2005/5 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
29 | 30 | 31 | ||||
2005/6 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | ||
2005/7 | ||||||
1 | 2 |
a person powered by ototoy blog
recommuni四方山話「掘った芋いじるな」
こう日本語で言うと、英語ネイティブの人には「What time is it now?」と聞こえる、なんていう遊び(?)があって、一度ほんとに試したことがあるんだけど、3回くらい繰り返しても相手はキョトンとしたままで、ちっとも通じなかった。
通じはしなかったが、たしかに「イズイットナウ」とカタカナ的に発音してしまうよりは「イジルナ」のほうが近いんだろうね。「掘った芋」のところを日本語としてはっきり言いすぎたかな。もっと早くスルッと言えば通じたかも知れない。
近頃はすっかり海外出張などしなくなってしまったが、音楽制作をしていたころは円高にモノを言わせて、あっちこっち行ったもんだ。言葉ではいろいろおもしろい話がある。
コード譜のことを英語でコード・チャートと呼ぶらしい。メルボルンのスタジオでレコーディングをしていたときのこと。現地のエンジニア、L氏がふいに後ろを振り返って、日本から来ているアレンジャーのN君に「Do you have a chord-chart?」と訊いた。その「chord-chart」がまるで「紅茶」と聞こえたのだ。たまたまN君の目の前にはマグカップにたっぷり入った紅茶があったから、N君ニッコリとそれを手にとって「I have !」と答えた。L氏はキョトン。考えてみればL氏が日本語で「紅茶」と言うはずはないのだが、とっさのときにはわからなくなるもんだ。
音楽事務所の社長のS氏はバーボンが大好きだが、この「bourbon」の発音がなかなか通じない。トロントのバーで、口の開き方やらアクセントの位置やらいろんな言い方で言ってみるが判ってもらえず、ムッとしながらしかたなくビールを飲んでいた。
再びN君だが、コロナ・ビールが飲みたくて「コロナ!」とカウンターで威勢よく言ったら「Sure !」と二つ返事。通じたと思っていたら出されたのはコーラ。くそー、と悔しがりながら腰に手を当ててコーラをラッパ飲みしていた。
なぜか通じる、という逆パターンもある。初めてパリへ行ったとき、ボクらスタッフにとって必ず必要な言葉「領収書」で苦労した。フランス語で領収書は「recu(cには下におたまじゃくしのしっぽのようなニョロがつく)」という単語で、発音は鬼のようにむずかしい。なかなか通じないのであきらめて、「recu」と大きく書いた紙を差し出して乗り切った。その後ある人に、「英語の魚=fish」と同じ発音で「フィッシュ」って言えばいいんだよ、と言われ、いくらなんでも「recu」とは違いすぎるだろーと思いながら、次に行ったときに試してみると、なぜか問題なく通じる。通じるのはうれしいが、理由が判らないので落ち着かない変な気分。帰って調べてみると「fiche」で「伝票」などの意味がある。同じ意味の別の言葉なんだということが判明。
GONTITIのマネージャのS君は大阪の人。パリで現地のミュージシャン連中とディナーの時間、プロデューサーのM氏のかわいい娘さんがいて、歳を訊く。たしか8歳とかだったかな。S君の息子さんも同い年だったので、彼が大阪弁で「いっしょん歳」と言う(「の」がほとんど「ん」に聞こえる)。するとなぜかフランス人たちがざわめいている。ワケを訊いたら、S君の言った言葉が「Il chante aussi(イル シャント オシ=彼もまた歌う)」と聞こえたと言うのだ。フランス語をまったく話さないS君が突然流暢な発音でそれをしゃべったので、みんなビックリしたのだった。
その時は赤っ恥だったり冷や汗もんだけど、忘れられない楽しい思い出になっている外国語ヨモヤマでした。
2005.06.26
福岡智彦
ボクも昔、祐天寺に2年間住んでいました。鉄道カレーの店も知ってるけど、入ったことはない。どうも住んでるところの周りの店にあまり行かないんだよな。
引っ越してから、祐天寺にあるスタジオ「サムフェア」で仕事をしたときに、鉄道ではないもうひとつの激辛カレーの店に行ったことがある。「大辛」なんて頼むとお店の人が「初めてだったらやめたほうがいいですよ」と忠告するような辛さで、汗だくになりながら食べた。
カレーの話はさておいて、期待に違わないよい曲です。ユカさんのメロディーと声は、なんとも懐かしい暖かい気持ちをくれる。
ただ、ドラム、ベース、ギターのリズム体がずいぶん骨太ですねー。ホッピーのせい?ドラムなんかも好きな音ですが、この曲の情景に合うかというとちょっと?…
excileってどういう意味なんだろう? (答えありがと、ntさん↓)
村祭り+行進曲。
村上ユカさん知ってもらってよかった↓ntさん
いや、ボクは利害関係何もないですけどね。
歌すごくいいでしょう!
