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2004年12月24日

December Will Be Magic Again/Kate Bush 

クリスマスにちなんで一曲。楽しい愉快なクリスマスソングではなく、美しくて泣きたくなるようなクリスマスソングを。

ケイト・ブッシュの名前は、70年代後半に洋楽を聴いていた人間にとっては限りなく特別なものではないかと思っているのですがどうでしょうか。17歳でEMIと契約、リンゼイ・ケンプに師事してダンスとマイムを勉強、じっくりと曲を用意し20歳の時に「嵐が丘」で衝撃のデビュー、東京音楽祭へ出場しての銀賞受賞、とてつもない完成度のライブツアーとその映像・・・何もかもが常識を越えて素晴らしかったですね。

93年のアルバム「レッド・シューズ」以来新曲を発表していないケイト・ブッシュですが、ニューアルバムがほぼ完成とのニュースが出始めています。本人がそうおっしゃってます!(笑)

http://homepage.eircom.net/~twoms/katenews.htm

そんなニュースを嬉しく聞きながら、とてもリリカルな「December Will Be Magic Again」を聖夜に聴いて涙しましょう(笑)。

December Will Be Magic Again/Kate Bush
Posted By MAL 投稿日: 2004年12月24日 23時14分 更新日: 2004年12月24日 23時14分

Music For 18 Musicians/Steve Reich 

催眠的で夢幻的な現代音楽の傑作です。

この曲を初めて聴いたのは中学生の時です。当時NHK-FMの夜中にやっていた「クロスオーバー・イレブン」で、今泉洋さんの選曲の日に掛かったんだと思います。LPのA面全部でした。

当時プログレ開拓中だった私は、とにかく1曲が20分以上あるなんて怪しい、ということでエアチェックしたのですね。初めて聴いた当時はシンセサイザー音楽だと思いこんでいました。それが実は現代音楽作曲家によるもので、演奏は全てアコースティック楽器による生演奏だと知ったのは大学時代になってからだったかも。

しばらく前にはPhilip Glassの曲をレコメンドしました(http://recommuni.jp/opus/index.php?C=1523)。グラスの曲が反復を中心としているのに対し、スティーブ・ライヒの音楽はモワレ状の「ずれ」を特徴としています。それぞれのパートが奏でるパターンは、微妙な速度の違いにより、常にずれていきます。ですから、この約1時間弱に渡る曲の間、同じ響きは2度と現れないのです。

初めて聴くと、びっくりするほど退屈に聞こえるかも知れません。私も最初は安眠剤として聴いていました(笑)。ところがある時から面白さに目覚め、掛けると眠れなくなってしまいました。

こういう現代音楽もあるんだあ、ということで、普段クラシックも現代音楽も聴かない方にもお勧めです。きっと気持ちよくなれます。

Music For 18 Musicians/Steve Reich
Posted By MAL 投稿日: 2004年12月24日 22時42分 更新日: 2004年12月24日 22時44分