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recommuni四方山話アイリッシュや中近東の音楽が大好きなSARIGAの、ロー・ホイッスルが奏でる哀愁あふれるメロディー。
日本人であるそのさらに奥のアジア人魂を眠りから引きずり出し、ゆさぶるような、スケールの大きな曲です。
去年から参加している、大学時代の友人とのバンド“Old Heart Of Mine”の他に、新たに女性ボーカルのバンドを結成した。“今、幸せの長い夜が来た”というちょっと妙なバンド名。その初めてのリハーサルを土曜にやった。早くもライブだけは決まっていて、5月30日に渋谷のWasted Timeというライブハウスに出る。だいじょぶかいな?
前日の夜、「世界のビールを飲む会」、略して「世ビ会」でしこたま飲んで、10:30まで寝てしまい、それから課題曲を聴いて、午後からリハに臨むといういい加減さだったが、なんの、他の人たちも似たような状況だった。
「歳とると曲を憶える能力も低下するなー」ってメンバーの一人が言ってたけど、あまりにも憶えてなかったので、帰ってから原曲を聴きなおす。
おもしろいね。一度ともかく自分たちで演奏してみると聴き方が違う。自分の担当のドラムはもちろん細かく聴くけど、他の楽器も自然に、バンドで出ていた音と較べている。たぶん普通に聴いてたら気づかないようなところにも耳がいっている。そしてその曲には何と言うか特別な愛着が湧いてくる。
“Old Heart Of Mine”の方は、こないだリハを録音したので、聴いてみる。Allman Brothers Bandの「Black Hearted Woman」。うーん。ダメだー。間違ってるわけじゃないし、リズムもキープされてるんだけど、ノリがない。軽すぎる。
原曲を聴く。原曲に較べてボクらはちょっとテンポが早いが、でもそれほどじゃない。テンポの問題ではなく、やっぱりノリだ。このグルーブ感が出せない。でもこれはむずかしい。どうしたらよいのかなー。
Allmanは70年代からずっと聴いてる。この曲ももう何百回となく聴いてると思うが、こうしてまだ新たな興味を感じている。それだけすばらしい曲と演奏なんだが、やはり自分で演奏しているがゆえの感覚が加わっている。
楽器をやると、音楽の聴き方に幅を与えてくれると思う。自分の演奏と何がどう違うんだろう、という探究心はいろんなことを発見させてくれる。たくさんの音楽を聴くこともいいけど、ひとつの曲を深ーく聴くことも、実におもしろい。また楽器を再開して、長く忘れていたそのことを思い出した。
2005.05.22
福岡智彦