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recommuni四方山話レコードデビュー前の幻のスタジオ・セッションを録音したテープが発見されたという、これはその12曲を集めたCDからのおすすめ。
曲は彼らの代表曲のひとつ「おそうじオバチャン」。デビュー前だから1975年11月以前となるそうだが、音はよい。
レコードに収録されなかったということはアウトテイクなんだろうか?でも勢いはあるし、何の問題もないすばらしいテイクだと思うけど。
無料ダウンロード・キャンペーンが始まった。レーベルのみなさんのご好意で、期待の新人とかいろいろ押しモノを提供していただいた。バラエティ豊かなラインナップになっていると思う。この機会にたくさん聴いていただき、がんばってるアーティストたちを知ってほしいと思う。
無料ダウンロードになるとさすがにダウンロード数の桁が違う。あたりまえかもしれないが、やっぱり100〜200円でも、有料となるととたんに手が伸びない。
今クレジットカードしか使えないので、その番号を登録することに抵抗がある、という人もいるだろう。危険度という点では、暗号化されるネット上より、伝票の控えを取られるリアル店舗のほうがよっぽど高いのにな、と思うけど。
よくあるのは試聴をさせてほしいという意見だ。中には「試聴がないなんてありえない!」なんていうクレームに近いものもある。確かにありえないと思われるほど、今や音楽配信サイトでは30〜45秒の試聴があるのがあたりまえのようになっている。だけどrecommuniではあえて試聴は提供していない。
友人つながりの人の個人的な「レコメンド」に重点を置くサービスであり、試聴があるとレコメンドの意味が半減してしまうだろうとか、試聴といえども聴くことに対価は支払うべきだろうとか、1,000円もするようなものなら「お試し」があるほうが親切だが、100円のものにはなくてよいだろうとか、社内でさんざん議論を重ねてきた。ボクなんか最初は「試聴はつけて当然」派だったんだけれど……。
いろんな「あたりまえ」をほんとにそれでよいのか?と考えてみる。recommuniは音楽でそういう場になりたい。音楽マーケットはあまりにもいい加減に巨大化し、またある時点から縮小してきた。これからは、レコード会社はもちろんだけど、アーティストもリスナーも「音楽マーケットのありかた」というものをもっと真剣に考えていくべきだと思う。
単に今より多く売りたいだけなら、recommuniは試聴を提供すればいいと思う。しかし試聴の功罪というものをようく考えて出した目下の結論が「試聴なし」なんである。
「試聴があるべきだ」と言う人は「どんな曲か判らないのに買う気がしない」という理由を挙げる。試聴をして何が判るんだろうか?「だいたいこんな感じの曲」ということか。それで好き(な感じ)だったらダウンロードする。でなければそれでサヨナラ。しかし、あなたはわずか30秒でそれを好きかどうか的確に判断できるのか?またあなたの好みは永久不変のものなのか?そもそもあなたは自身の好みを完璧に知っているのか?
「たかが音楽なんだから、今好きだなと思うものを選んで聴ければそれでいいじゃない」と言われるかもしれない。音楽って多くの人にはその程度のものなのかなぁ、とも思う。
ボクは音楽好きの部類だと思うし、ボクの思うことが他の人には当てはまらないかもしれない。だけどボクの音楽に対する好みはどんどん変わっていった。変わっていったと言うより増えていった。最初とっつきが悪くてよく判らなかったものも、聴いてるうちに好きになることがよくあった。
やはり友人に聴かされてとか、ジャケ買いしてしまったので元を取る?ために何回も聴いているうちにとか。いちばん印象に残っているのが、“カクタス”というグループ。元“ヴァニラ・ファッジ”、その後“BBA”としてジェフ・ベックとグループを組むベースのティム・ボガートとドラムのカーマイン・アピスが在籍したハードロック・バンドだ。大学のときやっていたバンドでコピーをすることになったので初めて聴いたのだが、初めのうちは全然いいと思わなくて、ただノルマを果たすように、でもドラムがむずかしいことをやってるんで、ほんと何回も何回も聴いた。それがあるとき急に解ったのだ、そのバンドのよさが。自分でも不思議だったが、脳の中で新しい回路がピンとつながった感じ。それからはもう今に至るまでマイ・フェイバリット・バンドのひとつだ。
もし30秒の試聴で“カクタス”の曲をチェックしていたら、間違いなくそれでサヨナラだったろう。何回聴いて感動したかわからないその至福の時に、ボクは出会えないままだったろう。
30秒で好きになる曲もあるだろうが、それじゃ判らない曲もある。より参考になるのは誰かがすごくそれを好きだという事実だ。もちろん音楽の好みは人により違うだろうが、それをすごく好きな人がいる以上そこには何かあるはずだ。それを知るだけでもおもしろい。だからレコメンドに意味がある。企業やマスコミの売らんがための文章ではなく個人の正直な気持ちが参考になる。判らない曲は聴かない、では人生あまりに味気ないではないか。
人が正直にレコメンドした曲が、100円程度でそこに並んでいるんだよ。店でちらっと試聴してアルバムを買うより、20アーティスト分1曲ずつ買ってみるほうが、いろんな音楽と出会えて全然いいように思うが。で、何回か聴いてみる。よく判らないものもとりあえず何度も聴いてみる。その中で好きになったものはCDを買ったり他の曲もダウンロードすればよい。
音楽は何度も聴いてみなければほんとのよさは解らない。
ほんとによい音楽は何度聴いても新しい喜びを与えてくれる。
2005.04.03
福岡智彦
昨日、仲間を呼んで、近所の馬事公苑で花見会をやった。開花宣言は出たけれど、そこはふくらんだ蕾状態でほとんど咲いてなかった。空も曇ってて。
このところ毎年4月の第1土曜にそこでやってるんだけど、去年はもう散ってしまうんじゃないかというような状態だった。今年は春が遅いのか?
