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モヘンジョだろ!!火曜日が終わったタイミングで書くのもなんだが、日曜日は一日中10回目のデジスタアウォードの収録だった。キュレーターの仲間うちではいつのまにか「法事w」と位置づけられ(中島信也さんが言い出したっぽい)、長い拘束時間で疲れはするものの、他のキュレーターやスタッフの皆さんに会える年に一度のイベントで例年楽しみにしている。僕は今回のアウォードはゲスト扱いを加えると8回目の参加で、最初の頃に比べると、Nomineeの方々の映像作品はインターネット環境の影響をモロに受けているし、インタラクション部門もコンピュータパワーの増加とそれがネットに繋がることを当然に使っているものが多く、感慨深い。
そんな中で自分は「接続された」状態を早くから享受し、それを前提としたモノ作りができる環境に居たにも関わらず、DBとWebでウェブサービスを作る以外のことがあまり出来ていない。特に最近はiPhoneに代表されるモバイルデバイスでアプリケーション開発をすることが経済的メリットはともかく、作品としての開発を取り戻すチャンスなのに、事実上それをやる時間がない。デジスタに出品される作品、特にセレクションになるモノを見て、その背景や思想、努力を知るにつれ、その作品を鏡にして自分を省みて、うらやましかったり焦ったりする。
収録の内容は、放映を見てもらえばどんなだったかは大体分かるし事前にネタバレしてもしょうがないので割愛するけど、今回のアウォードはデジスタという番組にとって大きな変わり目になる。地デジへの変更や金融危機、日本の不況、ネットの普及、TwitterやUSTなど新しいアプリの台頭によるコミュニケーションインフラの変化などが一気に押し寄せて来て、本当に僕たちはスイッチが切り替わる瞬間を見る事ができるんだな、なんてことを、キュレーターという立場で作品を講評する機会があるおかげでシーン全体を俯瞰する努力をしながら感じることが出来る。これは普段の自分には無い視点だからとても貴重だ。
「インターネット」が誕生して15年強、ようやく条件と部品が揃ったのかもしれない。とんでもないものが産まれるかもしれない。これからデジスタがどんなふうになるかほんとに知らないけど、そういう、僕の知らないモノスゴイ現場を教えてくれるような場であってほしい。
...とちょっと感傷的な感じで書いてみました。
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