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MAL Antenna - recommuni version2004/12 | ||||||
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しばらく前から無性にこの曲が聴きたくなっていたのだが、レコードが発掘出来ないでいました。年末年始に若干片付けが進んだことで、ようやく引っ張り出せたのでした・・・。
フランコ・バッティアートの経歴等について何か言えるほどには私は彼についても、イタリアのポップスについても詳しくありません。バッティアートはレコードを数枚持っているだけです。70年代には現代アート・現代音楽を作っており、70年代末くらいからポップスレコードも出すようになったというアーティストです。
同じイタリアの女性歌手にアリーチェ(Alice)という人がいます。この人も結構日本ではユーロロックファンに人気がありますが、彼女は85年にバッティアート作品だけを取り上げたアルバムを出しています。「Summer On A Solitary Beach」もそこでカバーされています。今回レコメンドを書くに当たって両者を聞き比べてみたのですが、やはり決定的に違うのは歌の質感です。バッティアートの歌の方がソフトなのですね。
曲自体はまあエレクトロポップと言えなくもないサウンドです。タイトルは英語ですが歌詞はイタリア語。聞こえてくる波の音、そしてベースとシンセドラムが軽快にうねるようなリズムをステディに刻むのに被さってふわぁっとしたキーボードの音が鳴り響きます。シンセの質感は、ドイツのアシュ・ラをちょっと思い出させます。そしてふわりと軽いのに哀愁に満ちた歌が始まるのです。
シンプルで美しく、軽快に哀しげなこの曲、イタリアのポップスなんて聴いたことが無いという方でもきっと楽しめると思いますよ。
Franco Battiato Official Site
フランコ・バッティアートのレコードリスト