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WMAロスレスの音楽配信サイト「@MUSIC HD Sound」http://www
それにしても、CCCD筆頭推進会社だったAvexが、今度は高音質音源配信に先頭を切って取り組むとは、予想もしませんでしよ(笑)。
夏に出るらしいローリング・ストーンズの新譜もまたCCCDにするらしい東芝EMIが、今日本で一番浮いてるレコード会社でしょうかね・・・。
レコミュニでも、早期に「脱・MP3オンリー」を達成して欲しいです。ロスレスの選択肢を!
数年間使っていたディスプレイが、ここ数日で急激に死にかけています。急激にフォーカスが甘くなり、全体に思いっきり滲んだ、ゴースト出まくり状態に・・・。文字を読むのが苦痛なほどに・・・。
うーん、19インチのCRTなら2万ちょっとで買えるんだけどなあ・・・。解像度1600x1200で使っているので、液晶にしようと思うと7万円くらい覚悟しなくてはいけません。
寿命は液晶の方が短い・・・
スペース効率は液晶の方が上・・・
コストパフォーマンスはCRT・・・
今週末にはなんとかしないと、自宅で仕事でも趣味でもPCの画面に向かっていられません・・・。
目が痛い〜(;_;)
テクノポップみたいな感じで始まるんですよ。チープなリズムボックスみたいな音で。そこにシンセドラムとエレピがどーんと入ると同時にとても広がりのある音が溢れます。
村上ユカさんの伸びやかで美しい声を堪能できる曲です。サビの部分の歌声は、歌詞を言葉としては聞かずにいても、それでも妙に胸を締め付けるような物悲しさを伝えてきます。これが結構不思議。他の曲では決してそんなことはないのです。つまりユカさんの声自体がいつでも物悲しいわけではないんですね。だから「この曲はそういう声で歌っている」のだとしか思えないのですが、もしそうだとすると、声の出し方ですでに感情なり情景を表現できているわけで、これはなかなかに凄いことではないでしょうか? プロの歌手にとっては当然のことなのかも知れませんが。
そんな声だから、いかにも打ち込みなバックの演奏を背景にしたときに際だって聞こえるのでしょう。何より歌声とメロディが強い印象を残す珠玉の1曲です。
村上ユカさんの3rdアルバム「角砂糖」オープニングナンバー。
前作「アカリ」の打ち込み系サウンドとはガラリと変わった重厚なバンドサウンドに、どきりとさせられます。ギターとベースが刻むリズムにドシン!、と切り込むドラムのリズムが、あれ、裏?、ズレ?、と思う内、すすっと全体が合い始めてきて、そして飛び込んでくる歌声。
う〜ん、あれですよ、例えばキンクスの「ユー・リアリー・ガット・ミー」のイントロみたいに、出だしのリフが実は一拍目からじゃありませんでした〜、みたいなちょっとトリッキーな始まり方。でちょっと騙された感覚がした途端に出てくる歌が「よっく晴れた朝には 素直になれるんだ」ですもの。これには打ちのめされます。しかもこの部分の歌声と来たら、まるで夏休みの朝早起きして外に出たらあーっ眩しい〜!、といった様子の伸びやかさなんです。
それにしても重厚なドラムスとベースですね。ちょっとXTCみたいかも。サウンドの重さが「English Settlement」でハッピーな曲調は「Nonsuch」とか。もちろん曲は全然違うんですけれどね。歌のメロディーを聴いていると、なんとなく70年代少女アニメの主題歌を思い出してしまうのはなぜでしょうか。 どちらからも感じられる素直さのせい? それともひたむきさ? 純真さ? あるいは私が年寄りなだけ?(笑)
このずっしり来るミドルテンポのリズムセクションが、ちょうど走り出したいのをぐっと我慢しているような、今にも跳ね回ってしまいそうな、そんな高揚感を生み出しているように思います。聴いていると妙に跳ねたくなるんです。
「紅茶」が真夜中の涙なら、「strawberry feel」は朝の笑顔。
う〜ん甲乙付けがたい。
いえ、気がついたのは2日前なのですが・・・。
あの村上ユカさんがレコミュニに!
