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recommuni四方山話音圧が高くて広がりもある。mp3にするとどうしてもダイナミックレンジが下がる傾向があるのに、それを感じさせない音のよさですね。気持ちいい。
エンコードに何か工夫されてるんでしょうか?
久しぶりに散歩をした。快晴で、桜が満開、まさに咲きこぼれるという表現がぴったりの真っ盛りだ。先週、友人を集めて花見会をやったときはまったく咲いていなかったのに。景色が一変するようなこの勢い。やっぱりこれぞ日本の春だね。
デジカメで撮ろうと立ち止まったら、行きかう人が皆うれしそうに上を見上げているのに気づく。顔が笑っているのだ。ふと思ったのは、この幸せそうな笑顔は、きれいな桜を眺めているからだけではなく、仰ぎ見るその顔の角度がそうさせるのかも、ということだ。
能面は同じ表情なのに、少し上を向かせることで笑っているように見え、逆にうつむかせると暗く悲しげになる。悲喜を顔の角度で表現するではないか。能面も人の顔に似せているのだから、同じことが人間の表情にも言えるのは当然だろう。
だったら逆に角度から気持ちもコントロールできるかもしれない。つらいときも、上を見上げていれば少しは楽になるかもしれない。「上を向いて歩こう」という歌の詞はやはり人生の真理をついているのではないか。
なんて考えていたら、何かにつまずいて転びそうになった。上ばかり見ているのも危ない。早くも思い直して下を見るとタンポポの花。タンポポは「蒲公英」と書くらしい。読めんよね、普通。それは置いといて、タンポポも今が盛り、黄色い花を思い切り咲かせている。桜に較べると断然地味だけど、地面の茶色、葉っぱの緑と、蒲公英の花の黄色の取り合わせは素朴に美しい。
桜は見事。気持ちも晴れやかになる。だけど桜に気をとられていると蒲公英の素朴な美を見過ごしてしまう。上も見て、下も見て、喜びも悲しみもじっくり味わいたい。巷にあふれるヒット曲もいいけど、知らなかったアーティストの曲にもたまには耳を傾けてみよう。
2005.04.10
福岡智彦