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recommuni四方山話「掘った芋いじるな」
こう日本語で言うと、英語ネイティブの人には「What time is it now?」と聞こえる、なんていう遊び(?)があって、一度ほんとに試したことがあるんだけど、3回くらい繰り返しても相手はキョトンとしたままで、ちっとも通じなかった。
通じはしなかったが、たしかに「イズイットナウ」とカタカナ的に発音してしまうよりは「イジルナ」のほうが近いんだろうね。「掘った芋」のところを日本語としてはっきり言いすぎたかな。もっと早くスルッと言えば通じたかも知れない。
近頃はすっかり海外出張などしなくなってしまったが、音楽制作をしていたころは円高にモノを言わせて、あっちこっち行ったもんだ。言葉ではいろいろおもしろい話がある。
コード譜のことを英語でコード・チャートと呼ぶらしい。メルボルンのスタジオでレコーディングをしていたときのこと。現地のエンジニア、L氏がふいに後ろを振り返って、日本から来ているアレンジャーのN君に「Do you have a chord-chart?」と訊いた。その「chord-chart」がまるで「紅茶」と聞こえたのだ。たまたまN君の目の前にはマグカップにたっぷり入った紅茶があったから、N君ニッコリとそれを手にとって「I have !」と答えた。L氏はキョトン。考えてみればL氏が日本語で「紅茶」と言うはずはないのだが、とっさのときにはわからなくなるもんだ。
音楽事務所の社長のS氏はバーボンが大好きだが、この「bourbon」の発音がなかなか通じない。トロントのバーで、口の開き方やらアクセントの位置やらいろんな言い方で言ってみるが判ってもらえず、ムッとしながらしかたなくビールを飲んでいた。
再びN君だが、コロナ・ビールが飲みたくて「コロナ!」とカウンターで威勢よく言ったら「Sure !」と二つ返事。通じたと思っていたら出されたのはコーラ。くそー、と悔しがりながら腰に手を当ててコーラをラッパ飲みしていた。
なぜか通じる、という逆パターンもある。初めてパリへ行ったとき、ボクらスタッフにとって必ず必要な言葉「領収書」で苦労した。フランス語で領収書は「recu(cには下におたまじゃくしのしっぽのようなニョロがつく)」という単語で、発音は鬼のようにむずかしい。なかなか通じないのであきらめて、「recu」と大きく書いた紙を差し出して乗り切った。その後ある人に、「英語の魚=fish」と同じ発音で「フィッシュ」って言えばいいんだよ、と言われ、いくらなんでも「recu」とは違いすぎるだろーと思いながら、次に行ったときに試してみると、なぜか問題なく通じる。通じるのはうれしいが、理由が判らないので落ち着かない変な気分。帰って調べてみると「fiche」で「伝票」などの意味がある。同じ意味の別の言葉なんだということが判明。
GONTITIのマネージャのS君は大阪の人。パリで現地のミュージシャン連中とディナーの時間、プロデューサーのM氏のかわいい娘さんがいて、歳を訊く。たしか8歳とかだったかな。S君の息子さんも同い年だったので、彼が大阪弁で「いっしょん歳」と言う(「の」がほとんど「ん」に聞こえる)。するとなぜかフランス人たちがざわめいている。ワケを訊いたら、S君の言った言葉が「Il chante aussi(イル シャント オシ=彼もまた歌う)」と聞こえたと言うのだ。フランス語をまったく話さないS君が突然流暢な発音でそれをしゃべったので、みんなビックリしたのだった。
その時は赤っ恥だったり冷や汗もんだけど、忘れられない楽しい思い出になっている外国語ヨモヤマでした。
2005.06.26
福岡智彦
ボクも昔、祐天寺に2年間住んでいました。鉄道カレーの店も知ってるけど、入ったことはない。どうも住んでるところの周りの店にあまり行かないんだよな。
引っ越してから、祐天寺にあるスタジオ「サムフェア」で仕事をしたときに、鉄道ではないもうひとつの激辛カレーの店に行ったことがある。「大辛」なんて頼むとお店の人が「初めてだったらやめたほうがいいですよ」と忠告するような辛さで、汗だくになりながら食べた。
カレーの話はさておいて、期待に違わないよい曲です。ユカさんのメロディーと声は、なんとも懐かしい暖かい気持ちをくれる。
ただ、ドラム、ベース、ギターのリズム体がずいぶん骨太ですねー。ホッピーのせい?ドラムなんかも好きな音ですが、この曲の情景に合うかというとちょっと?…
コメント
この「リュシュ」が通じなかったんですが、おもしろいねぇ、その話も。