http://recommuni
うぉー、つい最近「GreatとVery Goodの間」(http://recommuni
しかも物凄い密度の、ライナーノーツとも言えるレコメンドメッセージが次々と・・・。うぬぅ、つい全曲聴き返してしまうぞ・・・・。
2005/06/18(土)
イベント 音楽の祭日
http://www
miu∽myu
メンバー:堀川ひとみ(Vo.&Key Programing)
伊藤昭彦 (Vo.&Guitar)
行ってきました、(レコミュニの(一部で))話題の堀川ひとみさん(http://recommuni
これはそもそも、「音楽の祭日」というイベントの一部で、何日かに渡って多くのミュージシャンが登場するイベントでした。miu∽myuは、池上本門寺会場のトップバッターでした。
私が会場についたのは開演ギリギリ。西馬込方向から行った私は、本門前の長〜い石段のてっぺんから会場へと下りていったのでしたが、ちょうど下り始めたときにライブスタート。アコースティックギターのカッティングが青空に響くのを聴きながら石段を下りていきました。
あー、堀川さんの声だぁ〜、と初めて見るmiu∽myuの正面に陣取りました。まだ周囲には7〜8人のお客さんしかいませんでしたし。
2曲目からしばらくはシャンソンを歌います、ということで、まずは「オー・シャンゼリゼ」。そう言えば、下北沢のmona recordで買った自主盤シングルでもこの曲やってるのがあったなあ。古い曲だけど若い人には人気なんでしょうか? ひとみさんの歌は力強く、線はやや太めで明るい声でした。はしゃいでるんじゃないのに跳ねてるというか。
えーっと、あと何やったかな?
「パリの空の下」を日本語で。う〜ん、これもがっしりした感じ。明るい太陽の下、簡単なPAだったからそれほどでもなかったですが、これを夜のライブハウスとかで聴いたらちょっとゾクっと来たかも。
「私のシャンソン人形」も歌ってました。こちらはなんとなく雰囲気ニューウェーブな歌い方。人形は人形でもアンドロイドな感じ?(笑)
いや、しかし堀川さんの歌はいいなあ。
ヘタじゃないのは確か。でも技術的にスゴイとかいう感じではありません。なのに何を歌われても、なんというかムズムズ感というか、潜んでいるものがちらりと見えてくるような印象があって、聴いていて楽しいのですよ。
終盤はオリジナルナンバー。ギターの伊藤さんと交互に歌う曲がラストでしたが、伊藤さんもいい声なんですよ。すごく素直で、ぽわっとしているのにしっかりしている感じで。
演奏が進むにつれ、少しづつ観客が増えていきました。若い人よりは高齢の方の方が多かったかも(笑)。老齢の男性が一人、2回も投げ銭してくれてました。
しかし! 投げ銭の王者は写真の子供でしょう。
ラス前くらいの時に、なんと1000円札を掲げてとことこと演奏者のところへ! ギタリストが跪いて押し頂くという場面も(笑)。
まだ3曲ほど配信されたばかりの堀川ひとみ、miu∽myuですが、もっと聴いてみなくちゃ、と確認できたライブでした。ご本人の許可もいただきましたので、この日記で写真を何枚か、あとほんの15秒ほどですが、ライブ映像をアップしておきます。15秒の映像でもライブで発散されたエネルギーはきっと伝わると思いますよ。
ライブクリップ
http://homepage3
(追記)
堀川さんからセットリストいただきました!