【続エムドゲイン】
歯根を支える骨を増強する「エムドゲイン」の注入手術をやったのが、5月26日。翌週から週3回、消毒に通う。歯ぐきを縫合したところは歯ブラシを使ってはいけないので、小まめに消毒をしないといけないのだ。
経過はよく、何事もなく翌々週へ。その週の木曜つまり6月9日、友人と飲みに行った。手術の日はもちろん飲酒NGだけど、それ以後特に言われてないので気にしなかったのだが、考えてみるとその夜手術後初めてたっぷりと飲んだ。
翌10日(金)は消毒の日だった。朝起きると右の耳下のリンパ腺がちょっと腫れ気味だった。でも手術と何か関係があるとは思わなかった。だから消毒時も衛生士さんに何も言わずじまい。橋本先生もお休みだったし。
途中で昼用に寿司を買い、出勤して、しばらくすると腫れがひどくなってきた。やな感じだなーと思いながら、寿司を頬張ろうとしたら、口がちゃんと開かなかった。噛もうとしたら、顔の右側全体にジンジン響いた。
トイレで鏡を見たら、右耳のすぐ下から首までパンパンに腫れあがって、怒ったフグのようである。ひゃー、えらいこっちゃ。
実はそれでも手術と直接関係あると思わなかったんだけど、リンパの炎症にはとりあえず抗生物質だろう、古市歯科に行って抗生物質の薬をもらおう、と考えて電話をした。
14:00過ぎに再び古市歯科へ。橋本先生がお休みなので、古市院長が診てくれる。エムドゲインでこんな症例はないらしく、先生にも原因は不明だったが、ともかく薬をくれた。もしも明日明後日の休み中にひどくなったりしたら連絡してください、と携帯番号を教えてくれた。
こんな顔でジンジンしていては仕事にならないので、そのまま帰宅する。実は翌日土曜、いとこの結婚式で神戸まで行かねばならない。ある程度回復しないとつらいので、15:00過ぎからベッドでずっと横になる。
翌朝、なんとか腫れは半分くらいにおさまった。噛んでも痛くはなくなったので、神戸へ出かける。披露宴の食事は食べられたが、ビールを一口飲んだら俄然ジンジンしてきたので、あとはウーロン茶でがまん。
披露宴中に古市先生から携帯に留守電が入っていた。心配してくれていた。ところが古市先生の携帯番号を家に置いてきてしまい、着信記録の番号は携帯のではなかったので、返信ができなかった。親切な古市先生、すみません。
翌日曜も身体を休めて、月曜13日には腫れはだいぶひいた。その日も消毒の予定が入っていたので、11:30に行くと、古市先生が「たぶん右上奥歯の根っこが膿んでいるのです。それを治療したほうがよいと思います」とおっしゃる。また大ごとになってきたなぁ、と思っていると、その「根の治療」をするスケジュールを検討している。「今日の5時か明日の朝8時」なんて言われるが、5時は塞がっているし、朝8時!?…と戸惑っていると、「今1時間くらいあります?」ときた。1時から会議が入っていたが、それまでかろうじて1時間はある。ということですぐ根の治療にとりかかることになった。
ものすごい勢いの治療だった。まずは長年右上歯にかぶせられたブリッジをはずさねばならない。ちょっとやそっとでははずれないから、電ノコのようなもので切ったみたいだ。途中猛烈に痛かったが、勢いがすごいので「あっ」と思う間にもブリッジをはずされ、麻酔注射をグサッと打たれる。あとはレーザーがバチバチッとかワケわからないことが展開し、「根の治療」第一段階終了、早くも作成された仮歯をはめられておしまい。さすがのプロ技だと感心。ただしもともと入っていたスケジュールじゃないから他の患者もあり、こちらを少しやってはあちらをチラリと診てまたこちらに戻る、というような状態で、会議には少し遅刻した。
ということで「エムドゲイン」を注入しつつも、「根の治療」に突入したボクの右上歯。いったいゴールはいつだー?!
2005.06.18
福岡智彦
新聞に新型カローラの全面広告があった。カローラって日本を代表する大衆車だし、歴史も長いし、ボクも昔乗っていたことがあるのだが、写真を見ると全然見覚えがない。というか今こういう感じのデザインのクルマが多くて、見分けがつかない。写真をしばらく眺めたけど、きっと外で見かけても判らないと思う。
クルマにそれほど興味がないからかも知れないが、でもベンツとかBMWとかボルボとかミニクーパーとか、欧州車はデザインが新しくなっていてもすぐそれと判る。フロントグリルのデザインが一貫しているなどということもあるが、そういう具体的なことだけではなくて、デザイン全体に込められている精神が確固として変わらないように思う。
カローラに限らず、日本車っていつもデザインがその場限り、おまけにメーカーが違っても同じようなデザインばかり、という傾向が強い。欧州車はメーカーとしても「顔」がちゃんとあるのに、日本車は同じひとつの車種でも「顔」がない。カローラとかブルーバードとか名前だけは長年続いているのだが、別に名前変えてもまったく問題ないよね。同じ名前をつけている意味がない。「加瀬大周」は今日からこの人に変わりましたーって、顔も中味もまったく違う人が出てくるようなもんだよね。
昔の話だけど、ボクの友人が、乗っていたホンダのシティを買い換えることになった。彼はシティが気に入っていたので、それはそれで無謀なんだけど、確かめもせずに電話で「またシティを」と注文しちゃった。ところが彼が知らない間にデザイン・リニューアルが行われていて、納車されたシティを見てびっくり。新しいデザインはまったく好きじゃなかったからだ。しばらくの間彼は会う人毎にそのことについてぼやいていたものだ。ボクもシティの1代目のデザインは個性的で好きだった。そして2代目からは確かにひどかった。
なんで変えるんだろう?よいデザインってそんな短命なものじゃないと思う。クルマだけではない。たとえばヨーロッパ人は昔の街並みをだいじに守るが、日本ではどんどん変えていく。国民性の違いなのだろうか?そのクセ、日本人もベンツとBMWは大好きだし、ハウステンボスやスペイン村なんか作って喜んでるんだけど。
2005.06.05
福岡智彦
コメント
この「リュシュ」が通じなかったんですが、おもしろいねぇ、その話も。