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recommuni四方山話

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パレード/masami ito

今日みたいなうっとおしい雨の日を、少しだけ楽しくさせてくれます。

パレード/masami ito
Posted By 福 | 投稿日: 2005年3月23日 15時6分 | 更新日: 2005年3月23日 15時7分

四方山話その九十二【お笑いブーム末期?】

お笑いブームもさすがに末期かと思うのは、夜中にBGM代わりにテレビをつけるとお笑い芸人のオンパレードだからだ。それは全盛期というのではないの?と言う人もいるかもしれないが、膨らみきった風船が割れたら一瞬のうちに消えてしまうように、ブームというものはピークを過ぎたら衰退は速い。ダッコちゃん、フラフープの昔から、たまごっち、ベイブレードに至るまで、そこは変わらない。経済にもバブルの崩壊というのがあるが、人の営みとはどれも同じような経過をたどるものだなぁと思う。

こんなに毎日のようにテレビに出演していたら、ネタを考える時間も練習する時間もないではないか。もはやそこには「笑い」はなくて、面白い「はずの」人たちがいっぱいウロウロしているだけの、「笑い」の幻影、まさに中身なく膨れ上がったバブルが浮いているだけなのだ。

この四方山話シリーズにも何度も書いたが、ボクは「お笑い」が大好きだが、練られた芸としての「お笑い」が好きなのであって、適当にしゃべったりつっこんだりしているだけのバラエティー番組は好きじゃない。

ところが先日、三宅裕司氏が朝日新聞にこんなことを書いていた。

「時代はすっかりトーク中心のバラエティー番組が主流になってしまったが、それはタレント同士の真剣勝負の場でもある。」

それに勝つためには「引き出し」をたくさん用意しておくことと、他の出演者より先に話題に突っ込む「瞬発力」がだいじだとし、

「テレビでコントを作るのは難しくなってしまったが、トークバラエティーをさらに面白くする努力と工夫はまだまだ、しなくてはならない。」

とおっしゃっている。

意外だった。劇団を率いる三宅さんだから、テレビでもほんとはコントをやりたくて、バラエティーなんかイヤなんだろうなんて勝手に想像していた。失礼しました。そして、ごもっとも。三宅さんが言うように、「引き出し」と「瞬発力」を持ったタレントが真剣勝負を見せてくるようなバラエティー番組なら面白いだろう。でも、あるんでしょうか?

カンニングの竹山が、あるトーク番組に途中で乱入し、お得意の「切れキャラ」をぶちまけるが、スタジオの笑いはなく、でもそのあと「登場のしかたが完全にすべったわ」と自らの失敗を告白するとどっと笑いが起こる。近頃このパターン、いわゆる楽屋オチと言うか、失敗談や恥ずかしい話をばらして笑いをとろうとするのがすごく多い。さらにはドッキリみたいな隠し撮りやら、プライベートのメールの中身をばらしたりやら。

その笑いは、芸に感ずるほんとに楽しい笑いではなく、人の不幸を笑う、という品性下劣な笑いである。そんな笑いでもうれしいのか。芸人としてそれでいいのか。

だったら見なきゃいいじゃん、って自分でも思う。だけど気になるのだな。「爆笑オンエアバトル」あたりから初々しく登場して人気を得てきた彼ら若手芸人たちの今、そして今後が。

そして興味深いのが綾小路きみまろだ。今回のお笑いブームの初期にブレイクした彼だが、バラエティーにはほとんど登場せず、もくもくとネタを書き溜め(ているのだろう、きっと)、自分のスタイルでの漫談に徹している。このお笑いブーム終焉後も、彼はきっと変わらずやっていくんだろうな、と思う。

2005.03.20

福岡智彦

Posted By 福 | 投稿日: 2005年3月20日 13時23分 | 更新日: 2005年3月20日 13時23分

夕陽トロピカル/村上ユカ

昭和歌謡をこよなく愛するボクにはたまらないメロディーラインですわ。しかも彼女の声と歌唱はこういう曲にバッチリ合いますねー。

でも古臭い感じはまったくないですよ。アレンジはめちゃかっこいいし。

詞もいいなぁ。たぶん下町、焼き魚の匂いなんかが漂う初夏の蒸し暑い夕刻なんだけど、気分はトロピカルという内容なんですが、その内容そのものと言うより、サウンドの調子がいいんで言葉が埋もれ気味な中、ひゅっひゅっと耳に飛び込んでくる言葉の断片の響きがいいんです。

このところ毎日聴いてます。はまってます。

聴くと元気が出ます。自分でDLしてないから投票できないんですけど、間違いなく★★★「歴史的名曲!」です。

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Posted By 福 | 投稿日: 2005年3月16日 11時54分 | 更新日: 2005年5月17日 22時53分

願い/村上ユカ

このアルバムは全般的にアレンジがすごく好きなんだけど、特にこの曲は発想が大胆というか、叙情的なメロディー+ちょっとナヨッとした歌唱にはダイナミックすぎるくらいのアレンジだと思うんだけど、かと言って行き過ぎてはいず、そのバランスの妙がボクの琴線を激しく揺さぶります。

アレンジャーはSCUDELIA ELECTROの吉澤瑛師。

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Posted By 福 | 投稿日: 2005年3月16日 11時50分 | 更新日: 2005年3月16日 11時50分

カレハコトバ/村上ユカ

ボクが長いこと担当していた遊佐未森に、いい意味で、声がほんとそっくり。最初の「すべては〜」ってところで思わずニヤッてしてしまう。

基本打ち込みなんだけど、なぜか手触り感、手作り感があるのは、やっぱりこの人のほっとする歌のオーラのせいでしょうか。

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Posted By 福 | 投稿日: 2005年3月16日 11時44分 | 更新日: 2005年6月7日 20時23分