ありがとうございます。
2005/06/18 セットリスト
01.誘遊〜It's our turn〜(miu∽myu)
02.オー・シャンゼリゼ(シャンソンカヴァー)
03.パリの空の下(シャンソンカヴァー)
04.セ・シ・ボン(シャンソンカヴァー)
05.夢見るシャンソン人形(シャンソンカヴァー)
06.もっと泣いてよフラッパー(吉田日出子カヴァー)
06.風の魔法(miu∽myu)
いやいやいや、ジャケット写真のいかがわしさ(笑)とか、ご本人のコメントなどに酷く惑わされてしまうので、ついつい一歩引いてしまっている方も多いと想像されますが、こいつはイイ!
あはははは、ホント、もしこの曲が、曲名も分からぬままラジオから流れてきたりした日には、絶対放送局に電話掛けたくなります(笑)。「なになになに!?、今の曲誰!?」って。
ピコピコしてるし、ちゃきちゃきもしてるし、はじけてる。
も〜〜〜っホントお馬鹿な感じなんだけど、実は最初に連想したのはアニメの「タイムボカン」シリーズ。あんな感じの破天荒ギャグアニメの無邪気さと、それでいてプロダクションはしっかりしている安心感。なにやら通じるものを感じましたね〜。
けっこうたまらん感じ。
子供さんのいる家庭や、アニメソングの世界観が好きな方、色物・コミックソングファンの方、そしてひねくれポップスファンの方にオススメします。
いつかはある、と思っていたレコミュニにデザイン変更+機能強化だが、こう予告無しのいきなりとは思わなかった。とはいえ、今までの機能強化も全部いきなりだったから、そういう意味では「今更何を言っておる!」とツッコミを入れらても文句は言えないのかな?(笑)
となると、どうせなら、ログイン直後の画面に何を出すかとか、画面の色調なんかは自分で設定出来るようになって欲しいなあ。
曲数が増えてきたらいつかは必要になるだろうと予想していたアーティスト一覧も実装されましたね。多分1000曲を目安に今まで待っていたのではないかと勝手に想像します。
レーベル一覧を見ると、実はワーナージャパンは許諾が結構あるなあとか、新たな発見がありますね。
あとは、まだ配信許諾のあるものしかリストアップされないのがちょっと残念。ひっそり書かれてそのまま埋もれているレコメンドって結構ありそうな気がするのですが、それらに日の目を見させてあげる方法も欲しいですね。
レコミュニで配信された頃、試しに河井英里さんの曲を2つほどダウンロードしてみました。その時はキレイな声だなあと思ったくらいだったのですが・・・。ちょうど村上ユカさんとかと同じ頃に配信されたのでしたっけ。
その後いろいろ他の、ちょっと感じの似た歌手と改めて聞き比べてみると、ようやく私にも河井英里さんの突出した部分が分かりました。そこで買える内にとCD入手。通して聴いて、今更ながらにうなってしまいました。
そう、例えばアニー・ハスラムとかジュディ・ダイブルとか、きれいな声の女性ボーカリストが好きな方なら是非聴いてみて欲しいと思います。この5曲入りシングルの出来映えは素晴らしく、海外のプログレ、シンフォ系の美声フィメールボーカル盤と肩を並べるクオリティなのです。まあ較べてもあまり意味はないのでしょうけれど、要は「ある内に買っとけ! 後悔するゾ」な1枚だと思います。
「にわか雨」はミニアルバム中最長のトラック。器楽やメロディにもっとも日本的な特徴を感じる曲です。メインボーカル、バックコーラスともに河井英里さんのクリスタルボイス。その重層的な美声の森に圧倒される1曲です。
1978年5月5日、東京Betty Studioにて録音されたデレク・ベイリーのソロギター演奏です。1978年に来日したデレク・ベイリーは間章(あいだあきら)のプロデュースにより、間自身のレーベルmorgueにLP2枚組アルバム「New Sights, Old Sounds」を残しました。直後に訪れた間章の死により、アルバムは極短期間流通したのみで姿を消し、以降極めて入手困難な1枚のまま20年以上が経過したのでした。
Derek Baileyは1930年生まれ。50年代初めから1965年まで様々な場所(コンサートホールからダンスホールまで)でギタリストとして活躍を続けます。しかし1965年に、以降即興演奏しか行わないことを決意、現在に至るまで即興演奏しか行ってきていないというミュージシャンです。前衛ジャズやフリーミュージックの世界では知らぬ者のない大御所であり、プログレや前衛ロックファンにも広く名を知られています。
多くの共演者とも活発な演奏活動を続けてきているデレクですが、彼の厳しくもナイーブな音を最もじっくり味わえるのはやはりソロ演奏でしょう。もっともギターソロと言っても、聞こえてくる音は一般的なギターの音では全くありません。別にエフェクター等を多用している訳でもなく、エレキギターとボリュームペダルによる生演奏なのですが、初めて聴く方は、これが一人の演奏家によるギター生演奏だとはちょっと思えないのではないでしょうか?
