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新譜のニュースとか入手音源のニュースとか、政治経済ニュースとかいろいろ有りすぎて追いつきません・・・・。
とりあえず本日読了の1冊「音楽未来形」。私自身としては十数年前から「ポピュラー音楽における『作品』ってなんだろう?」というテーマを気にしているんですが、それに関連した最近作、ということで買いました。
音楽未来形—デジタル時代の音楽文化のゆくえ
増田 聡 (著), 谷口 文和 (著)
http://www
私に取っては大半がすんなりとうなづける内容だったのですが、そのあたり、普通の「音楽ファン」に取ってはどうなんでしょうね・・・。楽譜を中心とした平均律による西洋古典音楽(いわゆるクラシック)、即興演奏に意義を見出すジャズ、一般的なジャズ演奏すらも慣習に囚われたものとしてさらに逸脱を目指すフリーミュージック、「音楽とは何か?」の領域を広げることに執念を燃やす現代音楽、そうした流れとは隔絶した世界各地の伝承音楽・・・。
などなどを参考にして、パクったりアレンジしたりオマージュを捧げたりと好き勝手に組替えながら生み出されてきたポピュラー音楽。さらにそのポピュラーの楽曲音源をサンプリングし、ミックスし、つぎはぎし、変調し・・・として生み出される音たち。
それらが90年代ですら大型レコード店の店舗では同時にアクセス可能な状態にあったわけですが、さらにネット経由、音楽配信、ファイル共有、ファイルアーカイブと、蓄積とアクセスの方法は広がるばかりです。
「レコミュニを考察する」というグループもありますが、そんな内容に関心のある方にはお勧めの一冊です。研究書としてはとても柔らかい内容・書き方になっていると思います。
詳細な内容検討および個人的コメントは後日、きっと。
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