I scream/BUGY CRAXONE

ツインギターによる疾走感ある8ビートがこのバンドの持ち味だね。

SUZUKI YUKIKO: Vocal, Guitar right

OIKAWA TSUKASA: Guitar left

と、左右決まってるってのがロックっぽいと言うか、潔くて好きです。

I scream/BUGY CRAXONE towerrecordsで購入
Posted By 福 | 投稿日: 2005年3月15日 11時47分 | 更新日: 2005年3月15日 11時48分

11月/BUGY CRAXONE

ピュアでまっすぐな唄が好きです。

メロディの美しさとギターの音のハードさの「鬩ぎ合い」もせつない。

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Posted By 福 | 投稿日: 2005年3月15日 11時41分 | 更新日: 2005年3月15日 11時41分

フラニーとゾーイ/BUGY CRAXONE

ジャズ風の始まりがこのアルバムの他の曲と趣を変えるが、かっこいい。サリンジャーの「フラニーとゾーイ」を下敷きにした詞の世界。前半の「フラニー」から「ゾーイ」の後半に入ると景色はガラッと変わり、このバンド本来の疾走感のある8ビートに。

フラニーとゾーイ/BUGY CRAXONE towerrecordsで購入
Posted By 福 | 投稿日: 2005年3月15日 0時47分 | 更新日: 2005年3月15日 0時47分

四方山話その九十一【箸とナイフ&フォーク】

漁師でも農民でも商家でもないサラリーマン家庭に生まれ育ったボクには、親から叩き込まれたワザみたいなものがない。そしてサラリーマン家庭が多い日本では、全体的にそうしたものは今やごく少ないに違いない。

そんな日本でも、今でもほぼすべての家庭で、ちゃんと親から子へ伝えられているワザがある。それは箸の使い方だ。箸を使うのは日本人だけではないが、2本の棒だけで豆を掴み、魚の身をほぐし、麺を切る。これは立派な伝統芸である。

魚がメインだったか肉がメインだったかで、自然使う道具も違ってきたのだろうが、西洋世界の、切って突き刺す、というナイフ&フォークの野蛮さに比べ、箸文化のなんと繊細で優雅なことよ。

と長いこと思っていたが、数年前にスコットランドでレコーディングの仕事をしたとき、食事は賄いさんの作ってくれるシンプルな家庭料理をみんなで食べるのだが、ごく平均的な当地の若者であろうアシスタント・エンジニア君のナイフ&フォークの使い方が実に鮮やかで、見ていて気持ちよかった。ライスを食べるときに、フォークの背にライスを乗せて食べるのが正式だなんて学んだが、なんかうまくいかなくて結局はフォークの腹ですくって食べることが多いけど、そういうのを実にさっさか彼はできるのだ。ああ、ほんとはこういうふうに使うんだ、と判ってもできないんだけど。あたりまえかも知れないけど、道具は使い方でいくらでも優雅に見えるんだねぇ。

むしろ、日本で、肉食や西洋風食事が増えるにしたがい、ナイフ&フォークを使いこなせないまま、箸文化がおろそかになっていくのが嘆かわしい。

以前問題になった給食の先割れスプーンは言語道断として、よく野菜サラダ用にフォークだけ出されることがある。あれはなぜ?フォーク単体では突き刺すことしか(まあスパゲティの「巻きつける」という使い方は例外として)できないんだから、トマトはいいとしても、葉っぱ類をどうやって食べろというのだ。レタスほど突き刺して食べることに向いていないものはないと思う。ナイフ&フォークの使い方を理解しないで西洋気取りをしているだけとしか思えない。

一方、これはマナーの問題だが、箸は片手で使えるので、持たないほうの手をぶらっとテーブルの下に垂らしたまま右手だけで食べてる人が若い子を中心に多い。あれはみっともない。最近はスーツ姿のいい歳をしたおっさんにもよく見かける。話は違うけど、おばちゃんパワーがどうのとか言うけど、マナーの悪いおっさんの増加はもはや社会問題だね。

日本の食事は本来片手に箸を、もう一方の手に食器を持つものだ。それが食事が洋式に、つまり大きめの皿などで供されることが増えたために、持ち上げるのも変だから片手があまる。そのやり場がないワケだ。これはテーブルの上に置くか食器に添えるべきである。

うちの息子たちもダメだ。だからしょっちゅう「左手!」と言って叱ってる。左手を垂らさないで、テーブルの上に出しなさい、という意味である。でもそのときだけ。ちっとも直らない。

親から子に、それだけのことも伝えられないなんて、自分が情けない。

2005.03.13

福岡智彦

Posted By 福 | 投稿日: 2005年3月13日 22時27分 | 更新日: 2005年3月13日 22時27分

着うたフル

auの着うたフル、火曜の夜にはじめてちゃんと聴いた。居酒屋で友人の携帯で。「まだ音悪いからダメだよー」という知人がいたので、それに48kbpsでいろいろ改良して、なんて聞いてたから先入観があったからかもしれないけど、いやー、なかなかやるじゃん!って音だったなぁ。

大好きなYESの「ロンリーハート」を聴いたからかもしれない。イントロのギター・リフとか勢いある音してるんだよねー。中高域を強調してあるのかな。若向きの音だな。

それと邦楽は歌詞が出るんだね。JPEGで。

高いにもかかわらず売れてるらしいけど、解る気がする。ウォークマン以来音楽を持ち出すことはあたりまえになったけど、携帯だとまたちょっと違う感じ、進化した感じがするところが不思議。なんせ、居酒屋でYESってのがいいやね。

Posted By 福 | 投稿日: 2005年3月12日 10時59分 | 更新日: 2005年3月12日 10時59分