誰にも頼らず、誰からもサポートしてもらえない状況の中で、たった一人で無限のヴァリエーションを生み出し続ける演奏。始まりもなく終わりもない、繰り返しもなく、決まったメロディもリズムもない、なのに豊かな音色とダイナミズム、そして緊張感の中に様々な表情を映し出す演奏。この孤独で果敢な演奏スタイルに、間章は強く魅せられたのでしょう。
多くのギターソロ演奏を残しているデレクですが、その長いキャリアの中でももっとも優れた演奏がこの「New Sights, Old Sounds」なのではないかと思います。フリースタイルの即興演奏なのですが、やはり1つ1つの演奏結果は異なるのですね。アルバム「New Sights, Old Sounds」は2枚組で、1枚はスタジオ録音、もう一枚は名古屋と町田でのライブ演奏が収められています。スタジオ録音の方ですが、スタジオに入って演奏し、プレイバックを聴いて残す演奏を選び出すと残りは直ちに消去されたそうです。このあたりの様子はオリジナルLPに付された間章自身のライナーノーツに書かれています。
私はそれほど珍しいレコードとも知らず、80年代初頭に中古でLPを買って聴いていました。その頃デレク・ベイリーのレコードや、彼が主催していたミュージック・インプロヴィゼイション・カンパニーのレコードなどはそうそう出回っているものでもなかったので、とりあえず見つけたものを買っただけだったのですが・・・。今考えればそれはとても幸運なことでした。初めての出会いが、そのミュージシャンの最良の演奏だったからです。
知らぬ間に中古価格はかなり高騰していたらしいのですが、ようやく2002年に再発CDが出ました。デレクも運営に関わっているINCUSが、オリジナルマスターの使用許諾を得たのだそうです。
ところが、この再発CDを手に入れるのが一苦労でした。INCUSからも通販で購入は出来るのですがオンライン購入は不可。日本からだと国際郵便為替を送らなくてはなりません。それも面倒なので国内取り扱いを探したのですが、とにかく通販は全滅。最後にようやくディスク・ユニオン新宿のジャズコーナーで先日購入できました。やれやれ。
ちなみに、再発盤CDの方が、私が昔買ったLPよりもちょっとだけ高価でした(笑)。
とてもさりげなくて、ふわふわしている。こういうポップチューンは誰にでも作れそうでいて決してそんなことはありません。ふっと浮かんだメロディー、ふわりとしたサウンド仕上げ、そして雰囲気にマッチしたヴォイス。この組み合わせがぴったりこないとダメなんですよね。そういう意味ではこの曲も希有な存在、奇跡的にいろんな要素がマッチした見事なふわふわポップスですね。
初期のカーディガンズとかヴァセリンズなんかの音が好きな方でしたらきっと気に入るのではないでしょうか。私はこの曲を何度か聴いてから他の曲をダウンロードしようと思いつつも、すぐにクローバー・レコードのサイトに行って在庫分全部注文しちゃいました。う〜ん、アナログ盤は売り切れかあ・・・。このグループはとってもアナログ盤が欲しくなりますね。探せば見つかるのでしょうか?
