンド」というのも本当はヘンですけどね(笑))。
たまたま最近Foxのことをネットで調べていたら、こんなページを見つけました。
Fox / Noosha Fox
http://web
そしてヌーシャにはソロシングルが何枚かあることを知り、ネットで検索して入手しました。で聴いてみたらこれが予想以上に良かったんです。
上記のページにも記述がありますが、1983年にはこの「The Heat Is On」をAgnetta Faltskogがカバーしています。いきなりアルファベットで記述するとピンと来ないのではないかと思いますが、ABBAの女性ボーカルの一人、アグネタです。83年に出したソロ1作目「Wrap Your Arms Around Me」のアルバム冒頭を飾っているのがこの「The Heat Is On」だったりします。
へーそうだったのかあ、と自宅のレコード棚を漁ってみると、しっかりLPが出てきました(笑)。どうやらABBAのレコードを安く買い集めた時にこれも買っておいたみたいです。
早速聞き比べてちょっとびっくり! 何がって、アグネタの歌い方が、オリジナルのヌーシャそっくりなんですよ。曲のアレンジもほとんど変わりません。違いはイントロのアレンジと、コーラスが男声か女声かというくらい。これは予想外でした。歌なんて、巻き舌の発音とか、ひゅっと高い声が混ざるところまでそっくり。
これって、要はオリジナル曲の時点で、曲想とヌーシャの表現がもうばっちりマッチしていて、完成度が高かったってことなんじゃないかと私は思いました。今回7インチシングルと12インチシングルの両方を入手したのですが、どうも7インチバージョンの方が短縮版のような感じです。12インチバージョンには引き延ばしたような感じはありません。ですので、ヌーシャの声が存分に聴ける12インチバージョンを今回はアップロードしています。
ヌーシャの声って結構不思議な感触でして、やや鼻に掛かったようなファニーボイス。でも時折ケイト・ブッシュを思わせる時もあれば、レトロな雰囲気な時もあります。Foxでの歌もそうですが、かなり個性的です。
「The Heat Is On」は、トロピカルな環境でのロマンスを、ちょっとエロティックなイメージ混じりで歌ったミドルテンポのポップソングです。エレクトロポップと呼ぶには音が古く、また決してディスコ風にはならないサウンド。けれど70年代ポップスとしてはイメージが新しく、それでいて80年代風な派手さはありません。私にとっては、なかなか微妙なポジションにあるがゆえに、結構ツボにはまる楽しさに溢れています。
実は21世紀に入ってから、FoxのオリジナルアルバムはぽつぽつとCD化されていたのを、これも最近知りました。2002年に1st、2004年に2ndアルバムがボーナストラック付きで発売されています。3rdは未CD化ですが、これもその内出るかも知れませんね。しかも2ndの「TAILS OF ILLUSION」は今年日本盤も出る予定。どうして発売になったのか結構不思議ですが、まあ何にせよ、音源が入手可能になるのはいいことですね。興味を持たれた方はこちらをどうぞ。
Fox [Bonus Tracks] [EXTRA TRACKS] [FROM UK] [IMPORT]
http://www
Tales of Illusion [FROM UK] [IMPORT]
http://www
スウェーデン屈指のアヴァンギャルドロックバンド、サムラ・ママス・マナの3rdアルバム「Klossa Knapitatet」(資本主義を潰せ!)から一曲、「ネズミにミルクをあげる機械」(?)と題されたインストルメンタル曲です。
CDのクレジットは95年ですが、オリジナルアルバムの録音は、なんと1974年です。英米ではプログレ全盛期に翳りが出てくる時期ですが、それにしてもこのバンドのぶっ飛び具合と来たら、悠々と90年代あたりを先取りしていたような・・・。かなりつかみ所のない奇妙な音楽の詰まったアルバムを残しています。
スウェーデンの民族音楽要素を取り入れたジャズロック、と他に言いようがないのでそういうレッテルを貼って語られていますが、かなり素っ頓狂だったり、悪ふざけなのか真面目なのか判断に迷います。空恐ろしい程に高度な演奏技術を持っているのは間違いないのですが、それがかなりひねくれた形で披露されます。1枚のアルバム中でも曲想はバラバラ。
そういうグループなので1曲を選ぶのに苦労しましたが、いきなり聴いても楽しめそうなものを選びました。
チェンバロをフィーチャーしたバロック音楽だったらこんな雰囲気?、という感じの幕開けはクラシカルなプログレか?、という予感を抱かせますが、そこからはころころと変わる曲想の嵐。ぶちぶちと変拍子でブレイクされ、つんのめらされるようなリズム、かと思えば陽気なポルカ?、ギターバリバリのフージョン?、哀愁のワルツ?、アヴァンギャルド?、とこちらが迷っている間に終わってしまいます。そして残された印象と言えば、メチャクチャ陽気ならんちき騒ぎ、といった風情。
堅苦しさのカケラもないアヴァンギャルドなので、機会があればぜひ御一聴を。
年末にちょっとしか出来なかった大掃除の続き・・・という訳でもないのですが、3連休はお片付け中心の生活で終わってしまいました。例によって雑誌を5mくらいは捨てましたが、相変わらず生活空間はそれほど広がってくれません。まあそれでも、埋もれていたコミックスや本が少しだけ出てきましたが(笑)。久しぶりによしながふみの「西洋骨董洋菓子店」が表に出てきたので読み返すと、以前ほどではないにせよ、やはり声を出して笑ってしまうのでした。
前回レコメンドを書いてからも相変わらず音盤は増えています。片付けるよりも増える方が早いのが悩みの種です。今年は年頭から、「今までちゃんと聴いていなかったアーティスト」をまとめて聴き始めているんですが、例によって節操はありません。フェアチャイルド(日本の。戸田誠司の)、グレイトフルデッド、カーペンターズ、サムラ・ママス・マナ(スウェーデンの)、キャサリン・ハウ(イギリスの女性SSW)あたりを。デッドは今まで2〜3枚しか聴いたことがなかったのを一気に聴いているのですが、把握まで時間が掛かります。
3月はレッド・クレイオラが来日。前座があぶらだこの日はチケット売り切れてました・・・。発売に気づくのが遅かった・・・。でも吉祥寺でのメイヨ・トンプソンソロは取れたのでまあいいか、と。今回はファーストソロアルバムの「Corky's Debt to His Father」(http://www
初めてと言えば、川口まどかという人のマンガを初めて読み始めたりも。「やさしい悪魔」が面白かったので他も読んでみたら、「死と彼女とぼく」とかがもう面白くて。起承転結を通常のストーリー展開だとするならば、この人のマンガは短編・中編なのに起承転転転転転転・・・結という感じ。チェンジ、チェンジjの連続・・・と言えばもうこれはブライアン・ウィルソンだ!、グッド・バイブレーションだ!、という感じではまってます。
ここ50日間は、かなり新規レコメンドネタが集まりました。当面許諾が出なそうなメジャーレーベルをよけて、でも国内インディーズには疎いので、海外非メジャーレーベルに絞ろうと思ったら、チョイスに時間が掛かってここんとこお休みです。
仕事も佳境。3月後半まではあまり遊べそうにありません。
Amazonを見ていたら、ステイタス・クォーのアルバムがごっそりとリマスター&ボーナストラックで出るんですね。ついついオーダーしてしまったり・・・。いや、クォー、いいですよね、やっぱり。あとCANのリマスターハイブリッドSACD再発にもつい手が伸びてしまいます。まあまだSACDプレーヤー持ってないんですが。その内ユニバーサルプレーヤーを買いたいなあ。