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recommuni四方山話4th albumの「キャラバン・サライ」までは何度聴いたかわからないくらいなSantanaだけど、それ以降宗教っぽくなっちゃったりで、30年くらいごぶさたしていた。
ある日、J-WAVEから流れている女性ボーカルの曲で、やたらリードギターがうるさいのがあって、でもこのフレーズはサンタナちゃうかー、と思ってたらやっぱそうだった。
で、アルバム「all that i am」購入。30年のブランクで何をどうしてこうしてたかはよく知らないんだけど、めちゃくちゃ元気なサンタナがここにまた、いる!
アルバム全編弾きまくってるギターはどこをどう切ってもあのサンタナ色。金太郎飴ならぬサンタナ・ギター。
どの曲もよいけど、やっぱりラジオで耳に飛び込んできたこの曲は、聴いてるとうれしくなってくるほどよい。どちらかというとボーカルのミシェル・ブランチの作品にサンタナがゲスト参加してるという「つくり」なんだけど(プロデューサーも他曲と違うし)、それにしてはでしゃばり過ぎだろー、というこのこれでもかギターが、もうすばらしい。
まるで久々会った友だちがすごく元気でうれしい、と思う、そんな感じ、Santana。
タワーのインディーズ・チャートで1位になったという話題のバンド、蝉時雨のニューアルバムが発売日と同時(2006年4月5日)に、recommuniでも配信できることになった。
言葉とメロディーのセンス、歌唱の質と技量、いずれの点でも非凡な力を感じさせるアーティストだよ。久々の大型新人ってとこかな。
こんな言い方は本人は好きじゃないかもしれないが、全作詞作曲、そしてボーカルを担当する中根大輔はスピッツの草野正宗の再来という感じがする。
そしてバンドはスピッツの初期よりもたぶんかなりうまい(笑)。
だからと言って運命は誰にもわからないが、この蝉時雨は日本を代表するポップ・ロックバンドのひとつに、近い将来なってくれるような気がする。
「うさかめ考」というタイトルになんか魅かれる。
全曲の作詞・作曲を担当する中根大輔青年は、
「常日頃の様々な出来事を貪欲に感じて、歌に乗せてしまいたい、そんな思いで作詞作曲をします。日記のようなもんです。」
と語るが、「日記のようなもの」が詞として成立し、音楽として煌いてしまうというところが才能というものだろう。
たしかに日常的な言葉が、断片的に、気負うことなく歌われるだけなのに、しっかり力強さを残すこの詞の中に、「兎」も「亀」も出てこない。