あらためてじっくり聴くと、実に変なデュオだなあ。ジャズっぽいドラムスとメロディーライン。歌のフレージングもジャズっぽいけど、声と歌詞は古風でありつつニューウェーブの香りが漂う。歌声だけ聴けば20代も後半くらいの年齢=貫禄を感じるのだけれど、アーティストページの写真を見るとなんかもう高校生くらいにしか見えません(笑)。なんだこりゃ?(笑)。すでにミニアルバムを2枚発表しているんですね。
個人的にはこの曲「あじさい」の歌詞には今ひとつ中途半端なものを感じるのですが、でもこのお二人、実力ありますなあ。演奏も歌もとても魅力的。他の曲も試しに聴いてみましたがそちらもお見事。ニューウェーブ、オルタナティブ、プログレ、ジャズのフィーリングがごちゃまぜになってる面白さ。これは東京に来たら是非ライブで確認してみなくては・・・。
柚楽弥衣という歌手のことは、レコミュニの未配信リストで初めて目にしました。ちょっと印象的なジャケットがずらっと並んでいたので(笑)。
Amazonとかご本人ホームページを調べてみると、昨年出た「ゆらふ」は数年振りのアルバムであること、CD3枚組(!)という構成であることなどが分かりました。無料ダウンロードキャンーペーンで1曲配信されることになったので、楽しみに待っていました。
さて、早速聴いてみて、実は2回目まではあまりどうとも感じませんでした。しかし3回目、深夜に静かな環境で聴いてみたら初めて良さが分かりました。この曲は携帯プレーヤーで移動中に聴くのには全く適していないようです。
その後CDを入手して聴いてみました。アルバム全体としてはそれほど長いわけでもないのですが、3枚組という構成にしたのは、それぞれにかなり印象の異なる楽曲を分けて収録したからだと思われます。柚楽弥衣さんの歌声は、全てのボーカルパートを同一人物が担当しているとはちょっと思えないほどバラエティに富んでおり、制作期間4年という長さとその個性全開な1人ヴォイスの奔流は、ケイト・ブッシュの「Dreaming」などに通ずるものがあるかも知れません(あそこまでエキセントリックではありませんが)。
「ゆらふ」は21世紀初頭のJポップ史に残る作品になるでしょう。好きになれるかどうかとは別に、このアルバムにはそれだけのパワーが詰まっているように思います。板倉文や谷川賢作もバックに参加していたり。それでもどこまでも、イニシアティブを取っているのは歌声なのです。
「千年愛」は3枚組の1枚目、「金」のディスクのオープニングを飾るスケールの大きな曲。けれど、アルバム中どの1曲を取り上げてみても、決してアルバム全体を代表してはいないという事実。これが「ゆらふ」というアルバムが只者ではない所以なのです。
福さん(http://recommuni
コンピレーション以外のアルバム・シングルはAmazonでも入手可能でした。で揃えてからリリース順に聴いてみて、2〜3回繰り返し聴いてみて・・・
現時点での評価は「Very Good〜Good」ということろです。でも決してGreatではないのですよね。
そんなことを思いながら、最近100円で買ったCDとか、無料ダウンロードキャンペーンの曲を聴いていましたら、Greatとそれ以外の区別は私にとって結構はっきりしたものらしいことを自覚しました。GreatとVery Goodとは同一直線上にはないこと、一方Very Good〜Good〜Not Bad〜Badといったランクは同一線上の相対位置であることなども。
●Great=グレイト=偉大=別格=越えている
「私には説明しきれない。いいものであることは間違いないように思えるのだが、しかし何しろ私の力量を越えて素晴らしいので、細かいことは分からない」というもの。圧倒され、打ちのめされ、抵抗できないレベル。
私にとってのGreatとは、例えば
浅川マキ、Gentle Giant、MAGMA、灰野敬二、Brian Wilson、Roy Harper、Kate Bush、Miles Davis、Frank Zappa、Peter Hammillあたり。
●Very Good=すごくいい!=素晴らしい!=サイコー!
