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MAL Antenna - recommuni version2005/3 | ||||||
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一種レコミュニの限界に挑戦(?)しつつ、5時間1分56秒に渡る演奏などレコメンドしてみることにします。現代音楽の作曲家、ラ・モンテ・ヤングの代表作である「The Well-Tuned Piano」です。
残念ながら私はヤングについて多くを語れるほど詳しくはなく、レコードもこれしか持っていません。例えば、次のような方のサイトを見つけたりすると、ははあ〜、とひれ伏してしまいます。
ラモンテ・ヤング礼拝堂
http://homepage2
以前レコメンドを書いたフィリップ・グラス(http://recommuni
タイトルの「Well-Tuned」の意味ですが、これは純正律のことで、この録音は純正律に調律されたベーゼンドルファーを使って1981年10月25日の6:17:50から11:18:59の間に演奏された音を収めたものとなっています。
純正律? それって普通のピアノと違うの?、と???な方も多いと思います。このあたりを説明してくれているページが以下にあるのを見つけましたのでご参考までに。
純正律と平均律
http://www5
純正律と対称になる言葉が平均律だ、と聞くと、なんかバッハの曲とかに平均律なんとかというのがあったような気がするなあ、と思い出される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
純正律に調律しますと、倍音がまったく濁ることなく響くそうです。その音の響きに魅せられた人々も多いわけで、例えば次のサイトでは、MIDIによる純正律を実現したファイルが実際に聴けます。
純正律音楽工房
http://www
「The Well-Tuned Piano」では多くのテーマと即興演奏が5時間に渡って続きます。メロディーがどうとかリズムがどうとかではなく、「音の響き」そのものを味わうための作品だと言えるのではないかと思います。
ただただ澄んだ響きが、あたかも永遠に続くかのように続く・・・、そんな異空間に連れて行ってくれる、現代音楽作品の一大モニュメントです。
さて、それにしても、もし許諾が取れたとして、おそらくは300M近くになるだろうこの1曲は、果たして現実にダウンロード可能なのでしょうか?(笑)