Killing Timeの作品が5作、復刻され。3月24日に発売されたが、各500枚出荷していたところ、即完売したそうだ。
その勢いはオリジナル発売時をはるかに凌ぐかもしれない。どういうこと!?
発売はABSORD MUSIC JAPANより。
アルバムごとにいろんな世界を見せてくれるススムヨコタ氏ですが、このアルバム『SYMBOL』ではテクノとクラシックの融合。と一言で言っちゃうとどうにも陳腐になってしまいますが……美しいです。
底辺に流れるテクノのリズムと、ふわふわと移り変わっていくクラシカルテイストの「うわモノ」がなんとも言えず溶け合って。さすがのセンスですねぇ。
会社の近所に、道に面して水槽をいくつか並べている民家がある。そのひとつに鯉がいる。それが水槽の半分以上もあるような大きな鯉だ。身体の向きを変えるのも一苦労しそうで、なんて可哀想な、ととても気になる。ストレスたまるだろうなー。広い池や川で思う存分泳ぎ回りたいだろうなー。
でもどうなんだろう。人間ならカプセルホテルに閉じ込められているようなもので、間違いなく気が変になるだろうが、それはたぶん人間には欲があり、想像力があるからだ。「ファインディング・ニモ」なんか見たせいか(「シャーク・テイル」はまだ見てないけど)、どうも擬人化して考えてしまう。
ウチにもまったく平凡なフナ(?)が1匹だけいる。知り合いが多摩川で釣った魚を5匹、子供たちのためにくれたのだが、次々と死んで、なぜか1匹だけ長生きしている。10cmくらいの小さなヤツなので、水槽はまあ充分に広いとは思うが、それでも多摩川は恋しくないかとか、この小さな水槽の中の一生ってどうなんだろう、なんてことをよく考える。だったら多摩川へ返してやればいいようなもんだけど、わざわざ行くのも億劫でそのままになっている。
「ニモ」に、記憶力が弱くて何でもすぐ忘れちゃう熱帯魚がパパの相棒として活躍するけど、まあ魚の脳ミソなんてあの程度のものだろう。……生物学的な裏づけまったくなしだから、間違っていたらごめんなさい。
自分にとっては異様に狭い空間に閉じ込められているんだけど、そのことをまあこんなもんなんだろうな世の中は、てなもんで特に不服もなく、餌はくれるだろうから、とりあえずそれを食ってどよーんと生きているのかもしれない。
毎日同じ景色、同じ暮らしでも、記憶がないんで毎日新鮮、目が覚めるたびにあれ?ここはどこだろー?とワクワクしてたりして。それとも毎日、狭いことを忘れてガラスの壁に頭をぶつけ、いつも痛い思いをしているか。
記憶力がない状態、とても想像しきれないけど、ハッピーで平和だろうな。「おめでたい」ってことだけどね。悩みはないけど大きな喜びもない。
人間が、知識に知識を重ね科学や文明を発展させることができるのはもちろん記憶の力だし、今ある状態に飽きて、別のより大きな喜びを求めるのも記憶があるから。一方、恨みや憎しみも記憶によって肥大していき、ついには戦争となる。
人間のすばらしさも愚かさも、記憶力がその源と考えると興味深い。
ボクはというと、だんだん記憶力が減退してきて、平和な人間になりつつある。
2005.03.27
福岡智彦
久しぶりに夫婦で映画を見に行った。「Ray」。そしたら「夫婦のどちらかが50歳以上の場合は、お二人で2000円となります」とのこと。「夫婦50割引」というサービスだという。
妻はラッキーって感じで喜んでいたが、いわゆる高齢者割引の対象になったのは初めてなので、ボクとしてはなんか老後に突入したような変な気分であった。
「Ray」はとてもよかったです。考えてみたら黒人で盲目なんて、あの時代のアメリカじゃあものすごいハンディキャップなわけで、それを乗り越えたというだけでもとてつもないことだ。アカデミー賞をとっただけあって、ほんとにRay Charlesそのものというような演技もすごい。感動でしびれました。
写真は関係ないけど、映画館のそばの取り壊される予定という「三信ビル」の雄姿。
アメリカに行っていた松浦君に、「iTunes Music Store Card」すなわちiTuneでダウンロードするのに使えるプリペイドカードを買ってきてもらった。
iTunesはアメリカの(ヨーロッパのものはヨーロッパの)住所を持ったクレジットカードがないとダウンロード購入ができないけど、このプリペイドがあればできる、と思ってたんだけど、
どうすればよいんだろう??
ダウンロードしようとすると、会員登録をうながされ、そうなるとアメリカ在住のカードの登録を要求される。
プリペイドカードもやっぱり会員登録しないと使えないの?
誰かおせーて。
余談だけどPAY-PALも使えるようになってた…。