聴きながら「ここがこうだから凄くいい!」などと自分なりの説明が出来てしまうもの。別世界に連れて行かれたり、人生を変えられてしまうようなものとまではいかないが、かなり感動するもの。それほど数は多くない。
●Good=いいね
このあたりまで来ているものが「これは好き」と言える限界でしょうか。入手できたら手放したくはないもの。
●Not Bad=まあ悪くはないね=イマイチ
聴いていてイヤではないし、ヘタだとも思わないけれど、そのあたり止まりもの。無くなってもあまり困らない。実はここの層が一番厚いような気がしますね。この世の音楽の大部分はここに該当。
●Bad=ダメだこりゃ=ヘタ=イマ2=失敗=分かってないなあ
出来損ないか、失敗作か、といったあたり。自主制作音源などに時々存在しますかね。まあメジャーレーベルにも存在するのでしょうね。実はそうそう見つかるものでも出会えるものでもないので、意外に希少価値がありますね。
●Terrible=ヒドイ=ダメダメ=極悪=サイテー
Bad以下になるのも並大抵ではありません。ノイズでも徹底すればVGやGreatになってしまうことがあります。音痴でもVery Goodになってしまうことがあります。存在確率はGreatと同じくらいかも知れません。何しろ、自分でも実例を思いつきません(笑)。
いろんな音楽を聴く楽しみの一つには「自分なりの分類をする」という作業もあると思うのですね。分類方法の一つが、こうした「素晴らしさのランキング」なのでしょう。
どうもこのところ、GoodからVery Good止まりの音楽ばっかり聴いていたのではないか、と今日ハッとしたのですよ。Good以上の音楽なら聴いている間はそれなりに楽しいのですが、こちらの人生にはあまり影響がないのですね。ここらでちょっとGreatなものに触れる時間を増やすべきかなあ、という気になったりしたのでした。
まだ全曲聴き終わってはいないのですが、今回の無料ダウンロード曲に、今のところGreatはありません。VGが数曲。Goodも数曲。大多数はNot Badな感じ。この寂しさが、今日の日記を書き始めたきっかけかな。
Very GoodからGreatへは、直線的に繋がる道はないように思うんです。どこまで延長してもVGはVG。Greatになるためには、何か違う方向に進んだり、水平から垂直に動いたり、平行した隣の線に乗り換えたりといった動きが必要な気がします。
・・・と書いてくると何か村上ユカさんをダシにして申し訳なかったかな、という気もしますね(笑)。いや、エンドレスで掛けていてもいいくらいにはいいのですが、やっぱりぼくの人生はそのせいで変わったりはしなそうだし(笑)。あと村上ユカさんは、多分まだまだ歌が良くなる余地があるような気もします。まだ限界には来ていないような感触があるんですよね〜。
いやいやいや、全然知らなかったグループですけど、これはかなり面白いですよ!
ドラムスとシタールという編成らしいのですが、ドラムは手数多いし、曲の進行はくにゃくにゃだし(笑)。
一聴した印象としては、70年代のジャーマンロックのエッセンスも感じるし(アシュ・ラ・テンペルとかグル・グルとかノイ!とか)、80年代ニューウェーブの香りも感じます。つまり、破天荒でエネルギッシュでありつつ同時に、いびつなのに妙に真っ当である姿勢を感じるのです。
あんまり印象深かったので他の曲もダウンロードして聴いてみたのですが、これはどうやら大きなハズレはなさそうです。
まったくびっくり! こんな曲を演奏して活動している方がいらっしゃったとは!
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