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2005年06月02日

GreatとVery Goodの間 

福さん(http://recommuni.jp/home/index.php?C=7)が紹介されていた村上ユカ(http://recommuni.jp/them/index.php/ARTIST/2521/)のCDをまとめて買ってみました。以前に「紅茶」(http://recommuni.jp/opus/index.php?C=1781)はダウンロードして聴いてみて、割と気に入ったのが最初ですが、ふとそういう気になったのです。

コンピレーション以外のアルバム・シングルはAmazonでも入手可能でした。で揃えてからリリース順に聴いてみて、2〜3回繰り返し聴いてみて・・・

現時点での評価は「Very Good〜Good」ということろです。でも決してGreatではないのですよね。

そんなことを思いながら、最近100円で買ったCDとか、無料ダウンロードキャンペーンの曲を聴いていましたら、Greatとそれ以外の区別は私にとって結構はっきりしたものらしいことを自覚しました。GreatとVery Goodとは同一直線上にはないこと、一方Very Good〜Good〜Not Bad〜Badといったランクは同一線上の相対位置であることなども。

●Great=グレイト=偉大=別格=越えている

「私には説明しきれない。いいものであることは間違いないように思えるのだが、しかし何しろ私の力量を越えて素晴らしいので、細かいことは分からない」というもの。圧倒され、打ちのめされ、抵抗できないレベル。

私にとってのGreatとは、例えば

浅川マキ、Gentle Giant、MAGMA、灰野敬二、Brian Wilson、Roy Harper、Kate Bush、Miles Davis、Frank Zappa、Peter Hammillあたり。

●Very Good=すごくいい!=素晴らしい!=サイコー!

聴きながら「ここがこうだから凄くいい!」などと自分なりの説明が出来てしまうもの。別世界に連れて行かれたり、人生を変えられてしまうようなものとまではいかないが、かなり感動するもの。それほど数は多くない。

●Good=いいね

このあたりまで来ているものが「これは好き」と言える限界でしょうか。入手できたら手放したくはないもの。

●Not Bad=まあ悪くはないね=イマイチ

聴いていてイヤではないし、ヘタだとも思わないけれど、そのあたり止まりもの。無くなってもあまり困らない。実はここの層が一番厚いような気がしますね。この世の音楽の大部分はここに該当。

●Bad=ダメだこりゃ=ヘタ=イマ2=失敗=分かってないなあ

出来損ないか、失敗作か、といったあたり。自主制作音源などに時々存在しますかね。まあメジャーレーベルにも存在するのでしょうね。実はそうそう見つかるものでも出会えるものでもないので、意外に希少価値がありますね。

●Terrible=ヒドイ=ダメダメ=極悪=サイテー

Bad以下になるのも並大抵ではありません。ノイズでも徹底すればVGやGreatになってしまうことがあります。音痴でもVery Goodになってしまうことがあります。存在確率はGreatと同じくらいかも知れません。何しろ、自分でも実例を思いつきません(笑)。

いろんな音楽を聴く楽しみの一つには「自分なりの分類をする」という作業もあると思うのですね。分類方法の一つが、こうした「素晴らしさのランキング」なのでしょう。

どうもこのところ、GoodからVery Good止まりの音楽ばっかり聴いていたのではないか、と今日ハッとしたのですよ。Good以上の音楽なら聴いている間はそれなりに楽しいのですが、こちらの人生にはあまり影響がないのですね。ここらでちょっとGreatなものに触れる時間を増やすべきかなあ、という気になったりしたのでした。

まだ全曲聴き終わってはいないのですが、今回の無料ダウンロード曲に、今のところGreatはありません。VGが数曲。Goodも数曲。大多数はNot Badな感じ。この寂しさが、今日の日記を書き始めたきっかけかな。

Very GoodからGreatへは、直線的に繋がる道はないように思うんです。どこまで延長してもVGはVG。Greatになるためには、何か違う方向に進んだり、水平から垂直に動いたり、平行した隣の線に乗り換えたりといった動きが必要な気がします。

・・・と書いてくると何か村上ユカさんをダシにして申し訳なかったかな、という気もしますね(笑)。いや、エンドレスで掛けていてもいいくらいにはいいのですが、やっぱりぼくの人生はそのせいで変わったりはしなそうだし(笑)。あと村上ユカさんは、多分まだまだ歌が良くなる余地があるような気もします。まだ限界には来ていないような感触があるんですよね〜。

| Posted By MAL 投稿日: 2005年6月2日 0時56分 更新日: 2005年6月2日 0時56分

コメント

>まだ限界には来ていないような感触
あー、分かります。それ。

個人的にはピコピコ感の使いどころがツボです>ユカさん
by ドラ - 2005年6月2日 1時45分
Greatの基準を、端的にかつ見事に説明されていると思います。
私にとってGreatは、底なし沼感、いや青天井感かしらね。
by poli - 2005年6月2日 6時20分
村上ユカさんを押している福岡です(^^;が、MALさんの意見はまったく同感です。

GREATとの出会いを求めることが、音楽を聴くことや、制作やプロモーション、はたまたこういう配信事業に携わってきた唯一のモチベーションですからね。

付け加えると、一人のアーティストでも、通常はGOOD〜VERY GOODでも、ある瞬間GREATの領域に入ることがあると思ってます。ライブなんかでね。

さらにこちらの状態で、同じ音源なのに、聴くタイミングによってGREATと感じることもあります。

ちょっとMALさんの定義からはずれてきちゃったかな…

ともかく村上ユカさんの場合は、こんなによいモノがそれに値する評価なり実績に結びついてないと感じるので、押してるワケです。ライブ見たいんだよな。
by 福 - 2005年6月2日 11時55分
福岡さん、コメントありがとうございます。

>付け加えると、一人のアーティストでも、通常はGOOD〜VERY GOODでも、ある瞬間GREATの領域に入ることがあると思ってます。ライブなんかでね。

ありますね! 急に向こう側に行ってしまうことが(笑)。決して繰り返せないのですが。

あと、1曲グレイト!、というアーティストは結構いますよね(笑)。というより大多数は曲単位にグレートなことがほとんどでしょうか。

同じ音源なのに、聴くタイミングによってグレイト、というケースもありますね。反対に、「グレイトだったはず」なのに今日聴いたら全然感動しなかったとか(笑)。

まあ感動はいずこより勝手にやってくるものなので、まあ自分が悪かったんだろうということにしておいてまたリトライするんですけどね(笑)。

あー、あとは「昔はグレイト」というのがあるなあ(笑)。これはまた日を改めて書き起こしてみたいと思います。
by MAL - 2005年6月2日 14時40分
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